まずはSUNSET AND THE MOCKINGBIRDにふれておこう。 このアルバムは、フラナガンの最晩年にあたる1997年3月6日にかの有名なビレッジ・ヴァンガードでおこなわれたライブ盤。 ご周知のとおりフラナガンの67歳を祝うバースデイ・コンサートとして開催されたものだ。CDジャケットにもTHE BIRTHDAY CONCRETと記されていますよね。
When Tommy Flanagan walked downstairs to the Village Vanguard on the night of his 67th birthday, he probably hand no more in mind than the demandring pleasures of making music at the extraordinary level his trio with Peter Washington and Lewis Nash has claimed for its own in the seven years of its existence.(略) とあります、何となく分かりますよね(よかったらNaimaさん訳して)。
さて、このライブCDのタイトルにもなっているように、SUNSET AND THE MOCKINGBIRDが素晴らしい。出だしのフラナガンのピアノがとにかく美しく、バラード演奏の極致だ。続いて演奏されるThe Blanced Scales〜The Cupbearers最初はスローにフラナガンのピアノ・ソロ、徐々にカップ・ベアラーズ(※)に変わって行く辺はエクリプソを聴いた方なら『あれ?どっかで聴いたぞ?』と思うはず。後半は最高に乗りに乗ったこのライブのハイライト。ラストは奥さんに捧げられたピアノ・ソロ『Good Night My Love』でライブが終演を迎える。最後は聴衆の『Happy birth day to you 』の合唱付きです。(心和みます) ※この曲はエンヤ盤(1977年)のECLYPSOの再演で、お得意のフレーズがふんだんに味わえます。
また、素晴らしいアルバム2点の紹介ですね。
大大大好きな2枚です。
Cup Bearers、かっこいい曲だと思います。Confirmationにも入っていますよね。Eclypsoと同じ、Elvin、Mrazで。手首のスナップのきいたピアノ演奏、ドライブ感のあるぐいぐい押しまくるフレーズ、最高にスイングしてます。
Sunset and the Mockingbird、晩年とはいえ、演奏は絶好調に感じます。