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気になる mixi ニュース 保存版コミュの2018年08月05日今日開幕。夏の甲子園で名スカウトが気になる逸材スラッガー

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いよいよ今日5日、阪神甲子園球場で記念すべき第100回全国高校野球選手権が開幕する。炎天下の下、代表56校が頂点を目指すが、プロが注目しているドラフト候補も聖地のグラウンドに立つ。元ヤクルトの名スカウト、片岡宏雄さんに注目の逸材をピックアップしてもらった。今大会は投手よりも投手も可能な万能のスラッガーに好選手が目立つという。

 暑い夏の戦いは、ネット裏に陣取る12球団のスカウトにとっても暑い戦いになる。
「スカウトにとって高校生は、ここが最後の成長チェックの場になるからね」
 ヤクルト時代、スカウトとして30年以上に渡って数多くの選手を発掘してきた片岡氏は、スカウトにとって夏の甲子園がいかに重要かを説明し、こう続けた。

「今大会は、どちらかと言うと投手より野手。大阪桐蔭の根尾のように投手もできる、打つ方も凄い、といった二刀流、万能型の選手が目立つね。メジャーで二刀流をやっている大谷翔平が出現したことや、練習、生活、トレーニング環境の充実など影響しているのだろう」

 片岡氏がピックアップした9人の中で二刀流選手は、大阪桐蔭の根尾昴、中央学院の大谷拓海、木更津総合の野尻幸輝、横浜の万波中正と4人もいる。

「チームにプロが注目するようなエースがいればピッチャーはやっていないだろう。今大会がスカウト目線では投低打高になるのは、そういうこと。彼らに対して、プロは野手としての評価で見ていると思う。中央学院の大谷は怪我に苦しみ苦労して復活してきた。馬力があってバットが振れる。こういう精神的に強くなった選手はプロ向きだ。根尾は、投手ではプロに入ってからの伸び幅は、そう期待できない。やはりプロではショートだろう。すでに打つ形ができているし肩が強い。ソフトバンクの今宮健太よりも打のスケールの大きいショートになれるかもしれない」

 根尾は北大阪大会で打者として打率.522、12打点の成績を残し、投手としても、準決勝、決勝に先発、決勝の金光大阪戦では完投している。

「スカウトが見るのは野手ではセンス。これは三つ子の魂は百までという世界だから。藤原、根尾、小園の3人は、野手ビッグ3と呼んでいいだろう。いずれも1位候補だが、その中でも特Aをつけたいのは大阪桐蔭の藤原。1位指名で重複する選手だ」

 片岡氏が「野手ビッグ3」と表現したのは、大阪桐蔭の藤原恭大・外野手、前出した投手、遊撃、外野の三刀流OKの根尾、報徳学園の小園海斗・遊撃手の3人だ。その中でも藤原の存在が頭ひとつ飛び出ているという。
「藤原のボールの呼び込み方にはセンスと間があり、スイングは力強い。それだけでなく肩があり足もある。しっかりと3拍子が揃っている。プレーヤーとしてのバランスを考えると松井秀喜の高校時代よりも上。ソフトバンクの柳田悠岐に比べてパワーは少し見劣りするが、そのレベルにある」
 
 藤原は、北大阪大会で打率.636、2本、15打点のチームトップ成績で春夏連覇に挑むチームを甲子園へ牽引した。

「小園は打撃センス抜群。足も速いし、西武の源田壮亮、中日の京田陽太ら最近のプロ野球に出てきたスピードを兼ね備えた好ショートの流れに乗れる選手だ」
 小園も東兵庫大会で打率.333、1本塁打、3打点の成績で4本打った二塁打が光る。快足と次の塁を狙う“野球脳”の値数が高い。

 三塁手にも片岡氏が注目の大型スラッガーが4人もいる。
 智弁和歌山の林晃汰、二刀流の花咲徳栄の野村佑希、木更津総合の野尻の2人に、折尾愛真の松井義弥の4人だ。片岡氏は「中でも林の長打力はズバ抜けている」と評価した。

 センバツ準Vの智弁和歌山の3番打者で準々決勝の創成館戦では一発を放ち通算49本。県大会では一発こそなかったが、打率.412と存在感を示した。

「野村の三塁守備はまだ危なっかしいが、バッティングはコンパクトで右に打てるのが特徴。野尻は、打てるポイントが広く対応力を感じる」

 野尻は東千葉大会の準決勝・東海大市原望洋戦でサイクル安打を記録している。

「面白いのは、初出場の折尾愛真の松井。荒削りだが超大型。身長が191センチとでかい割にバットの出が非常に柔らかい。ドラフトでは素材重視の順位になるだろうが、私がスカウトなら抑えておきたい選手」

 松井は、名前が一緒であることも手伝って「福岡のゴジラ」との異名をとるスラッガー。県大会では1本塁打に終わっているが、マウンドに立てば140キロ、足も50メートル6秒2と速く、そのポテンシャルにプロのスカウトは熱い視線を送っている。

「もう一人私が注目するのは横浜の万波。一時、ベンチ入りが危ぶまれ背番号も13をつけているが、南神奈川の決勝の鎌倉学園戦でハマスタのレフト中段まで運んだ本塁打には驚かされた。楽天のオコエより一回り大きいスケール感がある。たた名門の横浜が彼に一桁の背番号を与えないのは練習態度などによほどの問題があるのかもしれない。プロスカウトは、そういう理由を執拗に調査するが、甲子園は評価を一変させる大きなチャンスだ」
 片岡氏は、南神奈川大会の一次登録ではメンバーから外れていた横浜の万波中正が甲子園でどんな活躍をするかにも注目している。

「野手ビッグ3」を軸にした野手にプロスカウトが目を向ける大会だが、当然、投手にもドラフト候補がいる。映像をチェックしながら有力ドラフト候補に次から次へと“ダメ出し”を出していった片岡氏が、投手で唯一名前を挙げたのが金石農業の右腕、吉田輝星だ。県大会では、5試合を一人で投げきった。防御率は1.05で43イニングを投げて57奪三振で、最速は150キロをマークしている。フォーム全体が沈みこむように安定していてリリースポイントが前でボールが低めに集まる。

「球筋がピッチャーらしく、コントロールが安定している。ボールの球質がいい。フォームの安定と腕の振りが、そういうピッチングにつながっているのだろう。今大会の中の3年生投手では吉田がナンバーワン」

 記念すべき100回大会でプロ野球スカウトの評価を勝ち取るプレーヤーは誰になるのだろうか? 優勝の行方と夏の甲子園で注目しておきたいポイントである。
 
 

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