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心を育てる言葉コミュの文句を言わず、争わず、嫌がる境遇も受け容れる。「上善は水の如し」

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文句を言わず、争わず、嫌がる境遇も受け容れる。「上善は水の如し」

 本能寺の変の知らせを聞き、豊臣秀吉に、「君の御運開かせ給う始めぞ、能(よ)くさせ給え」と進言したのが、秀吉の部下になった黒田官兵衛孝高だった。この言葉を受けて秀吉は、中国大返しの後、山崎の合戦で明智光秀を破って、天下取りに一歩近づいた。

 しかし秀吉は、黒田官兵衛の能力の高さ、見識、さらに野望に警戒心を持っていた。それを感じてか、黒田官兵衛は、剃髪して僧侶をよそおい、法号を「如水」と名乗ったそうだ。このことが、二宮隆雄著「戦いの哲学 勝利の条件」の黒田官兵衛の解説にあった。

(本文より)
 この「如水」という言葉のルーツは下記の通りである。
 ――上善は水の如し。水は善く万物を利して、争わず。衆人の悪(にく)む所に処る。故に道に幾(ちか)し。
 これは中国古典『老子』の一節である。
 意訳すれば――最上の善とは何か。それは譬えてみれば、水のようなものである。水はいい具合に万物を潤し、育みながら、何物とも争わない。みんなが嫌がるような低い所にも、文句を言わずにいる。(中略)
 (以上、「戦いの哲学 勝利の条件」)

 私もとても大事にしている教えの一つですが、この黒田官兵衛の生き方には、賛同することがたくさんあります。私のような40才を越えてから、論語などの中国古典や、教訓書を読み始めた者は、戦国期に活躍した若武者からすると、相当の老齢になります。

 日々の暮らしの中で、気づいたことを書き続けて来た「ブログ」を読まれると、偉そうに見えますが、今日も論語教室に参加して、浅学を改めて実感し、まだまだ学問が足りないのを痛感しています。

 水のように、低きに流れ、自分が周りにできることは与え、その見返りを求めいない謙虚さも含め、黒田官兵衛の生き方は、非常に参考になるものと思います。二宮隆雄著「戦いの哲学 勝利の条件」を読み、今日の宇土親子論語教室の学びから、ふと「上善水の如し」を思い出し書きました。

 私もこれから「如水」の名前でも使い、自分を律して行かないといけないと考えています。 

*参考資料:二宮隆雄著「戦いの哲学 勝利の条件」

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