歌舞伎・文楽（for LGBT）コミュの情報　関西発YOMIURI ONLINE 『師あり弟あり』

脈々と受け継がれてきた伝統的な技術や、時代の最先端を行くビジネス、さらに文化、学術、スポーツなど、あらゆる分野で活躍する「師弟」たちの姿に迫ります。といった内容でONLINEされている情報紙から『上方歌舞伎』が特集されてます。

上方歌舞伎が廃れてから少しずつ復興の兆しが今日まで、上方歌舞伎役者は辛い時期を過ごしたはず。大阪歌舞伎座、中座は閉鎖され、関西での歌舞伎興行は一時期南座顔見世興行しかない時期があった。勿論上方歌舞伎役者の出演回数は激減し、芸の継承もままならない状態であった。

十三代片岡仁左衛門丈らが私財を投げうって興行した『仁左衛門歌舞伎』は、上方歌舞伎役者の心意気、そして意地を知ることができる話として語り継がれている。現仁左衛門丈を中心とした片岡三兄弟の復興活動に加え、昨年は231年ぶりの大名跡『坂田藤十郎』が復活したことも大きな後押しとなって少しずつではあるが関西での歌舞伎公演回数や動員数も増えてきている。

問題は上方歌舞伎の伝承者が極端に少なかったことにもある。しかし、上方歌舞伎塾と称する養成学校ができたことがこの問題を解決しつつある。関東と異なりまだ三期生までしか卒業しておらず、四期生の募集は現在休止中と少し不安材料はあるものの着実に上方歌舞伎若手役者が育ってきている。

本当に心強いことである。今回のONLINEには仁左衛門丈や秀太郎丈が千壽郎丈に直接指導する風景も掲載。

いずれは毎月関西で歌舞伎が観れるようになって欲しいと切に願うかぶちんです。

そうそう、もうすぐ若伎会（今週末）です。皆さんお誘い合わせの上お出かけ下さい。そして応援してあげて下さい。

写真は左：指導風景、右：上方歌舞伎会から

http://osaka.yomiuri.co.jp/shitei/te60912a.htm