とにかく怖い話。コミュの【実話】古病院

もう数年前の話
仕事中、突然の病に倒れ
救急車で一番近くにあった市内の古病院に運ばれました

６時間もの大手術の後
病院のICU（集中治療室）で深夜の出来事です

とつぜん部屋のドアが開き看護師さんが入ってきたのかな？
と、思いきやよく見ると青白い顔をした見知らぬおじいさんが
いきなり自分の足をつかみ自分の方をジッと睨んでました
慌ててナースコールのボタンを押そうにも体が動かない

幸い、自分の祖母が熱心な仏教徒で仏壇の前で唱えていた
「南無妙法蓮華経」を覚えている限り心の中で唱えていると
少し体が軽くなったので力を振り絞ってナースコールのボタンを押しました

しばらくすると看護師さんが駆けつけてきて
看「どうされましたか？」
俺「いや、そこにおじいさんが・・・、消えてる？」
看「誰もいないですよ、ICUなので部外者は簡単に入ってこれないのですが」
看「ちなみにどんなおじいさんでした？」
俺「白髪の、痩せ細ってて・・・、心臓にペースメーカー？みたいな手術跡が・・・

その話をした時、看護師さんは何かを悟ったような顔をされてましたが
（おそらく個人情報なので話せない）らしく
手術後の熱による幻覚。ということで片付けられました

次の朝、おじいさんにつかまれた足の部分を見てみると
しっかりと手の跡が痣となって残って数日は消えませんでした

今はその古病院は離れた所に建て替えられ更地となっています
これが今まで霊感０だった自分の霊体験でした