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とにかく怖い話。コミュの拾い物【都市伝説】五右衛門屋敷

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コピペです。
私が気持ち悪いと思った話です。





富士の裾野にある遊園地に行った帰り、友人のKは彼女と二人で食事でもと、大きなみやげもの屋に入った。
中に入ると観光客でいっぱいだったので、困惑していると店員が、

「お急ぎでないのなら遊んでいってください。」

と告げた。
聞くと中には、動物園や遊園地、博物館まであるというではないか。
どうせ急ぐ理由もないので、二人はレストランを抜けて庭に出ると順路を辿り始めた。

まずはじめに『五右衛門屋敷』という博物館であったが、農家をそのまま使っているらしいそれは、薄気味悪い雰囲気が漂っていた。

入ろうかどうか躊躇していると、切符売りの老人が目の前に飛び出してきた。

「あんたたちは運がいい。いままで満員で入場制限をしていたんだ。いや運がいい、本当にいい。」

と、まくしたてられ、何がなんだかわからないうちに1500円を払ってしまっていた。
屋内は完全に普通の家なので、靴を脱いで上がる。
壁際のガラス張りのショーケースの中に展示物が入っていた。

「なにコレ?!」

彼女が素っ頓狂な声をあげた。
樹海で拾ってきた樹の根に色付けした人形が置いてあるだけなのだ。
根の先が丸くなっていると『釜盗っ人』。
『猿蟹合戦』『うたまろ』『外人に驚く日本人』などというものまであった。

「なぜ、こんな物を金を取って見せているんだろう。」

Kが入り口を見ると、吊ってある簾の隙間から覗いている老人と目が合った。
老人はしきりにあたまを下げたり、ニコニコと愛想を振りまいている。
また別に樹には、割れ目に硬貨がギッシリ詰め込まれて「奉られて」いた。

奥には沖縄の『ひめゆり記念碑』のそばで拾った石が展示してある。
石の真ん中に割れ目が入っている。
そばの解説には、「女の春を知らないで死んでいった彼女たちは無念だろうが、こっちも無念じゃ」というような事が書かれていた。

残りの展示物は性の仏像で、性器が誇張して造られているためか、その部分には昆布が巻かれていた。
そしてカレンダーの裏側に書かれた案内には
「以前は全てお見せしていましたが、当局の指導により今は実に残念」
と書かれている。

2階には、部屋を埋め尽くさんばかりの昆虫の標本が並べられており、鴨居には豚・馬・猿・蛙・なめくじなどの交尾写真のパネルが飾られ、横には昆虫の殺し方を記した標本の作り方を書いた模造紙が画鋲でとめてあった。

「もう出よう、怖い。」

「そうだな。」

詰め物の藁くずを首から噴きこぼした、崩壊しそうな馬の剥製の脇を抜けて、彼らは先を急いだ。

途中、ウサギの小屋があったが、何も食べていないのか、彼女が持ってきたスナック菓子はまたたくまに食い尽くされてしまい、取り合いの喧嘩までが始まった。
餌場の飲み水は濁り腐っていた。

また、ラスカルと書かれた鉄の檻に閉じ込められたアライグマは、自分の首に巻きついた鎖を延々と噛み続けていた。
病気の獣特有の臭気が檻を囲んでいた。

途中から上りになり、山の頂上に着くと、猿山があった。
彼女は先程の陰鬱な気分を掻き消そうとするかのように、元気よく目当ての猿目掛けて餌のサツマイモを投げ与えた。
しかし突然彼女が悲鳴をあげた。

「どうしたんだ?」

彼女が指差す先を見ると、1匹の猿が何かをひきずっている。
足であった。

その猿は人間の足を棒切れのように持って、振り回していた。

「ああ、あれはマネキンでね。あいつのお気に入りなんですよ。」

餌屋の主人は笑った。
彼らはそこを早々に立ち去ると、上のレストハウスへ向かった。
見ると使われていない幽霊屋敷がある。

「はいってみようぜ。」

嫌がる彼女を強引に連れてkは中に入った。

「なんだコリャ?」

kはこれほど粗末な幽霊屋敷を見たことがなかった。
入り口から出口までが15mほどで、しかも直線なのだ。

人を驚かすための仕掛けは死んでいて動かなかった。
しかし、死んだ幽霊屋敷というロケーションそのものに恐怖を感じた。

「もう出口だ。」

と、kにしがみついていた彼女に声をかけた瞬間、壁に設置してあった巨大な女郎グモが大きな音をたててバタバタと動いた。
彼女は驚いた拍子に壁の卒塔婆で腕を切ってしまった。

「もういやだいやだ」

泣きじゃくる彼女をなだめ、休憩室に行き、係員に手当てを頼むと、「あそこは入れないよ。」と言われた。

そんなことはない、とkが抗議すると、

「私は嘘は言ってないよ。」
ついておいでと言われた。

彼女を残してkは係員の後を追った。別の施設の事だろうと思っていると、係員はサッサと最前の場所に彼を案内した。

「ここでしょ?」

扉は板切れで十字に打ち付けられて封印されていた。
kは確かにここから入ったのだ。

いぶかるkに係員は横の窓から中を開けてみせた。
kが入った場所だった。ただし、灯りは全くついていない。

「どうしてやめたんですか?」

係員はkから目を反らすと、言葉を濁した。

「うん、それはちょっと。」




結局、食事もそこそこに帰路についたのだが、あの何もかもが陰気すぎる不可解な遊戯施設の謎は、ひとつとして解明されないままになったが、この狂気の館が今も開業しているのかどうかは定かではない。

コメント(17)

できれば場所を詳しく教えてください。
だいぶ前のトピですが…

不気味ですね。

実際になくはなさそうな未知の世界のようなお話で怖い。

何となく、「テキサス・チェーンソー」を思い出して、狂気の空間に迷い込んだんじゃ?あせあせ(飛び散る汗)って思いました冷や汗

無事、帰ってこれて良かった〜。
> 愛姻童女さん
調べてみたら、話の内容と一致しましたexclamation ×2
私静岡県なので富士近辺にはよくいくので気になっていましたが、すっきりしましたぴかぴか(新しい)
でも閉館しちゃったんですねあせあせ(飛び散る汗)
残念あせあせ(飛び散る汗)
五右衛門屋敷・・
切符売りの老人の趣味だとしたら鬱ですね(-_-;)
彼の脳内を歩かされてるよーなもんです。。
一貫して「交尾」がテーマって。秘宝館より引くもうやだ〜(悲しい顔)
気味の悪い展示物はどうでもいいけど、何故、動物たちに餌もやらないで水も取り替えてあげないのか、腹が立ちますね。
よく田舎に行くとある秘宝館みたいな所なのかな?と思いました
カップルだったので声をかけられちゃったのかな?
これ「超怖い話」っていう本に載ってた話ですよね(´∇`)
なんでそんなのに1500円も、が気になるのは私だけなのだろうか?
後、うさぎがかわいそ過ぎ(;_;)。

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