とにかく怖い話。コミュのおじさん…

はじめましての方もそうでない方も…
どうも、蘇枋です

今回は初めて見た…
そして十年以上つかれていたものを…
お話したいと思います

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僕はまだ子供でした
幼稚園に通っていた頃
その頃はまだ一軒家に住んでいました

ある日一人で留守番をしていたときです
(小さい子にさせるなと言うかもしれませんが、時間的に兄弟が帰ってくる頃だったので)

僕は居間でビデオを見てました

ガチャッ…

僕｢ん…？お姉ちゃん…帰ったの…？｣
玄関の開く音がした

よたよたと玄関に向かう

でも
誰もいない

僕｢あれ？お姉ちゃん？｣

キョロキョロ見回しても姉の存在を確認することは出来ない

空耳かと思い居間に帰ろうとした
玄関に背を向けた瞬間

ゾッ…と鳥肌がたった

今玄関に背中を向けてはいけない
幼いながらにそう感じ
すぐに玄関に目を戻した

僕｢ひっ…!?｣

さっきまでなにもなかった
誰もいなかったのに

黒い人影が揺らめいていた

僕はそれから目をはなせなかった

………

なにか言ってるのに聞き取れない

僕｢なっ……なに？｣

その黒い影は苛立つように揺れると
僕に近付いてきた

そして
がっ！！と口を大きく開けて僕に食いかかろうとするように
覆い被さってきた

恐怖に耐えられず
僕は目をつぶり大泣きしていた

その声は外に漏れていたようで
姉が走って帰ってきた

姉｢ちょっ、どうしたん！？｣
僕｢おっ…おじさんが…
黒いおじさんがぁぁああああああ！！！｣

僕は泣き続け疲れて寝てしまいました
次の日僕の見たものは忘れなさいと言われた
小さかった僕は忘れようとし、時間がたつにつれ記憶は奥底に眠った

これが初めての霊体験

小学生になり
さまざまな霊障に悩まされるようになり
その事なんて本当に忘れていた

中学の2年の頃
僕の右腕が黒くそまりだした
二の腕から肘にかけてだ…
それが進むにつれ
僕は学校にいけないほど
体が弱りだした

数珠を持てば弾けとび
寝れば悪夢にうなされ
ご飯も受け付けない

そんな僕の様子に
親はお祓いに行くことを決断した

そのまえに僕の友人の母
家族柄みの付き合いがある人なんだが
その人に相談に行った
僕も一緒に連れていかれた

その友人の母は僕の師でもある人だ

その人と話しているうちに
僕の体が揺れ始めた

訳もわからず涙もとまらない

その人は僕にお経を持たせようとした
その瞬間僕は跳び跳ねた
弱っていたとは思えないほどに
力強く体が拒否した

お経を近づけようとされると
暴れ、ドアや床、コンテナなど壊してしまいました

これはいけないとすぐにお寺へ連れていかれた

僕の抵抗が激しいため兄も一緒に
(僕は兄に押さえつけられながら、抱えられながらお寺へ…orz)

住職さんは
僕の体調を考慮して
取りついて居るものを
母に下ろし除霊するとのことだった

がしかし

なぜか僕に降りてしまった

僕と魂まで繋がりかけていたためだったそうな

僕に降りてきたのは
行方不明の叔父だった

｢邪魔するな｣
｢この子は連れていく｣
｢俺を受け入れたのはこの子だ｣
｢寒い寒い寒い寒い寒い｣
｢喉が…苦しい苦しい苦しい｣
｢道連れにすり｣

そんな言葉が僕の口から流れ出ていく

住職さんが僕に近づこうものなら
僕は跳び跳ねながら逃げ、畳をむしる行動をしていた

見かねた兄が僕を羽交い締めにした

だけど

｢はな…せぇぇぇ！！！｣
バキッ！！

僕は…兄の腕の骨を折ってしまった…
考えられますか？
体の弱った妹が
体育会系の兄の腕を振りほどき
腕の骨を折るということを…

兄はすぐに病院へ行き
僕は…
いや僕の中の叔父(霊)は
何時間かかけて
話を聞かれていた

雪の降るなか自ら命をたったこと
関東で首をつったこと
小さな僕に取りついて
道連れにしようとしたこと
寒くて堪らないこと…

住職さんの説得のもと
どうにか除霊ができました

僕は…疲れはて眠り
それからしばらく病院で過ごしました

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僕はこの事件のあとから
兄となかが悪いです
というより嫌悪されていて話すら聞いてもらえません…

ご清聴ありがとうございました…