とにかく怖い話。コミュの【実体験】私の部屋の窓

はじめまして。
初めて投稿させて頂きます。
私が実際に体験した話しですが、怖くなかったらごめんなさい。
かなり長文＆駄文です。
すみません。

では…

これは今から10年程前、私が高校生だった時の話しです。

当時私は軽く霊感らしいものがあり、たまに変な物が一瞬見えたり気配を感じたりする事がありました。

私の部屋は２階で、部屋の窓の向かい側にはガラス扉の付いた大きな本棚があります。
普段窓を開けることはあっても、カーテンはほぼ閉め切った状態でした。
家具の配置を説明しますとベッドに横になるとちょうど目の前(足元)に本棚があり、頭側に窓があります。

ある夏休みの日、部屋の大掃除をしようと思い、窓を開け、カーテンも開けて掃除をしていました。

朝から始めて掃除が終わったのは夕方になっていて、疲れた私はごろんとベッドに横になり携帯を弄っているうちにいつの間にか寝てしまいました。

その日はかなり暑くて、エアコンがかかっていない部屋は蒸し暑く、汗だくで目覚め、携帯の時計を見ると既に20時になっていて部屋は真っ暗になっていました。

｢あつー…｣
とりあえず部屋の電気を付け窓もカーテンも開けっ放しだったので、エアコンを入れる為に窓を閉めました。
窓だけ閉めてカーテンは開けたままでした。

私はエアコンを26℃で付けて、彼氏からのメールを返すためベッドに横になりました。

ふと本棚を見ると部屋の窓が反射して写っていました。

ありえない物も一緒に…。

本棚のガラス扉に反射して写っていたのは｢人｣でした。
女の人…
髪が長くて顔は隠れて見えません、長袖の白いシャツの様な物を着ていて、上半身だけが写って見えました。

私の部屋は２階だし、ベランダもなく窓の外に人が立てるスペースはありません。

私はかなりの時間固まり、その｢人｣から目が離せませんでした。

ハッとして窓を見ると誰も見当たりません。
でも本棚のガラスにはその｢人｣は写っています。

｢うわぁ…やばいなぁ…どうしよ…｣

怖くなった私はとりあえずカーテンを閉めて、何も見えないように本棚のガラス扉にも布を被せました。

それから１ヶ月程何事もなく過ごしていましたが、ずっと気になってはいたので思い切ってカーテンを開け、ガラス扉に被せた布を取りました。

そしてベッドに座り本棚に目をやると…

まだいました。
その女の人が。前と少しも変わらずそこにいたのです。

前と同じで俯き加減で、顔は髪に隠れて見えません。
でもはっきりとガラス扉に写りこんでいました。

そろそろ本当に怖くなった私は親に全て話しました。
両親は霊感はないので何も見えないとの事でしたが、何で早く言わないんだと言われ、霊媒師？みたいな人を家に呼びました。

その霊媒師には何も説明してなかったのですが、私の部屋に一歩入ると…

｢わぁ…これは…｣とか言ってまっすぐ窓の方に歩いて行き
｢ここにいるんだけど…これの事かな？｣と聞いてきました。

私は窓には何も見えず本棚に写って見える事を説明すると
｢この霊はずーっとここからあなたに気付いてもらえるの待ってたみたいよ｣
と言いました。

霊媒師の話しによると、その霊は人間の霊ではなく狐だという事でした。

お腹が空いて、喉も渇いてどうにもならない狐が私の怖いと思う物に化けていたと。

私が気付けば、すぐにお祓いとお供えをしてもらえると思っていたらしいです。

しかし想定外に私が無視して長期にわたり放置してしまったので狐は怒り、ずーっとそこにいたのだと言っていました。

その日から何日間か水とご飯とお菓子などを窓の下にお供えしたら、消えてくれました。

私にとってはすごーく怖い体験でした。

長くなりましたが、これで終わりです。
ここまで読んで頂きありがとうございます。