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とにかく怖い話。コミュの狂い

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少し前に「神隠し未満」を書かせていただいた者です

同じ状況での出来事がありますので、よかったら読んでください

前を知らない人のために重複した説明がありますがご容赦願います。




幼稚園を1年で出たので小学校に上がるまで自由時間が多かった。
親戚のやっている養豚場を手伝うのが日課で
普段は忘れられやすい昼ごはんが食べれたので、喜んでやっていた。

車の荷台に乗って30分ほど
帰りも乗るのだが、親戚の気分次第で置いていかれもした。

徒歩なら1時間ほどだろうが、子供の足ではその倍もかかる。
夕方の山道は(車がギリギリ通る砂利道)街灯もないので、酷く心細い。
帰り着けずにに野宿したこともあった。



●その日も歩いていた。


山の夜は早く遅い時間ではないのだろうが、我の中では夜の記憶となっている


どれくらい歩いたか、斜面のしたから人の声のようなのが聞こえた

悲鳴なのか、怒声なのか

「あああああああああ」

とか

「おおおおおおおお」

とかそんな声

ザザアアと音もする
叫びながら草を分け走っている
近づいている

声は大きくなり、脇の草が割れ人が飛び出してきた

白っぽい着物を着崩した四つんばいで道に立つ若い女

ギラギラた目で、肩で荒く息をしながら我を見ている


「はああああああっ」


女は長く息を吐き反対側の斜面に取り付き、ヤモリのように這い上がり熊笹の藪に消えた

「ああああああああぁぁぁぁぁぁ・・・」

咆哮も小さくなり消える


そこで、やっと息をつけ、帰る



その頃、ずっと答えの出ない疑問があった

母方(祖父母の家)は狂いが多い。父方は早死にが多い
口の悪い親族に言われていた
「なら、お前は50までに狂って死ぬんだ」

分からなかった事
「狂う」って?
聞いても答えてもらえなかったか、納得ができなかったかで、常に疑問に思っていた

その答えが、その女に出会い分かった
「狂い」とは
「時間が止まること」
辛い時間から出れないで閉じ込められる事
実際とは違うのかもしれないが、その頃の(多分今のも)我にとっては納得のいく答えだった


そのことを大人になってから話した
話した相手は霊感のある人だったが、そんな事は意識していなかった

「その女性、生きている人じゃないって、分かっている?」

「ええっ?」

普通に心を病んだ人かと思っていた

多分、遠くてもどこかで血の繋がっているのだろうな

コメント(23)

今だったら立派な児童虐待、ネグレクト犯罪で親戚の方は逮捕ですね。
その女性が死んでいるにしろ、生きているにしろ、そうなりたかった時期がありました。そうなりかかってて、叫んでいる方が少し気持ちが楽でした。
そう考えると、その女性のことは怖いというより可哀相と思えます。そして本当に怖いのは、子供にそんなことを言ったり虐待したりする生きている人間だと。
我 は結構好きです。なんか和風で古典的な 不思議な印象を話にもたらす要因の一つになってるかと。
よしかさん

そうですね。
命の危険のある悪意のある放任もしくは放置でした。
おかげで、結構強く育ちました。
ユリアさん

少し昔の地方の出来事です
親族はその地の有力者でした
なんとなく小さな村全体が我はいつ死ぬのだろうかと窺っていた気がします
「犯罪」というものが力の有る無しで左右される場所でした。
すけろくさん

その女性は哀れです
死んで先を流れる時間がないからです
だからその女性は長い時間、辛い瞬間に閉じ込められているのです。
すけろくさんは生きています
だから、どんなに辛いことも生きてさえいれば時間が経過して過去にすることが出来るのです
「虐待」という言葉もない時代でした
殺されて肥溜めに落とされた女がいると笑い話で聞いたことがあります
そんな場所でした
ひとみ(☆なな☆) さん

mixi内では自分らしい一人称かとも思い使っています
しかし、他の人から見たら痛い人なのかも知れません
違和感やご不快を感じたら申し訳ないです。
オモチャキさん

ありがとうございます
性別や年齢や時代も曖昧にさせるので、文章を書く上では好んで使っています。
この夜のはなしに合っているならナニヨリです。
ひとり芝居さん

話しの中で違和感がなければナニヨリです
肯定をありがとうございます
結構「我」へのご指摘が多くて困惑もしていました。
ありがとうございます
ありがとうございます。
み〜〜ちゃんさん

あ、ありがとうございます(少照)
コノ頃はそんなに辛いとは思いませんでした。
確かに冬の夜などは「死んじゃうかも」とは思いましたが、少し大きくなってからの方が辛かったです。

親族は確かに地獄に行くかと思いますが・・・生きている間は周りの人間にとって地獄なんですよね〜
親族に狂いが多いのは血でなく環境がそうさせるのでしょう。
アオ狼。さん

我は睨まれましたが、それ以上のことはなく崖を這い上がり消えました。
その瞬間は恐ろしかったですが
今もまだ苦しくて叫んでいるのかと思うと哀れでなりません
きっと人や世界や自分までも憎んだのでしょう
悲しいですね
死んでしまうと時間が閉じてしまいますから、抜け出すのが大変なのかと思います
少しでも女性にとってラクな場所に行けるように他力本願で願ってしまいます。
幼少期に心を病んだ人だと思ってたわけですね
その女性の霊を

普通なら怖がったりしようものですが
ある意味逞しい子供だったんですね!

少し羨ましいです
> HALUNAさん
地元、青森県、岩手県北で我(わぁ)っていいます(笑)
ソラさん

普通じゃないとは思っていましたが、霊だとは思っていませんでした。
霊というものは分かっていたとは思うのですが?

我は感情の起伏の少ない子供でした
感情や痛みや空腹などに対しても鈍感で反応が遅かったようです
虐待というか、可虐心は反応が良すぎてもなさ過ぎても酷くなるので、
大人の興味が薄れるくらいの反応の悪さを示していたのだと思います

かなり生命力の強い逞しい子供だったようです
HALUNAさん
ジハードさん

この時代の場所は男も女も「俺」という土地でした
今でもお年寄りが使われています。

我の一人称の奇異さは単なる幼稚な自意識でしょう。

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