とにかく怖い話。コミュの【写真載せてる系】コンビニ

こんばんは。

何人か、写真載せてるようで、

流行に敏感かつ、すこし流行に後れるいつもの癖で、

写真のせておきました。

ちなみに彼女は居ません。


それでは、本編にはいりたいと思います。

尚、本編と写真は一切関係ありません。

それではどうぞ・・・。


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「いらっしゃいませ。こんにちは〜。」


私の名前は　山岸　沙織。

この間、38歳になりました。

そろそろ、歳には触れないでほしいと思う今日このごろです。


訳あって、私はコンビニでバイトしている。


ほんの三ヶ月前、ずっと好きだった人と運命の再会を果たし、結婚を前提で付き合う事となった。

彼は大阪で働いている。

でも、仕事を辞め、彼の親もいるこっちで一緒に暮らそうという事になった。


だがだがしかし、

『仕事、今おれが抜けたら大変なんだ〜』

という理由で、なかなか辞められないらしい・・・。

そんな感じで、今は遠距離恋愛状態だ。


そして、私も働かないと食って行けないので、とりあえずコンビニでバイトをする事にした。

初めて2ヶ月。

もう引越しの受付も出来るし、チケットの処理もだいじょうぶ。

接客は昔いろいろやってたから問題ない。


少し不満なのが、時給700円という事なのだが、仕方ない。

彼がこっちに来るまでの我慢だ・・。

切り詰めて生活しなきゃ・・・。



「お〜い、山岸さん〜。」

店長が呼んでいる。

「はい〜。」



「そろそろ、休憩時間だろ？代わるよ。」


「あ、もうこんな時間ですね。　すいません。お客さんちょこちょこ並んでて、フェイスアップ半分くらいしかできてないです・・・。」


「ははは。いいよいいよ。　カメラで見てたよ。おつかれさん。　期限切れたベントウ、そこにあるから、まー好きなの食べてゆっくりしときなさい。」


「はい。　それでは、休憩もらいます。」


私は裏にある椅子に腰掛けた。

「ふぅ。・・・お！ラッキー！　今日カルボナーラあるじゃない！」


私は販売期限の切れたカルボナーラとサラダを食べながら、ボーっと考え事をしていた。

・・いや、ごめん。考え事なんてするタイプじゃありません。

あるいみ【無の境地】状態をすごしていた。


そんな感じでよだれをたらしているとき、

ふと、防犯カメラに写る映像が目に入った。


お客さんはそこそこ入っている。

今日はいそがしいなぁ・・・。


店長、かわいそうに・・・

＆ケッケッケ。




「・・・ん？」


私は、カメラの映像で、ふとした違和感を感じた。


レジから見て、一番左の奥に雑誌コーナーがあるのだが、

とくに何もないのに、そこを通るお客さんが何かをかわすように通るのだ。


「・・ん・・何か床に落ちてるのかな・・・？」


気になるので、私は売り場に出て様子を見に行ってみた。


雑誌コーナーの前に行く。


・・・得に何もない・・・。



「どうしたの？山岸さん？」

店長が不思議そうな顔で近寄ってくる。

「・・あ、いいえ。　なにか面白そうな本あったら買おうかなって思って。　得になかったからいいです。ハハハハハ・・・。」


私はまた、奥に入って椅子に座り、ぼーっとカメラを見た。




・・やっぱり、あそこを通るお客さんは、【何かを避ける】ように歩いてる・・・。



なんだか違和感を感じながらも、休憩時間が終わったので私は売り場に戻った。

「店長、休憩おわりました〜。」

「あぁ。じゃ、おねがいね。」


店長はそう言って奥に入っていった。


私はレジをウチながら、ちょくちょく例の場所を見ていた。

やっぱり、お客さんは何かを避けるようにあそこを通る・・・。





しばらくして、店長が私服に着替えて奥から出てきた。


「山岸さん、ちょっと切手買いに郵便局行ってくるから、一人になるけどお願いね！10分もかからないから！」


「あ、はい。気をつけて。おねがいします。・・・あ、店長・・・」


呼び止める私の声に気付かずに、店長はそそくさと行ってしまった。

Ｙシャツ裏返しの状態で・・・。




店長が出て行った後も、お客さんは三人くらいいた。


やっぱり、例の場所は避けて通ってるみたい・・・。


一体何なんだろ・・・。




気になりながらも、私はレジをこなし、お店の中は客さんが一人だけになった。


そのお客さんが、買い物カゴをもって、

やっぱり例の場所を避けるように通って、レジにやってきた。

「105円が一点・・・238円が一点・・・」


なぜだかしらないけど、私がレジを打ってる間、不機嫌そうな顔をしている。




・・


　商品を袋に詰め、会計を済ませ、袋をお客さんに渡した時、

そのお客さんは不機嫌そうな顔で私に言った。


「・・あの老人さ、注意したほうがいいよ。　あんなところで座り込まれたら、通る時邪魔だよ・・・。」

「・・・え・・？」


お客さんはそう言って不機嫌そうに帰って言った。


店には私一人・・・。


（・・・老人・・・　座る・・・？）


私は例の場所を見てみた。

・・・やっぱり何もない・・・。




「山岸さん、ただいまぁ。　何も無かった？」


店長が帰って来た。

「あ、店長、お帰りなさい。　特に何もなかったですよ。」


私は例の場所に立ったまま、店長にそう言った。


すると、店長は訝しげな顔をして、近づいてきた。


「・・・山岸さん、そこさ・・・。　さっきから気になってるみたいだけど・・・。　何かあるの？」


店長が聞いて来た。

私は、

「い、いいえ。　特に・・・。　何かあるんですか？この場所？」

と聞いた。


店長はハッとした様子で、

「い、いいや。　何もないよ。　ハハハハ・・・」


と笑ってまた奥に入っていった。



なんだか腑に落ちないけど、私はレジに戻って業務に就いた。


特に私に何かが起こったというわけでは無いけど、不思議な出来事でした。


その後もバイト先で私の身には何も起こってはいません。



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ありがとうございました。
この作品で苦情のある方は、このトピではなく、こちら↓
番外編、苦情をでび☆って人に言うスレ
　
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=24855874&comment_count=0&comm_id=2604634

によろしくおねがいします。　出来うる限り対応させていただきます。
それでは