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暦、二十四節気を定期配信コミュの10月5日「旧重陽」です。

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■10月5日「旧重陽」です。■
「重陽:ちょうよう」とは五節句のひとつ。旧暦9月9日の節会のことで、「菊の節句」「九月節句」ともいいます。

◇重陽の意味◇
陰陽思想や易での「偶数=陰(いん)」「奇数=陽(よう)」から、奇数の極みは「9」であり、9月9日は陽(よう)が二つ重なることから「重陽:ちょうよう」といい、大変めでたい日、節句とされました。また「重九:ちょうく」ともいいます。

◇菊の露を飲んで不老不死◇
重陽は邪気を祓い長寿を願う節会として、菊を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わしました。この日の前夜「菊の被綿:きせわた」といって、まだつぼみの菊の花に綿をかぶせ、菊の香りと夜露を染み込ませて、宮中の女官たちが身体を撫でて拭う習慣がありました。
 
これは「菊の露を飲んで不老不死になった」という童話の一節から。枕草子や紫式部日記の中から、菊の風習をうかがうことができます。中国では、菊の花には不老長寿の効果がある薬としての信仰があり、鑑賞用としてより先に、薬用として栽培されていました。皇室の紋章ともなっている菊のルーツは、薬用として中国から伝わりました。
またこの日、丘に登って「茱萸:しゅゆ=かわはじかみ」の実がついた枝を、頭に飾って邪気を祓うという習慣もありました。

◇重陽の節句◇ 
古く唐代の重陽は、2〜3日間にわたって祝われました。これは李白の「九月十日即事」からもうかがい知ることができます。
 
日本には平安初期に伝わり「観菊の宴」という宮中の儀礼となりました。「重陽の宴」「菊見の宴」とも。天皇以下が紫宸殿に集まり、杯に菊の花を浮かべた酒を酌み交わし、群臣に詩歌を作らせたりして穢れを祓い長寿を願いました。
 
江戸時代には、五節句の中で最も公的な行事となり、武家では、菊の花を酒に漬して飲み祝いました。
 
◇庶民の重陽◇
旧暦の9月9日は、現在では10月にあたります。ちょうど田畑の秋の収穫の頃で、農山村や庶民の間では「栗の節句」とも呼ばれて「栗飯」などで節句を祝いました。 

江戸時代には盛んに行われていた「重陽の節句」が、現代では忘れられているのは、9月では菊が咲く頃ではないことが主な原因なのかも知れません。
 
■五節句とは、年中行事を行う中で重要とされた日(節目)のことです。
★正月7日=人日(じんじつ)★3月3日=上巳(じょうし)★5月5日=端午(たんご)★7月7日=七夕(しちせき)★9月9日=重陽(ちょうよう)をいいます。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
重陽と菊は、切っても切り離せないものです。このように、季節の草花と暦を重ね合わせて暦日にした例は「八朔」など他にもあります。明治以来、新暦になって廃れていく節会や撰日など、季節柄意味が伝わらないものが数多くあります。
歴史の中で育まれた、日々暦の意味を知りましょう。世知辛い世の中で、今日という日の意味を知る心のゆとりが欲しいものです。
9月9日が重陽なので掲載しましたが、今年の10月5日が旧暦の9月9日で旧重陽です。全国的に菊の花が咲くころで重陽の宴や伝説と一致します。
唐の代から不老長寿、無病息災は祈願されていたようです。
医学が進歩した現代でも健康維持は大切な目標です。お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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【季節のお便り】ブログのご案内:http://www.kisetsunootayori.com/

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