暦、二十四節気を定期配信コミュの９月２０～２６日「小犯土（こづち）」です。

■９月２０～２６日「小犯土（こづち）」■
明日から小犯土です。小犯土は大犯土の７日間に８日目の間日を経たあと９～１５日目の７日間を指します。この期間を犯土として前半を大犯土、後半を小犯土としました。

「犯土」の期間は大地に感謝して、五行説の地（土）の力を養う日とされています。おのずと「土を犯してはならない」とされ、穴掘り井戸掘り、築堤、築墓などの土木工事、種蒔き、下刈り、伐採など土木作業の一切を慎む日とされます。
特に屋敷内の土木作業は災いを招くとされ、家主が災を被ります。

野山の木々にも活発な時期と低調な時期があります。大犯土・小犯土期間中は、木にとって低調な時期にあたり、この時期に伐採すると材木に、虫が入りやすく早く腐りやすいとされています。除伐、下草刈りなども避けたほうがよく、新築では竣工を急ぐとせっかくの材木が早く腐ってしまいます。科学的な根拠の有無は別にして、経験的に林業の方や大工の方は犯土を尊重するそうです。

暦の上では庚午（かのえ　うま）の日から、丙子（ひのえ　ね）の日までの７日間（９月１２日～１８日）を「大犯土：おおつち」といいます。
翌日の丁丑（ひのと　うし：９月１９日）を間日として、戊寅（つちのえ　とら）の日から甲申（きのえ　さる）の日までの７日間（９月２０日～２６日）を「小犯土：こづち」といいます。

◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇
四国から中国地方を横断した台風１２号、甚大な被害だった近畿地方では林業を生業にしている方が多くいます。防御しても自然災害には限りがありません。経験的なデータとしての暦に従って、不慮の事故を防ぎましょう。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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