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暦、二十四節気を定期配信コミュの3月6日「庚申」です。

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■3月6日「庚申」■
「庚申:かのえさる・こうしん」は、「庚申待ち:こうしんまち」、「宵庚申:よいごうしん」、「庚申祭:こうしんさい」などを総称していう言葉。干支の組み合わせ57番目。八専の9番目。年に6回あります。

五行説では「庚」(かのえ・こう)は「陽の金」、「申」(さる・しん)も「陽の金」性であることから、この日は「金気」が重なって天地に充満して冷ややかになり、人心が冷酷になり易いとされます。

昔は「天地万物の気、庚申の日に変革される」と思われていて、最も重要な忌日でした。

また、庚申に続く「辛酉」(かのととり・しんゆう)も金が重なる日で、さらに陰の金が重なるので冷ややかさを一層増すというのです。

このことから「庚申」「辛酉」の年はおおいに忌まれ、政治的変革が起こることを防ぐために2年続けて改元が行われることもありました。例>万延元年(1860)文久元年(1861)など。

庚申はもともと中国の道教の伝説からきた禁忌です。人間の体内には「三尸(さんし)の虫」が、頭と腹と足にいて、いつもその人の悪行を監視しています。60日ごとに巡る庚申の夜、人間の睡眠中を伺って体外に抜け出し、天に昇って天帝にその悪事を報告するという。そして、人間の命を短くするのです。

これをさせないために、庚申の晩は神々を祀り、酒盛りなどをして夜を徹しました。村の中心をなす家に集まり、祭祀をしたあとに会食を行いました。

日本に伝わったのは、古く朱雀天皇の天慶2年(939)、または、文徳天皇のときに、智証大師が持ってきたものと伝わります。「枕草子」にも庚申待ちの話が登場します。江戸時代に入って民間で盛んに行われるようになり現在でも各地に「庚申塔」が残されています。

仏教では、庚申の本尊を「青面金剛」(しょうめんこんごう)および「帝釈天」(たいしゃくてん)に、神道では「猿田彦神」(さるたひこのかみ=天狗さま)に結び付けています。

旧暦の月で選日を行うため、庚申の日は1年に5〜7回あることになります。7回あるのを「七庚申」といって非常に喜びました。このことから庚申待ちの夜は「七色の菓子」を供えたり、七度線香をあげ、七回真言のお題目を唱えたりするようになりました。

また、申と猿が結び付いたことから、猿を庚申様の使いに見立て「見ざる、言わざる、聞かざる」の「三猿信仰」(山王信仰)にもなっていきました。

さらに、申と「去る」が結び付いて、この日は結婚を忌む風習もありました。この夜に出来た子供は泥棒になるとか...。この夜はセックスをしてはいけないなどとも言い伝えられています。

庚申の日は「帝釈天の縁日」になっています。

◇ ◇ 編集後記 ◇ ◇
相場師の中には「庚申の逆張り」「庚申の曲がり角」などと縁起を担いでいます。
庚申の日まで良くても以後はわからないといったことです。金気と申が重なって予想の出来ない動きということです。
庚申は現代社会では迷信の域にはいってしまった暦日です。日々の戒めに謂われを振り返ってみることも日々の余裕の一つです。

3月上旬で春の気配が感じられる時期です。外出の際には肌寒さを感じます。薄着をしてお風邪などお召しにならないようにお体ご自愛専一の程
筆者敬白

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コメント(1)

【現代社会では迷信の域にはいってしまった暦日です。日々の戒めに謂われを振り返ってみることも日々の余裕の一つです。】のフレーズ、痛く同感です。
いつも、参考になる情報をありがとうございます。

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