ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

暦、二十四節気を定期配信コミュの8月16日京都「五山の送り火」です。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
************============************
8月16日■「月遅れ盆送り火」━━━━━━━━■
************============************
「盆送り火」「精霊送り」お盆の最後の日。先祖の霊が無事にあの世へ戻れるよ
う、海や川に供え物や舟を流したり、送り火を焚いて送り出します。

京都の「五山送り火」も精霊送りのひとつ。盆の期間に地域ごとの「盆踊り」は
精霊を迎える、死者を供養する、霊を送り出すなどのための仏教行事です。

************============************
8月16日■「京都五山送り火」━━━━━━━━■
 
京のお盆に終わりを告げる「五山送り火」は、この世に戻っていた先祖や故人の
精霊を、再び冥府へと導くという宗教行事です。

京都盆地の周囲の山に「大文字」「左大文字」「鳥居形」「妙法」「船形」の合
わせて五つの火が点じられ、中でも東山如意ケ嶽の支峰「大文字山」の中腹で焚
かれる「大」の文字は良く知られます。山麓には、銀閣寺、法然院等の名刹が連
なります。

「大文字と左大文字」は「大乗仏教と小乗仏教」
「妙と法」は「法華経信仰」
「船形」は「七福神」
「鳥居」は「神道」
をかたどったと考えられています。
 
「大」の文字は、75ヶ所の火床に600束の赤松の割木を積み上げ、午後8時
頃いっせいに点火され燃え上がらせます。文字の横の一画は73m、左の一画が
146m、右の一画が124mという壮大なもの。

点火とともに、大文字中心部にある「弘法大師堂」の中では経が読み上げらます。
大文字の強力な火勢は、人々の篤い宗教心を映しているようです。

一説には平安時代初期、大文字山麓にあった浄土寺が大火に見舞われた際、本尊
「阿弥陀佛」が山上に飛翔して光明を放ったのを真似た儀式を、送り火として弘
法大師が始めたという説があります。
室町時代中期、足利義政が近江の合戦で死亡した実子の義尚の冥福を祈るために、
家臣に命じて始めたとする説では、大の字形に山の斜面に白布を添え付け、その
様子を銀閣寺から相国寺の僧侶が眺め定めたのだとか…。
 
結局、送り火の起源は謎ですが、慶長8年(1603)にはすでに山々に点火さ
れる送り火の行事が、当時の公家の日記に残されていることから、16世紀後半
には京都の年中行事として始まっていたことがわかります。
 
「大」の文字は「地・水・火・風」の四元素に加え、「空」を加えて大自然を表
した「五大」の意。自然への敬意と先祖を敬う気持ちを象徴しているものです。
自然という目に見えない大きな存在を後世に知らせる為の、先祖の計らいであり
ましょうか。

度重なる戦乱で生まれた「怨霊の祟り」と言われた地震や洪水、火災などの続発
を鎮めるために、「万燈が巨大化」したものとも考えられています。
 
京都五山送り火は、祇園祭に次いで、夏の京都を飾る風物詩となっています。

◆大文字送り火=京都市左京区浄土寺七廻り町
◆松ヶ崎妙法送り火=京都市左京区松ヶ崎西山(妙)、同東山(法)
◆船形万燈籠送り火=京都市北区西賀茂船山
◆左大文字送り火=京都市北区大北山鏡石町
◆鳥居形松明送り火=京都市右京区嵯峨鳥居本一華表

五山の送り火連合会HP http://www.gozan-okuribi.com/#mokuji
※送り火当日、各山では関係者以外の立ち入りは禁じられておりますのでご注意
下さい。

************============************
◇ ◇ ◇ 編集後記 ◇ ◇ ◇
************============************
広島・長崎の平和記念式典・終戦記念日を過ぎて旧暦のお盆が過ぎ、送り火で先
祖を送ると8月の暑さもひと段落になります。
まもなく9月で秋刀魚の美味しい季節になります。夏バテの疲れもたまっている
頃です。規則正しい生活で体調を整えましょう。

読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

暦、二十四節気を定期配信 更新情報

暦、二十四節気を定期配信のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング