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暦、二十四節気を定期配信コミュの季節のお便り「庚申」です。

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■「庚申」━━━━━━━━━━━━━1月15日■
 
「庚申」(かのえさる・こうしん)は、庚申待ち(こうしんまち)、宵庚申(よいごうしん)、庚申祭(こうしんさい)などを総称していう言葉。干支の組み合わせ57番目。八専の9番目で年に6回程あります。

「庚」(かのえ・こう)は陽の金、「申」(さる・しん)も陽の金性であることから、この日は「金気」が重なって天地に充満して冷ややかになり、人心が冷酷になりやすいとされ、昔は「天地万物の気、庚申の日に変革される」と思われていて、最も重要な忌日とされていました。

また、庚申に続く「辛酉」(かのととり・しんゆう)も金が重なる日で、さらに陰の金が重なるので冷ややかさを一層増すというのです。

このことから「庚申」「辛酉」の年はおおいに忌まれ、政治的変革が起こることを防ぐために2年続けて改元が行われることもありました。例>万延元年(1860)文久元年(1861)など。

庚申は、もともと中国の道教の伝説からきた禁忌で、人間の体内には「三尸(さんし)の虫」が、頭と腹と足にいて、いつもその人の悪行を監視しているのだとか。60日ごとに巡る庚申の夜、人間の睡眠中を伺って体外に抜け出し、天に昇って天帝にその悪事を報告するという。そして、人間の命を短くするのだとか。

これをさせないために、庚申の晩は神々を祀り、酒盛りなどをして夜を徹しました。村の中心をなす家に集まり、祭祀をしたあとに会食を行いました。

日本に伝わったのは、古く朱雀天皇の天慶2年(939)または文徳天皇のときに、智証大師が持ってきたものと伝わります。「枕草子」にも庚申待ちの話が登場します。江戸時代に入って民間で盛んに行われるようになり現在でも各地に「庚申塔」が残されています。

仏教では庚申の本尊を「青面金剛」(しょうめんこんごう)および「帝釈天」に、神道では「猿田彦神」(さるたひこのかみ=天狗さま)に結び付けています。

旧暦の月で選日を行うため、庚申の日は1年に5〜7回あることになります。7回あるのを「七庚申」といって非常に喜びました。このことから庚申待ちの夜は七色の菓子を供えたり、七度線香をあげ、七回真言のお題目を唱えたりするようになりました。

また「申」(さる)と「猿」(さる)が結び付いたことから、猿を庚申様の使いに見立て「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿信仰(山王信仰)にもなっていきました。

さらに「申」と「去る」が結び付いて、この日は結婚を忌む風習も。この夜に出来た子供は泥棒になるとか。この夜はセックスをしてはいけないなどとも言い伝えられています。

庚申の日は帝釈天の縁日になっています。

****編集後記****
庚申は迷信のように感じられる方も多いでしょう。現代社会では、庚申を意識せずに暮らしています。庚申は本来道しるべや節目といった意味合いが強く物事の目安にしていました。
正月も15日で平常に戻ります。これから年度末に向けてスタートダッシュして下さい。
太平洋側では晴天が続き日本海側では雪の日が続いています。車でお出かけの際には日陰でのスリップなどご注意ください。
筆者敬白

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