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暦、二十四節気を定期配信コミュの季節のお便り『七福神』その2

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━『七福神』その2━━━毘沙門天・弁才天・恵比寿天━━━

☆1☆『毘沙門天』 威厳を象徴━━━

別名◇多聞天・倶毘羅(梵語 kubera)
   多聞とは「すべてを一切聞き漏らさぬ智慧者」の意。

功徳◇右手の鉾は悪霊を退散させ、左手の宝塔は一切経の宝蔵を示し、無量の   智慧を授けます。
  ◇仏教守護・智慧・開運福徳・出世

甲冑を着けた忿怒(ふんぬ)の武将形で臂像。右手に宝棒、または鉾、宝剣など。左手に宝塔(仏舎利を納める器)を持ち、二邪鬼(尼藍婆・毘藍婆)を踏む姿です。

インド武将四天王・十二天のひとり。須弥山の中腹北方に住み、夜叉・羅刹を率いて北方世界を守護し、財宝を守るとされる神。中央アジア・中国・日本など広い地域で独尊像として信仰の対象になっています。

日本においては、四天王の1体として造像安置する場合は「多聞天」と呼び、独尊像として造像安置する場合は「毘沙門天」と呼ぶのが通例です。

安置形態としては、毘沙門天を中尊とし、吉祥天と善膩師童子(ぜんにしどうじ)を脇侍とする三尊形式の像、毘沙門天と吉祥天を一対として安置するもの、毘沙門天と不動明王を一対として安置するものがあります。

天台系の寺院では、千手観音を中尊として両脇に毘沙門天・不動明王を安置するところも多いです。

俗に勝負事の神さまとされ、七福神のひとつとして庶民の信仰を集めてきました。武力で貧乏神を追い払ってくれるともいわれています。

北方守護ですので須弥壇上では向かって右奥です。国宝指定品として「東大寺戒壇堂」、京都「浄瑠璃寺」、奈良「興福寺
」。他「法隆寺」「東大寺」など。


━2☆『弁財天』 愛敬を象徴 ━━━━━━━━━

別名◇弁天・妙音天・美音天。(梵語 Sarasvat)
   音楽・弁才・財福などを司る女神。

功徳◇芸術・芸能・文学・弁舌・学問の才能と幸運授与。金銀財宝授与。

唐服着衣。左手に琵琶を持ち、右手で弾いています。
容姿端麗で二臂像または八臂像。武器を持つ姿や裸体像もあります。八臂像では、8本の手に弓・矢・矛(ほこ)・鉄輪・羂索(けんさく)・投げ縄などを持つ。二臂像で琵琶を弾く形の像は、密教で用いる両界曼荼羅のうちの胎蔵曼荼羅中にその姿が見えます。仏教においては「妙音菩薩」と同一視されています。

ヒンドゥー教の女神。「サラスバァティー」は聖なる河を表わすサンスクリット語。河のせせらぎの音からの連想から音楽の神となり、転じて弁舌の神・智慧の神・学問の神・芸術の神。

日本での弁才天信仰の始まりは奈良時代です。東大寺法華堂(三月堂)安置の八臂の立像は、日本最古の作例として貴重です。京都・白雲神社の二臂の座像は、胎蔵曼荼羅に見えるのと同じく菩薩形で、琵琶を演奏する形の珍しい像です。

近世、七福神のひとつとして祀られる弁才天像は、農業神・穀物神である宇賀神と習合して、頭上に宇賀神像(人頭蛇身の老人像)をいただく形の像が多く見られます。

また、河神であることから、水辺・島・池など水に関係のある場所に祀られることが多く、「日本三大弁才天」として、神奈川の江ノ島、滋賀の竹生島(宝厳寺)、広島の宮島(厳島神社)は、いずれも海や湖に面しています。

奈良の天河神社は、もともと弁才天を祭神としていましたが、現在は市杵島姫命として祀られています。弁才天信仰の広がりとともに、各地に弁才天を祀る社が建てられましたが、神道色の強かった弁天社は、明治の神仏分離の際に多くは神社となりました。

本来は「弁才天」ですが、「才」が「財」の音に通じることから財宝神としての性格が賦与され「弁財天」といわれることが多くなりました。鎌倉の銭洗弁天(正式には宇賀神神社)は典型的な例で、境内奥の洞窟内の湧き水で銭を洗うと、数倍になって返ってくるという信仰があります。


━3☆『恵比寿天』 清廉と繁盛 ━━━━━━━━

◇えびす・恵比須・恵比寿・夷・戎・蛭子
 えびっさん・えべっさん・おべっさん
イザナギ・イザナミの子、蛭子命(ヒルコノミコト)

◇海の向こうからやって来る外来の神

◇風折烏帽子をかぶり、狩衣指貫着衣。
 右手に釣り竿、左手に大きな鯛を持つ。岩座。

◇3歳まで歩けなかったことから、歪んだ形や不正常なさまの 形容に用いることも。

◇功徳:水の縁。海上交通安全・漁業・水商売守護。
 流動的サービス業守護・貿易・商売繁盛。

もともと漁師の神さまです。それが海産物の売買につながって商売繁盛の神さまになりました。漁村では、近年までイルカや鯨を「えびす」と呼んだり、水死体のこともそう呼んだりしていました。漁業に使う網の浮きに神が宿るとかいわれています。

蛭子命は3歳になっても足が立たなかったため、流し捨てられました。流された蛭子命はどこかの地に漂着したという信仰が生まれ、その海からやって来る姿が海の神である「えびす」と一致したため、二つの神は同じ神だとされるようになりました。

漂着したのは兵庫県西宮市の浜で、そこには蛭子命系のえびす神社の総本社「西宮神社」があります。

また、えびすのことを「夷三郎」と呼ぶことがあるのは、日本書紀において三番目に生まれたことによるそうです。

様々な神話の中で、天津神から国譲りの要請を受諾するかどうかを大国主神の使者が事代主に聞きに行ったとき、事代主が釣りをしていたらしい。その海で釣りをする姿と、えびすの海の神であることが結びついて、同一の神とされるようになったといわれています。

えびすと大黒は親子とも言われるのも、事代主の父親である大国主命が大黒天と習合した事によるそうです。

平安時代の後期には、えびすを「市場の神」として祀ったという記録があり、鎌倉時代にも鶴岡八幡宮内に市神とした祀ったそうです。商業が発展するにつれ、商売繁盛の神としての性格も現れ、同時に福神として信仰されるようになり、やがて七福神の一員として数えられるようになりました。

えびすを祀る神社では、毎年1月10日を中心とする数日間、十日戎(とおかえびす)と呼ばれる祭りが行われ、商売繁盛の福笹・熊手などの授与が行われます。

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***編集後記***

毘沙門天・弁才天・恵比寿天はいかがでしたか?『七福神巡り』お出かけになってみてはいかがでしょう。 

ご参考:全国七福神めぐり↓↓
http://www.asahi-net.or.jp/~UY7M-SSK/

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