ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

THE 観光学コミュの観光学の疑問

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
調査・研究しているとわからないことが出てくると思います。

ここで質問して解決して行きましょう!!

コメント(12)

ということで、さっそく質問します。


グリーン・ツーリズムとアグリツーリズムの関係がよくわかりません。


wikipediaでは「アグリツーリズム」にグリーン・ツーリズムの説明が載っていました。
アグリツーリズムの中にグリーンツーリズムがあるのでしょうか。
それと、農林水産省が「グリーン・ツーリズム」と中点付きで提唱したのには何か理由があるのでしょうか。また、「アグリツーリズム」という言葉を使わなかった理由もあるのでしょうか?


いろいろ調べてみたのですがわかりませんでした。
初歩的なことがわからずに恥ずかしいですが、わかる方いらっしゃったら教えてください。
ツーリズムの用語は、残念ながら定義があいまいなものが多いのが実情です。
ちなみにグリーン・ツーリズムもアグリツーリズムも和製英語と考えていいと思います。
英語の文献ではニッチツーリズムの中にルーラル(田舎・地方)といった分類があり、
その中にファーム(農場)ツーリズムという言葉がありました。(Robinson and Novelli 2005)

グリーン・ツーリズムについて記載のある文献を紹介しておきます。

総合観光学会編(2006)『競争時代における観光からの地域づくり戦略』同文館出版
「? 農村観光と地域づくり」の章に事例が出ている。

横山秀司(2006)『観光のための環境景観学−真のグリーンツーリズムにむけて−』古今書院
ヨーロッパでのグリーン・ツーリズムについてかなり詳しい記述がある。

ツーリズムに関しては国土交通省が音頭をとっているはずですが、
農林水産省は他の省庁とバッティングする政策が以前からあり、
ツーリズム以外でも、「広域農道」の名で道路工事を計画・実施しているほどです。
ここまで来ると、観光学という概念以前に、
政策論について調べていかないと解釈が難しいのではないでしょうか。

いずれにしても、自分で自分なりに研究してみる価値は大いにあると思いますよ!
上記の2冊を読んでから、さらに深めていくといいでしょう。
すごいすごいッ!!!
こんなに詳しく教えて下さるなんて感激ですo(^▽^)o
嬉しくて勉強にやる気がでてきました!!!
ありがとうございます(o>ω<o)
がんばります!!!
miccoさん

グリーンツーリズムとアグリツーリズム、本来は両方とも同じものです。
違うという学説もあります。その根拠は、グリーンツーリズムは第一次産業を対象としている、アグリツーリズムは農業を対象としているというものです。第一次産業は農業、林業、水産業が主な産業ですが、そのなかの農業のみを対象としているアグリツーリズムはグリーンツーリズムの一部だという考えです。
「観光学」自体が世間で学問として認められていない(ことが多い)現状から、その一研究分野のグリーンツーリズムもアグリツーリズムも、言葉は汚いですが、目糞・鼻糞です。
この際、両者は同じと考えましょう。そして、グリーン(アグリ)ツーリズムがわが国のツーリズムに与えた影響を考えたらと思います。
ところで、グリーンツーリズムをわが国で最初に行った人は誰でしょうか。これもいろいろな説があると思われますが、私は大分県安心院町(現在は市町村合併により大分県宇佐市安心院町)の宮田静一さんだと思います。物静かで、口下手な方ですが、国土交通省の観光カリスマ百選にも選ばれています。宮田さんは、最初に農村民泊で農村の生活文化を体験してもらうというグリーンツーリズムを展開しようとしたとき、町の多くの人から反対されたそうです。
もっといろいろ書こうと思いましたが、見たいテレビ番組が始まったので今日はここまで。ごめんなさい。
>> マッキーさん
ありがとうございますexclamation ×2わーい(嬉しい顔)
私の質問にズバッと答えてくださってとても感謝でするんるん
これだけ書いてくださっただけでもう十分ですよ指でOK
いろいろ勘違いしていたことまで解決できました。
本当にありがとうございます(`・ω・´)ゝ
 micco さん アグリツーリズムは 既にフィリピンの文献で知ってましたが
グリーン・ツーリズムは 初めて知ったので 
表示及び検索言語を 英語にして グーグルで 遊んでみました。

GreenTourismで検索 グリーン・ツーリズム

 イタリアとウクライナ、韓国が引っかかっりました。
英国のサイトが多かったです。 

 施設側と観光産業側で使用なので 意味は 観光学カテゴリーの方でなく
多分 ”草原観光”みたいな意味で使用。

英国ミッドランド州のファーム・ハウス
http://www.wildlifetrust.org.uk/hereford/greentourism/index.htm
英国Brecon Beacons 国立公園 宿泊施設
http://www.breconbeacons.org/content/visit-us/greentourism

Green Tourism Business 英国 業者向けビズネス・ソリージョンの提案
http://www.green-business.co.uk/index.asp
Green Tourism for London London Development Agency Business Support
http://www.lda.avensc.com/page.asp?id=21
Green Tourism
Scottish Tourist Board - accommodation, activities, events and holidays in Scotland
http://www.visitscotland.com/sitewide/green-tourism-2

イタリア シエナ州 ヴィジット シエナ
Agriturismo Countryhouse Holidays

SIENA Turismo Verde - GreenTourism in Siena
http://www.turismoverde.com/


 ウクライナサイトでは GreenTourismをキリル文字で表記したママの
Прогляд темиというロシア語でした。
ウクライナ共和国リビウ地区の山岳ホテル施設
http://greentourism.com.ua
ウクライナ共和国のグリーンツーリスム関連リンク集
http://dkz.info/forum/viewtopic.php?=&p=451
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
agri-tourismで検索 アグリ・ツーリーズム

 米国系が多く、施設より プログラム重視で教育目的ありというところ。
結構素直に 大学のサイトが引っかかりました。

Agri-Tourism ヴァージニア州立大学
http://www.ext.vt.edu/pubs/agritour/310-003/310-003.html
Description
However, agri-tourism can be viewed much like eco-tourism in that it is small-scale, low-impact, and, in most cases, education-focused
http://www.ext.vt.edu/pubs/agritour/310-003/310-003.html#L2

カンサス州のグリ・ツーリーズム産業
Kansas AgriTourism-Agriculture plus Tourism- serves Farmers and Ranchers in the Kansas AgriTourism Industry
http://www.kansasagritourism.org/

カリフォルニア大学 教育プログラムとアグリ・ツーリーズムの定義
The University of California Small Farm Program
Fact Sheets for Managing Agri- and Nature-Tourism Operations
What is Agri -Tourism
http://www.sfc.ucdavis.edu/agritourism/factsheets/what.html
Agricultural Tourism
http://www.sfc.ucdavis.edu/agritourism/agritour.html


>「観光学」自体が世間で学問として認められていない(ことが多い)現状から、
>その一研究分野のグリーンツーリズムもアグリツーリズムも、
>言葉は汚いですが、目糞・鼻糞です。
>この際、両者は同じと考えましょう。

 マッキー さんの説に 同感です。
複数のアメリカの大学用テキストでさえ ツーリズムの定義が違ってました。
最初にレスを付けた者です。
マッキーさんとhatoyaさんの考え方に同感です。

日本では「観光客を呼んで」地域活性化をしよう、という
「客寄せ」の手段として「○○ツーリズム」という造語ができてくるようです。
農林水産省がグリーン・ツーリズムを提唱するのも、
農業の振興に観光客を活用しようとする意図がうかがえます。

世界的にも細分化されたツーリズムの定義はいろいろな説がありますが、
学術系の本では各地における「既に存在する観光形態」に名前をつけるのに対し、
日本では名前が先にできて、あとから観光形態をつくっていく感じがします。

第1回グリーン・ツーリズムネットワーク全国大会は、
2004年に熊本県水俣市で開催されています。
http://www7.ocn.ne.jp/~airinkan/04greennet.html
昨年水俣を調査で訪ねていますが、その際にグリーン・ツーリズムという言葉に対して
市幹部は否定的な意見を主張していました。
水俣市の場合、「あるものさがし」という観点で
地域の特色を「ありのまま」に見せるという考え方で観光客を受け入れていますが、
その方法がグリーン・ツーリズムの目指す方向と違うようなのです。

第1回を開催した場所でさえ、こういう反応があるほどですから、
いかに名前が先行しているかがお分かりだと思います。

グリーン・ツーリズムを最初に実践したのは
マッキーさんが言われるとおり、大分県安心院町が最初とされています。
でも既にご存知かもしれませんが、安心院町のケースは、
もともとは一村一品運動の流れから発展してきているものです。
その流れを理解しないでいきなりグリーン・ツーリズムを持ち込むのには
無理があるのでは、という考え方もできます。

質問をされたmiccoさんが学部生と思われたので、
最初のレスでは基本的な内容に限定しました。
ツーリズムではまだ学問的な体系化が始まったばかりのうえ、
日本での考え方と海外での考え方とのギャップも大きく、
日本語の文献と英語の文献の両方を研究している自分にとっては、
それをどう結びつけるか、ということをいつも考えているところです。
このコミュで質問して正解でした。
「私だってちょっとくらい知ってる」と思ってましたが、知らないことだらけです。
まだまだ勉強不足で、知らないことをたくさん教えていただけました。
この先コメントしないかもしれませんが、私の質問に関するコメントはきちんと読ませていただきます。
ありがとうございますm(_ _)m

ちなみに学部生ですわーい(嬉しい顔)
初めまして☆質問させてください。
私は卒論のテーマとして「広域観光の推進」を設定しています。
観光学は専門ではないので、度々行き詰まってしまいなかなかうまく執筆できません。

いきなりですが2、3個質問させてください。

(1)広域観光の推進を進めることが、長期滞在型観光、通年型観光の実践に繋がるという記述を度々、論文でみかけます。
その根拠が分からないので教えていただけると光栄です。

(2)広域観光に実際に取組んだ結果、成功した地域の事例を教えてください。

初歩的な質問ですいません…
長文失礼いたしました。

正直言って、かなり難しいテーマを選んでしまいましたね。
私は観光学を専門にしていますが、自分でもしり込みしてしまうほどのものです。

そこで、卒論の手順としてどうすればいいかをざっと挙げてみましょう。

まず広域観光の定義づけが必要です。
広域観光と言ってもいろいろな定義があり、
県内において複数の市町村にまたがった比較的狭いものから、
中部広域観光推進協議会のように9県にまたがったものまであります。

観光庁は「観光圏整備法」という法律で観光圏の整備に力を入れていて、
これが広域観光のあり方についてのひとつのベースになっているようです。
http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/seibi.html

この広域観光の定義づけをするだけでもかなりの労力が必要です。
大学院生でなく学部生であれば、そこまでにとどめても十分だと思いますよ。

「広域観光の推進を進めることが、長期滞在型観光、通年型観光の実践に繋がる」
という記述ですが、ここに書かれている内容を見る限り、
個人的な感覚としては抽象的としか言いようがありません。
その論文の全体を読んでみないと判断ができないのが正直言ったところです。

また、成功した事例を調べるには、いろいろな事例が本として出版されていますが、
下手をすればその本を丸写しするような卒論になる危険性があります。

以上をまとめると、テーマを「広域観光のあり方を考える」に絞り、
定義づけ、観光圏整備法、そして事例紹介をしたあと
分析をして結論に持ち込むといいと思います。

ご存知かもしれませんが、論文を書く時は目次を先に作るのが鉄則です。
それでは頑張って取り組んでください。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

THE 観光学 更新情報

THE 観光学のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング