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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの007 消されたライセンス (License to Kill)

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1989年公開、ジョン・グレン監督のスパイアクション映画。007シリーズ第16作。ティモシー・ダルトンがジェームズ・ボンドを演じた最後の作品である。イアン・フレミングの原作からは短編「珍魚ヒルデブラント」の登場人物(クレスト)を使用。鮫に足を食いちぎられる、減圧室での頭部破裂、粉砕機での圧死など控えられてきた血生臭い表現を演出した。

概要

キャッチ・コピー/ポスター宣伝文
「たとえライセンスを失おうとも…」(先行予告版ほか)

スタッフ
監督:ジョン・グレン
製作:マイケル・G・ウィルソン、アルバート・R・ブロッコリ
アソシエイト・プロディーサー:バーバラ・ブロッコリ
脚本:マイケル・G・ウィルソン、リチャード・メイボーム
撮影:アレック・マイルズ
プロダクションデザイン:ピーター・ラモント
美術監督:マイケル・ラモント
音楽:マイケル・ケイメン
主題歌 "Licence To Kill" :グラディス・ナイト
作詞・作曲:ナラダ・マイケル・ウォルデン、ジェフリー・コーエン、ウォルター・アファナーシェフ
エンディング・テーマ "If You Asked Me To" :パティ・ラベル
作詞・作曲:ダイアン・ウォレン
挿入歌 "Wedding Party" :アイボリー
作詞・作曲:ジミー・ダンカン、フィリップ・ブレナン
挿入歌 "Dirty Love" :ティム・フィーハン
作詞・作曲:スティーブ・デュビン、ジェフ・ペセット
特殊視覚効果:ジョン・リチャードソン
メインタイトル・デザイン:モーリス・ビンダー
衣裳:ジョディ・ティレン
カースタント・コーディネーター:レミー・ジュリアン
空中スタント・コーディネーター:J・W・コーキー・フォーノフ
第2班監督/カメラマン:アーサー・ウースター
第2班助監督:テリー・マッデン

キャスト
ジェームズ・ボンド:ティモシー・ダルトン
パム・ブービエ(CIAパイロット):キャリー・ローウェル
フランツ・サンチェス:ロバート・ダヴィ
ミルトン・クレスト:アンソニー・ザーブ
ルペ・ラモーラ:タリサ・ソト
シャーキー:フランク・マクレ
エド・キリファー:エベレット・マクギル
ジョー・ブッチャー博士:ウェイン・ニュートン
トゥルーマン=ロッジ:アンソニー・スターク
ヘラー:ドン・ストロード
ダリオ:ベニチオ・デル・トロ
クワン:ケリー・ヒロユキ・タガワ
ロティ:ダイアナ・リーシュ
フィリックス・ライター:デヴィッド・ヘディソン
デラ・チャーチル:プリッシラ・バーンズ
ホーキンス:グランド・L・ブッシュ
ヘクター・ロペス大統領:ペドロ・アルメンダリス(Jr.)
M:ロバート・ブラウン
Q:デスモンド・リュウェリン
マネーペニー:キャロライン・ブリス

ストーリー

親友であるCIAのフィリックス・ライターの結婚式に向かう途中、「サンチェスが現れた」とDEA(Drug Enforcement Administration=麻薬取締局)の連絡を受け、ボンドとライターは現場に向かう。サンチェスはDEAが長年追っている麻薬王だったが、自身の人脈で固めた地元を離れてアメリカ領内に姿を見せたということは、二度とない捕獲のチャンスであった。

ボンドとライターは、サンチェスが逃走に使ったセスナをヘリコプターで釣り上げ捕らえ、スカイダイビングで花嫁デラが待つ教会に降り立った。

しかし、サンチェスは買収した捜査官キリファーの手助けで護送車から逃亡、新婚初夜のライター夫妻を襲い、デラを殺した上ライターを拉致してサメに足を食べさせてしまった。

帰国しようとしていたボンドは、空港でサンチェスの逃亡を知りライター宅に急いだが、そこで無残なライター夫妻の姿を発見する。ボンドは報復を誓うが、任務を逸脱した行為に対してMが自ら訪米、別件の任務を指示する。ボンドは辞職を示し、その場から逃走する。

マネーペニーやQの個人的な協力も得てサンチェスに接近するボンドだったが、その過程で香港の麻薬取締官の作戦を妨害してしまう。個人的な復讐心と国家レベルでの利害との間で苦悩するものの、英国情報部からクビにされた経歴を逆用してサンチェスの懐にもぐりこむことに成功、ガソリンにコカインを混ぜて密輸しようとするサンチェスの計画を崩壊に導く。


タイトル
アメリカ圏かイギリス圏かによって「ライセンス」のスペルが異なるため、公開時の映画のタイトルはアメリカやカナダで License to Kill、イギリスやオーストラリアでは Licence to Kill となった。しかしこれではさすがに紛らわしいので、DVD版では各国版とも原作通りの Licence To Kill に統一されている。
本作のタイトル Licence to Kill とは「殺人許可証」という意味である。これは英国諜報部の 00- 要員が「任務遂行に必要がある場合には人を殺傷することも許される」とされていることを端的に表わしたものだが、奇しくもシリーズ第1作"Dr. No"が日本公開された時に付けられていた邦題が『007は殺しの番号』だった。
なお本作は当初 Licence Revoked (剥奪されたライセンス) というタイトルが予定されていたが、アメリカで license revoked というと通常「運転免許取り消し」を意味すること、ジョン・ガードナーによる新版007シリーズの第1作が"License Renewed"(更新されたライセンス) でこれと紛らわしいことなどの理由で、試写後の段階で"Licence to Kill"に変更されている。

キャラクター、キャストなど
原作シリーズでもフィリックス・ライターはサメの生簀に放り込まれて片手片足を失うが、それは第2作『死ぬのは奴らだ』でのこと。このために一度CIAを退職するが、義手義足を装着してピンカートン探偵社で活動、後にCIAに復帰している。映画でこのエピソードは避けられてきたが、本作でついに採用された。本作でライターを演じたのは、奇しくも映画版第8作『死ぬのは奴らだ』でライターを演じたデヴィッド・ヘディソンであった。映画の007シリーズでは、ライターを演じる俳優は毎回異なっており、二度演じたのは現在までのところヘディソンのみである。なお、この次にライターが登場するのは第21作の『カジノ・ロワイヤル』であるが、設定がリセットされているために、義手義足姿では出てこない。
元々本作の悪役は「東南アジアの麻薬王」という設定であったが、中国で折りしも天安門事件が起こり撮影が困難となったため舞台が中南米に変更された。忍者や香港の麻薬取締官が登場するのはその名残である。
コロンビア人らしいという設定のサンチェスは、元より架空の人物であるが、当時コロンビアの麻薬王としてパブロ・エスコバルが名を馳せていた。また、エスコバルともつながりがあり、パナマで軍事独裁体制をしていたマヌエル・ノリエガに対し、米軍がパナマ侵攻を行うのは、本作公開の1989年のことであった。
イスマスのロペス大統領を演じたペドロ・アルメンダリス(Jr.)は、『ロシアより愛をこめて』でボンドに協力するケリム・ベイを演じたペドロ・アルメンダリスの息子である。初代アルメンダリスは、『ロシアより-』の撮影時、末期癌に侵されており、撮影終了後、入院先で拳銃自殺を遂げた。
デスモンド・リュウェリン演ずるQは、本作ではシリーズ中最も活躍場面が多い。マネーペニーに頼まれ休暇を取ってイスマスまで来たQは、運転手や水先人、掃除人などに扮してボンドを支援する。

秘密兵器など

プラスチック爆薬入り練り歯磨き。チューブから押し出して爆破目標物に塗布し、煙草のラークに偽装した遠隔操作式信管で起爆させる。サンチェスのオフィスの窓がアーモライト(FRPの一種)製の防弾仕様だったため、狙撃前にこれを使用して破壊した。
カメラ型狙撃銃。グリップに光学掌紋リーダーを内蔵。事前に登録した人間しか使用不能。登録は電卓に偽装した操作機を接続して行う。
ボンドは、タキシードのサッシュベルトにロープを収納。これを使ってサンチェスのオフィスの窓外にぶら下がる。
この他に、Qは次のものを持参。
目覚まし時計型爆弾。使用した者は絶対目覚めない。
インスタントカメラ。フラッシュからレーザーを発射。透視撮影も可能。
ほうき型通信機。掃除人に変装したQが、パムとの交信に使用。
ボンドの愛用銃は、ワルサーPPKであるが、この作品と前作『リビング・デイライツ』では、ワルサーPPKのアメリカ輸出用であるワルサーPPK/Sが使用された。なお、銃のアップのシーンではワルサーPPKが使われている。
特殊装備を施したボンドカーは本作では登場しないが、サンチェスが麻薬密輸のために用意したタンクローリー(ケンワース・W900B)で、片輪走行やウィリー走行などのアクションを行う。撮影にあたっては、改造車が使用されている。
タンクローリーの改造を任されたケンワース社主任技師ラリー・オアは、デトロイト・ディーゼル系列のエマーソン社でエレクトロニック・エンジンに改造。トラック・ウェルド社で特製サスペンション。シアトル工場のモウ・ブーリングルッド元副主任技師により2重運転席に改造される。タンクローリーは、メキシコのメヒカリで関係者に引き渡され、ヒロインにちなみパメラ1号、2号、3号と命名される。ケンワース・メキシカーナ社が撮影中のメンテナンス担当。ラリー・ダウンズ(インランド・ケンワース)。
スティンガーミサイル。サンチェスとその部下が、ボンドとパムを攻撃するのに使用。
シャークハンター?。クレストの所持する潜水艇。
クレストの潜水機材は、ジョン・H・ペリー社(John H. Perry Inc.)とサブマーシブル・システム・テクノロジー社[1](『私を愛したスパイ』の潜水用ロータス・エスプリ製造にも参加)が提供した。

その他

撮影地:チェルブスコ・スタジオ、キーウェスト、ドゥランゴ、アカプルコ、メキシコシティ。
オープニングでボンドたちが乗る車が走っているのは、フロリダのオーバーシーズ・ハイウェイのセブンマイル・ブリッジ。後の場面でサンチェスが護送車から脱走を図るのも、この場所である。
ライターの結婚式が行われたのは、キー・ウェストのセント・メアリー・スター・オブ・ザ・シー・カトリック教会(St.Mary Star of the Sea Catholic Parish)である。
ボンドはキーウェスト国際空港のパンアメリカン航空カウンターで、サンチェスが脱走したことを聞き引き返す。
シャーキーのボートが係留されている桟橋や、クレストの施設などは、ガリソン・バイト・マリーナ(Garrison Bight Marina)で撮影されている。
ボンドがDEAのホーキンスと会話する街角は、マロリー・スクエアである。
ボンドがMと対面し、命令を拒否して殺人許可証を剥奪された場所は、ヘミングウェイ・ハウス。作家アーネスト・ヘミングウェイが住んでいた邸宅で、現在は博物館となっている。ここではヘミングウェイが飼っていた猫の子孫が保護されており、画面にも登場する。ボンドは、Mに銃を渡すように言われ「武器よさらば」と口にする。
イスマス・シティでボンドたちが宿泊したエル・プレジデンテ・ホテルの外観はメキシコシティのメキシコ中央銀行図書館、内部はグラン・ホテルで撮影された。
ボンドが金を預けたイスマス銀行の建物は、メキシコシティ中央郵便局が使われた。
サンチェスの経営するカジノの外観は、メキシコシティ市民劇場(El Teatro de la Ciudad)、カジノの室内はカジノ・エスパニョールで撮影された。
サンチェスの屋敷は、アカプルコのヴィラ・アラベスク(Villa Arabesuque)で撮影された。
ジョー・ブッチャーのオリンピアード・メディテーション・インスティテュートは、メヒコ州トルーカにあるオトミ・セレモニアル・センター(Otomi Ceremonial Center)の建物が使用された。
タンクローリーのアクション・シーンは、バハ・カリフォルニア州メヒカリで撮影された。
英国秘密情報部の所在地は、本作ではホワイトホールの旧陸軍省ビル(Old War House Building)前の映像が使用された。その画面の奥に、前作『リビング・デイライツ』での所在地だったトラファルガー広場が見えている。
メインタイトルで、本編の映像はオリンパスOM-4のレンズの中に入っていく。
メキシコのロケ(大統領官邸のシーン)では、ロケ地のメキシコシティの焼鳥店の日本人店主など日本人エキストラも採用された。
前述のライターがサメに襲われるシーンや、クレストが破裂して死ぬシーンなどのため、本作はイギリスでは映倫規定に引っかかり、計4ヶ所をカットすることになった。またアメリカではシリーズ初のR指定を受けることになる。
映倫規定で引っかかったシーンを削除されていない「アンカット・バージョン」は日本でも1990年にワーナーホームビデオから発売されたビデオ・テープ並びにレーザーディスクで見ることが出来る(日本公開版もこのアンカット・バージョン)。それ以降、発売された初のワイドスクリーン版LD、最初にDVD化された「消されたライセンス(特別編)」は規定箇所が削除された「カット・バージョン」である。しかし、2006年に発売された「消されたライセンス・アルティメット・エディション」DVDでは規定箇所が削除されていない「アンカット・バージョン」が収録されている。
後半でボンドとサンチェス組織が繰り広げるタンクローリーのカースタントは迫力満点だが、この撮影中にスタッフ達は数々の怪奇現象に見舞われた。最も有名なのは爆発炎上するタンクローリーの宣伝用スチル写真に写った「手の形をした炎」。(当時テレビや雑誌などで大きく扱われた) 実は撮影現場となった山道では過去に尼僧数人が乗った車が運転を誤って転落死亡事故を起こしていたといういわくつきの場所だった。その事を後で知ったスタッフらは全員凍りついたという。
キー・ウェストのバレルヘッド・バーで、パムはライムを添えたバドワイザーを注文し、ボンドも同じものを頼む。
イスマスのホテルに着いたボンドは、シャンパンのボランジェRDをケースで注文。
ボンドはカジノでは、シェイクしステアしないミディアム・ドライ・ウォッカ・マティーニを注文。
本作のエンディングでは、喫煙が肺癌・心疾患・肺気腫を引き起すこと、妊娠に悪影響を与えるであろうことがクレジットされた。本作以後、『ダイ・アナザー・デイ』までボンドが煙草を吸うシーンは登場しなくなる。
ボートの提供は、シガレット・レーシング・チーム社(Cigarette Racing Team Inc.)。
クレストの船舶機器の提供は、古野電気(Furuno U.S.A. Inc.)。
潜水用具は、ダコー(Dacor Corporation)の提供。
宝石類は、マッピンウェブ(Mappin & Webb)の提供。
前作に続き、本作でもエンディングにオープニングと異なるテーマ曲が歌われた。今回のエンディング・テーマは、パティ・ラベルの『イフ・ユー・アスクト・ミー・トゥー』で、このときはさほど注目されず、ビルボードのシングルチャートは79位にとどまった。ところが、1992年に発売されたセリーヌ・ディオンによるこの曲のカバーは、ビルボードのシングルチャートで4位に入るなど、大ヒットとなった。

日本語吹き替え
ビデオ

ティモシー・ダルトン:田中秀幸
キャリー・ロウエル:勝生真沙子
ロバート・デビ:若本規夫
ロバート・ブラウン:宮内幸平
デズモンド・リューウェリン:槐柳二
1996年1月6日放送

ティモシー・ダルトン:小川真司
キャリー・ロウエル:勝生真沙子
ロバート・デビ:麦人
ロバート・ブラウン:石森達幸
デズモンド・リューウェリン:北村弘一
1999年10月17日放送 テレビ朝日『日曜洋画劇場』

ティモシー・ダルトン:山寺宏一
キャリー・ロウエル:田中敦子
ロバート・デビ:麦人
ロバート・ブラウン:大木民夫
デズモンド・リューウェリン:田口昂
2006年11月22日発売 DVD アルティメット・コレクション

ティモシー・ダルトン:大塚芳忠
キャリー・ローウェル:松谷彼哉
ロバート・ダヴィ:青山穣
ロバート・ブラウン:中博史
デズモンド・リューウェリン:白熊寛嗣



(´・ω・`)もきゅ


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