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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの愛天使伝説ウェディングピーチ

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富田祐弘が原作・原案を務めテンユウが企画しKSSによって制作されたメディアミックスプロジェクト作品。源流作品であるテレビアニメ版はテレビ東京系列にて放映。原作として扱われる漫画版は「ちゃお」(小学館)にて連載。後にOVA『ウェディングピーチDX( - デラックス)』が全4話で作られている。

概要

原作漫画版
アニメ放映に先駆け、漫画版が小学館の少女漫画雑誌「ちゃお」ならびに同社の刊行する各学年誌・幼年誌に連載された。連載期間は各雑誌によって異なるが、もっとも代表的な「ちゃお」版の期間は1994年3月号からアニメ放映終了年の1996年4月号まで。原作は富田祐弘。執筆作画は谷沢直。ちなみに漫画連載版のタイトルには『愛天使伝説』の文字は無く、その代わりとして『愛の超天使伝説』のサブタイトルがつけられている。コミックスにおいてはこれらのサブタイトルは全て削除され『ウェディングピーチ』のみのタイトルで書籍化された。ちゃお連載分については、小学館・ちゃおフラワーコミックスから単行本全6巻が発刊されている。アニメ企画から漫画版が作られてはいるが、通常においてはウェディングピーチはちゃお漫画版を原作とする。

また、原作者の富田・谷沢の両名は、アニメ版ピーチにおいてもそれぞれメイン脚本家(富田)、ゲストキャラクターデザイン(谷沢)としてスタッフ参加している。


学年誌漫画版
小学館の幼年誌・学年誌では、1994年度と1995年度に『幼稚園』『小学一年生』『小学三年生』『小学四年生』で漫画連載された。『小学二年生』では1995年度にアニメの情報が掲載されていたが、漫画連載は両年度とも無し。作画は『三年生』版がちゃお版と同じく谷沢直、『幼稚園』と『一年生』は此路あゆみ、『四年生』はたちばな真未。単行本は、94年度版『四年生』掲載のものがてんとう虫コミックススペシャルより「愛天使伝説ウェディングピーチ愛天使誕生編」のタイトルで出ている。

また、余談になるが、原作漫画作画者である谷沢と四年生版作画者であるたちばなの両名はアニメ版放映と前後し、二人で組んで同人サークル『まんどりる』を結成。アニメ版ピーチのギャグ中心同人誌『爆裂桃嫁』を数冊、執筆・発行・頒布した。


テレビアニメ版
1995年4月5日から1996年3月27日まで、テレビ東京系列の水曜18時枠において系列局同時ネットで放映された。[1] テレビ放映終了後に、読売広告社が持っていた木曜18時枠(本作品を放送していた当時は『ふしぎ遊戯』を放送)と代理店を入れ替えている。そのため、NASにとっての次番組は『水色時代』になる。


ウェディングピーチDX
アニメ版放映終了後の1996年11月から翌年の3月まで発売されたOVA作品。アニメ版終了後の後日談を交えた『第2部』としての完全新作ストーリー。全4巻。

なお、テレビアニメ版から『愛天使伝説ウェディングピーチDX』などと表記されることが多いが、これは間違い。正確には原作漫画版と同じく『愛天使伝説』の文字が抜ける。つまり『ウェディングピーチDX』のみが正式なタイトルの表記である。

第1話『愛天使復活!〜海に行っても戦うわ〜』1996年1月29日発売
第2話『サルビアの恋 〜豪華客船でも戦うわ〜』1996年12月20日発売
第3話『再会 〜クリスマスでも戦うわ〜』1997年1月24日発売
第4話『偽りの愛天使 〜バレンタインでも戦うわ〜』1997年3月21日発売
物語が未完であることからファンからは続編が望まれているが、メイン制作会社であるケイエスエスの破綻や実質的にアニメ製作を担当したオー・エル・エムが『ポケットモンスター』で大ヒットを飛ばしている状況などを鑑みた場合、製作はほぼ不可能であるという見解が大半を占める。[2]


スタッフ

原作
小学館『ちゃお』連載

企画:テンユウ
ストーリー脚本:富田祐弘
漫画執筆:谷沢直

アニメ
プロデューサー:岩田圭介(テレビ東京)、梅下博文、浅賀孝郎
監督:湯山邦彦
キャラクターデザイン:只野和子
脚本:富田祐弘、寺田憲史、園田秀樹、大橋志吉
編集:関一彦、今井剛
タイトル:マキプロ
現像:イマジカ
調整:蝦名恭範
効果:高木良行、小山健二
音響担当:飯塚康一
製作担当:岩見一伸
製作デスク:太田昌二
制作進行:中林真理
ビデオ編集:宗和洋史
製作スタジオ:KSSスタジオ
アニメーション製作:ケイエスエス
製作:テレビ東京・NAS、ケイエスエス

主題歌

オープニングテーマ
『夢見る愛天使』
作詞:松葉美保 作曲:岡崎律子 編曲:岩本正樹 歌:FURIL(氷上恭子・宮村優子・野上ゆかな)
『Wedding Wars〜愛は炎〜』
作詞:佐藤ありす 作曲:斎藤かんじ、大和朗 編曲:関根安里 歌:中島えりな
『Merry Angel』(DXテーマ)
作詞:佐藤ありす 作曲・編曲:斎藤かんじ 歌:FURIL'(氷上恭子・宮村優子・野上ゆかな・今井由香)

エンディングテーマ
『21世紀のジュリエット』
作詞:織田ゆり子 作曲:工藤崇 編曲:岩本正樹 歌:FURIL
『ヴァージンラブ』
作詞:佐藤ありす 作曲:斎藤かんじ、大和 朗 編曲:関根安里 歌:FURIL
『Sweet little love』(DXエンディング)
作詞:佐藤ありす 作曲・編曲:山本はるきち 歌:FURIL'(氷上恭子・宮村優子・野上ゆかな・今井由香)

登場人物

愛天使ファイターエンジェル
花咲 ももこ(はなさき -)/ウェディングピーチ(声:氷上恭子)
本作の主人公。聖花園学園中等部に通う自称「恋する乙女」。おっちょこちょいで天然ボケな性格。社交的でややミーハー。敵に対してでも優し過ぎるところがあり、涙脆い純情な面が目立ち、戦いなど関係なしに落涙してしまうことも(度々、その点はひなぎくやスカーレットに指摘される)。父親はカメラマン。母・さくらが残していった指輪を大切にしている。青年天使リモーネから与えられたセントミロワール(手鏡)を使い、愛天使ウェディングピーチに変身。白を基調としたウェディングドレスを身に纏う。ピーチが持つブーケはキャンドル型のステッキ「セント・オペラシオン」に変形し、人間にとりついた悪魔を追い払うラブリー・オペラシオン・タンピートを放つことが出来る。愛のウェーブが高まると、赤いハイレグレオタードにプロテクターと白のスカートを身に付けたファイターエンジェルにお色直し(二段変身)する。
変身後の決め台詞は「○○の善き日に××なんて許せない!愛天使ウェディングピーチはとってもご機嫌ななめだわ!!」(○と×の部分はシナリオや季節によって変わる)。
お色直し後の初期の技は、大きな赤い光のハートを発射し、悪魔を浄化させる「セントミロワール・ブライダルフラッシュ」。[3]後半からは聖サムシング・フォーのひとつである「聖サムシング・オールド」を手に入れ、セントミロワールと合わせ新たなる必殺技「ウェディング結納返し・聖(セント)クリスタル・ラブ・フォー・ユー」を繰り出せるようになる。
愛の女神の血筋によって選ばれた、愛の時代継承を司る聖サムシング・オールドの守護者。母から受け継いだ指輪にそのエネルギーが宿っている。
最初は犬猿の仲だったようすけとは数々の経験から徐々に親しくなり、ようすけのことが大好きになる。
珠野 ひなぎく(たまの -)/エンジェルデイジー(声:宮村優子)
ももこの同級生で幼馴染み。男勝りで勝気且つ大雑把な性格。一人称は「俺」。短気で手を出すのが早いが、仲間思いの優しい少女であり、どんなことがあっても決して友達を裏切らない。家は花屋(フラワー珠野)を営んでいる。家族は江戸っ子気質の両親と弟が一人。同じくリモーネから与えられたセントバンデュール(腕時計)を身に付け、愛天使エンジェルデイジーに変身する。ウェディングドレスは黄色。お色直し後のハイレグレオタードは濃い目のレモンイエローである。
変身後の決め台詞は「デイジーは無邪気な心の象徴だ!邪悪な風なんか吹き飛ばしてやる!!」。
初期の技は、花吹雪を撒いて相手を麻痺させる「セントバンデュール・デイジーブリザード」。後半からは聖サムシング・フォーのひとつである「聖サムシング・ボロー」を手に入れ、セントバンデュールと合わせ、新たなる必殺技「愛のメモリアルキャンドル・聖トルナード・ドリーミング」を繰り出せるようになる。
天使界における守護天使のひとり、天使デイジーの転生者。友愛の絆を司る聖サムシング・ボローの守護者。他の人(原作では母親、アニメ版では友人)から預かったロケット・ペンダントにそのエネルギーが宿っている。
ももこはようすけ、ゆりはリモーネと親しかったことで自分は柳葉先輩と親しくなろうと目論んでいたが、リモーネの正体が柳葉先輩であったことを知ってからは已む無くあきらめることとなった。幼馴染のたくろうのことは自分では「ただの幼馴染」としか言わず意地を張っているが、続編のOVAでは再会したポタモスとたくろうが仲睦まじくしていたことに嫉妬していたので、満更ただの友達とは思っていない模様。
谷間 ゆり(たにま -)/エンジェルリリィ(声:野上ゆかな)
ももこの同級生で幼馴染み。お淑やかな性格をしたお嬢様タイプだが、愛天使の中では一番人格変化の激しい少女で、怒ると非常に恐い。家はブライダルサロンに特化したブティックを経営しており、大金持ちの一人娘で、家族仲も良好。学校内では抜き出て成績優秀であり、普段から要領良く行動している。女神アフロディーテから与えられたセントリプライナー(ペンダント型口紅)をかざし、愛天使エンジェルリリィに変身する。ウェディングドレスは水色。お色直し後のハイレグレオタードは青である。
変身後の決め台詞は「"清純"と言われしリリィの花言葉、咲かせて愛を授けます!」。
初期の技は虹色のリボンを伸ばし、相手の攻撃をかわす「セントリプライナー・リリィレインボー」。後半からは聖サムシング・フォーのひとつである「聖サムシング・ブルー」を手に入れ、セントリプライナーと合わせ、新たなる必殺技「乙女の恥じらいヴェール・聖シュトラール・スターダスト」を繰り出せるようになる。
天使界における守護天使のひとり、天使リリィの転生者。愛の清浄を司る聖サムシング・ブルーの守護者。学園教会裏の墓地にある祖母の墓に収められていた一対の青いイヤリングにエネルギーが宿っている。
天使リリィの転生者ゆえに前世の恋人であった青年天使リモーネ(柳葉先輩)と恋人の仲へと進展する。
スカーレット 小原(すかーれっと おはら)/エンジェルサルビア(声:今井由香)
突如、ももこたちの前に現れた四人目の愛天使。帰国子女。悪魔族に対しては、一切手加減や容赦はせず、あくまで自身の正義を貫き通す。それ故に、悪を倒さず、浄化することがモットーのももこ達とは一時、屈折した関係でいた。他の3人と異なり、アイテムを使わず自身の天使の力で、愛天使エンジェルサルビアに変身することが出来る。ウェディングドレスは薄紫色。お色直し後のハイレグレオタードは紫色である。新たなる愛の発生を守護する聖サムシング・ニューの守護者。なお、原作版とテレビ版では設定が異なる。必殺技は聖ピュアソードを二本用いて相手を縦横無尽に斬りつける「情熱のケーキカット」。そして彼女の登場から手に入れた「聖サムシング・ニュー」の加勢によって「聖サムシング・フォー発露」が可能になる。
原作版ではももこたちと同じく聖花園学園中等部の生徒で転校生。両親は海外で仕事をしているため、お手伝いのばあやと共に家で暮らしている。天使界における守護天使のひとり、天使サルビアの転生者で、他の転生者であるひなぎくやゆりと違い、母から受け継いだティアラに宿っていた聖サムシング・ニューのエネルギーに頭脳や魂が刺激され、幼い頃から天使界の記憶を持っていた。そのために悪魔族に対して激しい怒りを燃やすようになる。
アニメ版では聖ミハエル学園中等部の生徒。転生を介さずに人間界に下りてきた純粋な天使であり、悪魔族との戦いの最中に親友を失ってしまったことが、その怒りの源。自らの力の回復のためサルビア湖にて眠りにつき、発現した聖サムシング・ニューの導きにより目覚める。
原作では幼馴染のディーンと本格的に親しくなるも、アニメ版では愛天使の中で全く恋愛に無縁であり、続編のOVAで大富豪の青年・オアシスと恋愛関係になるも、その相手の正体が堕天使であり、やむなく撃退するしかなかったため、未完のアニメでは悲恋のまま終えている。
じゃ魔ピー(-ま-)(声:松本美和)
悪魔族の使い魔「おじゃ魔族」の妖精であり、バトルヒロイン物の少女漫画におけるマスコットキャラクター。初期は悪魔族の言いなりにあらゆる愛を持つ女性を中心にとりつき、悪事を働いていたが、ウェディングピーチの優しさに触れ改心。以後は愛天使たちのサポートをするようになる。しかし体が小さくバレーボールのような容姿から、度々ひなぎくの八つ当たりを受けたり、子供からぬいぐるみに間違われ、体が千切れるほど引っ張られるなど、作中では度重なり戦いで苦しむももこ達とは逆に、普段憂き目に遭っている。頭の回転はいまいち鈍い模様であるが、悪魔族には精通している。好き嫌いは無く何でも食べられ、特にゆりの手料理が好物である。愛天使たちへの呼び方は「〜様」ではなく「〜ちゃま」と呼ぶ。[4]戦闘時以外の会話では、語尾に「〜でちゅピ」と付けることが多い。ももこたちが愛天使としての任務をサボると、厳しく叱ったりする「お目付け役」的な一面もある。


あらすじ

愛天使伝説ウェディングピーチ
聖花園学園中等部に通う花咲ももこは新聞部に在籍する夢見る中学生。同じく新聞部に在籍する珠野ひなぎくと谷間ゆりの2人と共に部活動の一環としてサッカー部の試合取材を行った。サッカー部には学園中等部全女子憧れのスタープレーヤー柳葉和也先輩がいる。気合の入る新聞部三人娘。だが柳葉への取材を行おうとした矢先、三人娘は同学年の補欠キーパー・風摩ようすけに対個人取材の拒否というダメ出しをされ、仕方なく試合会場を後にした。

その帰り道、三人はプリュイと名乗る怪しい男に襲われる。プリュイは使い魔「じゃ魔ピー」を気絶したひなぎくとゆりに取り憑かせ、ももこを襲わせる。プリュイの狙いはももこがいつも指にしている、幼い頃に亡くした母の形見の指輪だった。窮地に陥るももこ。それを助けたのは天空より現れた天使リモーネだった。リモーネはももこに聖手鏡(セント・ミロワール)なるミラーコンパクトを渡す。手鏡を開くとそこには天使たちの長たる女神・アフロディーテの姿が現れ、ももこに「愛天使 ウェディング・ピーチ」に変身し、友を救うようにと促す。導きに従い愛天使へと変身したももこは、じゃ魔ピーとプリュイを撃退した。

ももこの指輪は天使の世界・天使界を支える聖なるアイテム「セント・サムシングフォー」の一つだった。(正確にはエネルギー化したサムシングフォーの力が宿ったアイテム)今、天使界は悪魔界の悪魔達による侵攻を受け、危機に瀕していた。悪魔達の狙いは天使界を支える「セント・サムシングフォー」の破壊。これが成されれば、あらゆる世界から愛が失われ、全てが憎しみと破壊の闇に閉ざされるという。プリュイは悪魔界の悪魔だったのだ。

ももこは世界の愛とそれを支えるサムシングフォーを守り、探し出すためにウェディング・ピーチとして戦う事になる。後にゆりとひなぎくも、ももこと悪魔族の戦いに巻き込まれて、それぞれ「エンジェル・リリィ」と「エンジェル・デイジー」に変身する能力を得て、聖花園学園新聞部三人娘は、世界の愛を守る「愛天使たち」として悪魔を浄化する戦いに身を投じていく。当初は敵であった「じゃ魔ピー」もピーチの優しさに触れて浄化され、ピーチたちに悪魔族の情報を教える知恵袋的なマスコットとして活躍する事となる。かくて、愛天使と悪魔族、太古より続く戦いに大きな変化が現れたのである。


逸話

漫画とアニメの差異
漫画版の作成においては途中より谷沢側の専行が始まり、漫画版ストーリー終了時には富田のアイディアがほとんど没になるという事態もまま起こった。そのため、アニメ版とマンガ版は基本ストーリーは同じだが、キャラクター設定(デザイン・性格・バックグラウンド)や細かなエピソードストーリーが似ているようで全く違うという事態が数多く発生した。そのためアニメ版のほうが原作者である富田の意向をより反映させた作品となっている。


設定差異の例
連載初期におけるコスチュームなどの違い
連載初期は企画途中の初期設定からキャラクターなどを興したため、コスチュームや姿がそれに準じている。ファイターエンジェル時の戦闘服の胸部装飾が無い状態、ひなぎくの頭を留めるリボン、ブライダルフラッシュのスタイル(アニメではミロワールから直接フラッシュを浴びせているが、漫画版ではミロワールを聖カメラに変えてカメラで狙いを定めてフラッシュを焚く形になっている)やウェディング・ソード(漫画独自のピーチ専用アイテム。サルビアの聖ピュアソードと同じくケーキカットがモチーフ)など。これらは連載途中より「愛の超天使」としてパワーアップするという理由を用いる事でアニメ版の正式設定に随時準じていくよう修正された。
たくろうの性格
アニメ版では単なる気弱なネクラ少年だが、漫画版では自らの優秀さを鼻にかけたイヤミ人間として描かれている。その性質は双方とも、スポーツが出来て明るい柳葉やようすけへのコンプレックスから来るもので、ひなぎくとの関係を修復する事でこれが解消されるように設定されている。
また、アニメ版のたくろうはひなぎくを「ひなこ」と呼ぶが、原作漫画版ではこれが無く「ひなぎく」と呼び捨てになっており、子どもの頃にも「ひなちゃん」と呼んでいる。これは後述する「セーラームーン」との差別化問題に端を発するもので、富田は「ムーン」における「うさぎ」の愛称である「うさこ」を意識し「ひなこ」を使おうとしたが、谷沢が「いくらなんでもやりすぎだ」と強硬に反対したために、原作漫画版での呼称が変わったというエピソードがある。
スカーレット(エンジェル・サルビア)の設定
アニメではスカーレットは純粋な天使であるが、漫画版ではゆりやひなぎくと同じく人間に転生した天使となっている。
また、アニメ版では恋愛のパートナーの存在していない(DXでは登場しているが、敵としての登場だったために悲恋で終わり恋愛相手としてのパートナーではない)サルビアであるが、原作漫画版ではきちんと幼馴染として「ディーン・バトラー」なる運命の恋人が登場している。
愛天使の定義
アニメではあやふやで、最悪「天使界の天使」が「愛天使」と、とられかねない愛天使の定義が、漫画版では確固とした言葉で示されている。すなわち「人間界に生まれて人間の血を持ち、父母の愛情や友の愛情に包まれる事、そして人間が元来持つ憎しみの力を持ちながらも(これがいわゆる予防接種におけるワクチンのような働きをする)自らの持つ負の感情に打ち勝つことで、逆に天使族には持ち得ない、より強力な愛の力を自らの内に育む事ができる天使」を「伝説の愛天使」と呼ぶとされている。
ラスト
漫画ではレインデビラは浄化された直後に姿が消滅し悪魔界の奥にて眠りにつくが、アニメでは浄化された後、夜空を飛んでいく。

チャペルセーラームーンとの対比
この作品はアニメ作品『美少女戦士セーラームーン』の第一期スタッフが数名参加しており、既に人気作であった『セーラームーン』とジャンル・ストーリー展開が類似していたことから、一部の視聴者から批判や抗議を受けた。原作者(漫画版スタッフ)の元にはかなりの数の脅迫の手紙すら舞い込んだという。
「1つのヒット作が生まれることで多くの類似・便乗作品が派生し、競合する」こと自体は'60〜'70年代のアニメ・特撮の「怪獣・変身ブーム」など、ざらに見られた話であったが、本作発表時は、それらの時代を経験していない世代がマニア層の中核をなすようになっており、'80年代以降のアニメブームによってファンの意識が先鋭化・細分化している状態では、「二匹目のドジョウ」的企画は、ほぼ全てにおいて「邪道」と見なされたのではないかとする見方もある。
なお実際、当時の同時期には赤ずきんチャチャ、ナースエンジェルりりかSOS、怪盗 セイント・テール等といった変身少女アニメが放送されていた。ただ、その中において特にピーチが批判のやり玉に挙げられた理由として、前述の理由のほかに、これらのアニメが「単独ヒロイン物」であるのに対して、ピーチはムーンと同じ「チームヒロイン物」であるが故に単純に比較されやすい作品であった事が考えられる。ちなみに、2007年現在放映中のYes!プリキュア5もセーラームーンの2番煎じとの見方・批判もあるが、セーラームーン終了から10年以上経過していることもあり、上記のような問題は起きていない。また、Yes!プリキュア5のカラーリングにはウェディングピーチの影響が見られる等、セーラームーンの要素のみならずウェディングピーチの要素も取り入れられている。
この作品にはセーラームーンとよく似たメソッドが多数存在し、それがまたファンの神経を逆なでする大きな要因となったらしい。「珠野」「雨野」などの一部の登場人物の名字設定や、たくろうはひなぎくの事を「ひなこ」と呼ぶこと、お助けキャラの「颯爽と登場するが、手助けするだけであくまでヒロインが主体」という設定などが挙げられる。漫画作画の谷沢は前作「いただき! パンサー」での反省から、批判を避けるためにそれをできうる限り消して、漫画に起こす際にそのテのネタを削除にかかったが、連載初期においては企画会社や原作者の意向を無視できないため、キャラ名や基本構造ゆえのキャラ状態までは変更できず、結果としては焼け石に水であった。このことがその後、ファンに名高い漫画連載後期における「谷沢暴走」につながるきっかけとなったという見方もある。
『美少女戦士セーラームーン』シリーズでは、数々のチャーム(呪文)は、基本的に英語もしくは日本語化した英語のフレーズだった。他方、『ウェディングピーチ』の場合、チャームがたいへん独特で、アニメを TV で放映していたとき、愛天使たちが何と叫んでいるのか意味がよく分からないものが多かった。アニメにおける設定ガイドブックとして発売された『ウェディングピーチ シークレットファイル』に掲載されている文字となったチャームを見ると、英語だけではなく、フランス語、ドイツ語、更にスペイン語まで使用されていたことが分かる。しかしながら子供向けアニメでは不向きであり、当時の子供達がこれを真似る姿は見られなかった。『セーラームーン』との対抗する上でのことか、関係なく設定されたのか不明であるが、非常に印象に残ることである。なお漫画作画の谷沢によると、原作の富田は翻訳辞書数冊を使ってキャラクターなどのイメージに関連する言葉をいくつも調べ、最も合った音感を持つと自身で思える語を採用していたとのことである。
なお『セーラームーン』との最大の差別化としては「登場する全てのメインキャラクターに恋愛のパートナーが設定されている」点が挙げられる。(アニメ版では設定の無かったサルビアのパートナーも原作漫画版ではきちんと登場している)。

YouTube - virgin love
http://jp.youtube.com/watch?v=MIRIzGnlYFg

YouTube - Wedding Peach Opening I
http://jp.youtube.com/watch?v=zodHQWGWRzw

( ´・д・`)y-~~ セーラームーンのパクリだとしか思わなかったアニメですねw

コメント(2)

たまに見てました。
フツーに「あー、ドレスひらひらで女の子喜びそうだなーるんるん」と思ってました。

私は『プリキュア5』見た時、『東京ミュウミュウ』と『ぴちぴちピッチ』(だっけ?)思いうかべました。
(´・ω・`)この作品ははじめて見た時かっきり3秒意識失ってましたw

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