ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュの五星戦隊ダイレンジャー

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
1993年(平成5年)2月19日から1994年(平成6年)2月11日までテレビ朝日系列で毎週金曜日17:30 - 17:55に全50話が放送された、東映製作の特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」第17作であるが、シリーズの初期作品が一時期別枠で展開されていたため、当時はシリーズ15周年記念作品として扱われた。


あらすじ

今から8000年前の紀元前6000年頃、中国南部にダオス帝国が誕生した。そこは、サイキックパワーの能力(妖力)を使うゴーマ族と気功術の能力(気力)を使うダイ族が支配していた。だがある日、ゴーマ族は、帝国を自分たちの支配下に置こうとダイ族に攻撃を仕掛けてきた。平和を愛するダイ族は戦いを決意し、その日から長い戦いが始まった。長く5000年近い戦いの末、ゴーマ族とダイ族は地上から姿を消し、戦いは終わった。

しかし現代にゴーマ族が復活し、暗黒の世界を作りあげようとしていた。その時、「天に輝く五つ星」が現れた。彼らは気力や拳法を使う若者で、ダイ族の生き残りである道士・嘉挧(カク)の導きにより、転身(変身)する。


概要

特徴
モチーフは『光戦隊マスクマン』でも取り入れられた気功と、中国的な要素としての聖獣(龍、獅子、天馬、麒麟、鳳凰、白虎、玄武)である。当時の格闘ゲーム人気なども反映したのか、マスクマン同様5人は拳法の達人と設定(特に亮を演じた和田圭市は本当に格闘技が得意で、リュウレンジャーのスーツアクター・大藤直樹よりも体格がよかったという)され、彼らが使う拳法も実際の中国拳法が基になっている。変身後のスーツや戦隊メンバーが各々自分の使う拳法を取り入れている名乗りポーズ(第47話では、転身不能になった5人が素面のまま名乗りポーズを行うシーンもあり、演じた役者たちのスーツアクター達に負けない動きの良さ等から、本作品随一の名シーンとも言われている)、洗練されたアクション、そして当作における巨大ロボットにあたる「巨大武人」にあふれる中国的なテイストも魅力の一つでもある。

「ダイレンジャー」の名前の由来は中国の地名「大連」からと言われることもあるが、スタッフによると実際は単純に「“大”レンジャー」が由来とのことである。 タイトルロゴ末尾の「ー」は「ャ」の上に置かれたが、不評だったのか次作『忍者戦隊カクレンジャー』からは「ャ」と「ー」の位置が逆転した。

その華麗なアクションから戦闘力的には歴代最強戦隊との呼び声が高く、1994年に作られた「スーパー戦隊ワールド」と言う作品では、本作のBGMが使用されていた。それを現すように、「スーパー戦隊ワールド」劇中では当時の現役戦隊のカクレンジャーを差し置いて、一番見せ場が有る。「みんな、行くぜ」の掛け声もニンジャレッド・サスケでなく、本作のリュウレンジャー・亮が担当しているなど、優遇されていた。

音楽担当には『仮面ライダーBLACK』『仮面ライダーBLACK RX』をはじめ『女バトルコップ』『大予言 復活の魔人』などいくつかの東映作品で既に実績のあった川村栄二が満を持しての起用となった。川村はこの年劇場用作品『仮面ライダーZO』の音楽も平行して手がけている。

本作が初となる試みとして、以下に挙げられる特徴の中の「戦隊メンバー個別のアイキャッチ」(各話ごとに物語の中心となるメンバーのものが使用される)が設けられた事以外にも、タイトルコールの冠名も戦隊名も全員でコールしていることが挙げられる。これも当作の5人全員が主役とのスタンスを強調するための策で、特にアイキャッチは後続の諸作品でも採用されることが多くなった。他の新しい試みには、戦隊を冠する単語が巨大ロボの合体コードに入る事(大連王の『五星合体』)が挙げられる。

この年から、メインスポンサーに従来のバンダイと後楽園ゆうえんちに加え、講談社が加わり(夏の間は、一時期CMが放映されなかった)、同社は1998年の『星獣戦隊ギンガマン』まで参加した。

また本作は『高速戦隊ターボレンジャー』以来4年ぶりに劇場版が製作された作品でもある。


作風
作風面での特徴をいくつか挙げる。

生身で気力などの潜在能力が一番高いのは、レッド(リュウレンジャー)ではなくピンク(ホウオウレンジャー/リン)。
これまでの戦隊シリーズでは、レッドが常にリーダーという不文律があった。しかし当作のリュウレンジャー/亮は、上記の潜在能力の件にもあるように絶対的なリーダーというキャラクターが与えられておらず、明確なリーダーを設定せず、5人全員が主役であるということが重視されている。それを強調するための策が講じられた。以下に代表的な例を挙げる。
各キャラクターごとに因縁のあるキャラクターを設定した(キャラクターごとにメインとなる脚本家を置くという形がとられている)。ただしキリンレンジャー/知は他のメンバーに比べると因縁のあるキャラクターに恵まれてるとは言えず、出番の多さや印象の強さでは不利になってしまった感は否めない。
メンバーが各々名乗った後の締めとなる決め口上(後続のスーパー戦隊諸作では、このケレン味あふれる決め口上が踏襲される)をリードするのは、その話の中心キャラクターで、必ずしもリュウレンジャーではない。
アイキャッチ映像も従来のように全員が集合したものではなく、メンバーを一人ずつ映したものが5種類(キバレンジャー登場後は6種類に増加)用意され、各話の中心キャラクターのものが使用された(中心キャラクターが複数いる場合はAパートとBパートで別の映像を使用)。これは後続の諸作品に強い影響を与えている。
善悪を超越した超巨大キャラ、大神龍が登場。ダイレンジャーとゴーマの戦いが熾烈を極めてしまった為に一時休戦となった。因みに一時休戦というエピソードは、同年その前の時間帯に放映されていた(しかも物語の時期にも近い)機動戦士Vガンダムでもみられる(リガ・ミリティアとザンスカール帝国の間で停戦協定が結ばれるというエピソードがあった)という点も興味深い。冷戦終結直後という時代背景も影響しているかもしれない。
司令官格の道士・嘉挧が、物語の後半で、ある理由によりダイレンジャーと決別する。
最終回は大団円とならない、いかにも中国的な思想とも言えるようなどんでん返しが用意されている(この予想外の結末には、ファンからも賛否両論である)。そして、嘉挧のダイレンジャーとの決別も、実はこのエンディングのための伏線である。
「戦隊メンバーも普通の人。当然服は着替える」「色ではなく顔で覚えてもらいたい」と考えた役者陣の主張により、ある程度コスチュームを固定している前後の他作品とは対照的に、変身前に着ている衣装のバリエーションが非常に多く、変身後のスーツ色と衣装の色を意図的に関連させない傾向も見られる。
テンマレンジャー・将児役の羽村英の回想によれば、これらは当作品が『バトルフィーバーJ』より15作目という区切りの作品(当時、石ノ森章太郎原作の『秘密戦隊ゴレンジャー』と『ジャッカー電撃隊』は「スーパー戦隊シリーズ」にカウントされていなかった。番組の途中ごろから「スーパー戦隊シリーズ」の定義はややあいまいになり、その時上梓された講談社のゴレンジャーから扱ったムックに使われた「超世紀全戦隊」の括りは次作『忍者戦隊カクレンジャー』以降東映オフィシャルとなったが定着しなかった)ということで行われた意図的なパターン破りであり、それゆえに、主演の5人も今までと違うものを演じるのだという気概を持って挑戦していたという。


キャスティング
シシレンジャー/大五に当時劇団東京ヴォードヴィルショーに在籍し後にテレビや演劇ユニット『地球ゴージャス』などでも活躍する能見達也が、道士・嘉挧役にNHKの『宮本武蔵』、東宝作品『19』、東映作品では『スケバン刑事』や後年の『仮面ライダー555』などで好演を見せている名バイプレーヤー・中康治(現:中孝舟)が、そしてゴーマのリーダー格・シャダム中佐に舞台以外では声優としての活躍が目立つ西凛太朗が起用されている。キバレンジャー/コウ役には当時小学生だった酒井寿を起用。小学生でヒーローに変身するというのは今現在でも考えられないものだったので当時のキャストやダイレンジャーのキャストでさえ「戦士が小学生」ということで驚いたという。 また当初は土屋圭輔が亮役、和田が知役の予定だったそうで、実際に二人が逆の衣装を着ている映像・スチル写真も存在する(映像は2003年に発売されたDVD「スーパー戦隊THE MOVIE」VOL.4の映像特典の中に収録)。先の羽村の回想によれば、和田のアクション能力の高さから実際の配役に落ち着いたということである。

その他

クジャク(『高速戦隊ターボレンジャー』で流れ暴魔キリカ/月影小夜子を演じた森下雅子)
ガラ中佐(『超獣戦隊ライブマン』でDr.マゼンダ/仙田ルイを演じた天祭揚子)
コウの母(『鳥人戦隊ジェットマン』で小田切綾長官を演じた三輝みきこ)
2代目亀夫(『ジェットマン』でイエローオウル/大石雷太を演じた成瀬富久(現:ただのいっこ))
ゴーマ十五世(『超電子バイオマン』でドクターマン/蔭山秀夫を演じた幸田宗丸。初回から登場の3幹部のキャラ配置はビッグスリーを踏襲していたために心憎さを感じたファンも多い)
魔拳士ジン/的場陣(『超新星フラッシュマン』でレー・ワンダ、『ライブマン』でDr.ケンプ/月形剣史を、『ジェットマン』で帝王トランザを演じた広瀬匠(現:広瀬裕))

と、過去の戦隊シリーズ(特に『ライブマン』と『ジェットマン』)出演者によって演じられたキャラクターが多いのも特徴である。


物語・諸設定・キャスト

ダイレンジャー
前作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』同様、ダイレンジャーの5人には苗字が設定されていない。名前の前にあるのは彼らの守護星のようなものであり、水滸伝がその元ネタになっている。また『ジュウレンジャー』同様、変身後の名乗りでは本名まで名乗る。例「リュウレンジャー! 天火星・亮!」

リュウレンジャー(赤)/"天火星"亮(リョウ) - 演:和田圭市/スーツアクター:大藤直樹、高岩成二(一時代役)
世界一の餃子を作ることを目指し、中華料理店で働くコック見習い。23歳。実はダイ族の血を引いており、父親もダイレンジャーとして戦っていた。紐男爵に襲われたところを龍星王に救われ、道士嘉挧に強引にダイレンジャーにスカウトされる。明確にリーダーと言うわけではないが、熱血さとまじめさのバランスが取れており、他の4人からは篤い信頼を得ている。変身後の走力は4.5秒/100m、ジャンプ力は30m、パンチ力は7.5t/平方cm、キック力は8.5t/平方cm。得意拳法は赤龍拳(基になっている拳法は龍拳。パンチ技主体)。赤龍双竜剣による二刀流と炎系の技を使う。得意技は「天火星・稲妻炎上破」。5歳年下の妹がいる。

シシレンジャー(緑)/"天幻星"大五(ダイゴ) - 演:能見達也/スーツアクター:喜多川務
生き物を愛する(でも趣味は釣り)ペットショップ店員。24歳。優しい性格で表情豊かな青年だが、反面感情に流されない冷静さを持つ。孔雀明王の化身であるクジャクと共鳴するだけの気力を持っていたことから道士嘉挧にスカウトされる。変身後の走力は4.4秒/100m、ジャンプ力は30m、パンチ力は6.0t/平方cm、キック力は8.5t/平方cm。獅子拳(基になっている拳法は空手の基になったといわれる南拳。相手の攻撃をかわして反撃する)が得意。剣道の経験者なのでそれを応用した獅子棍棒による棒術を使い、また相手に幻覚を見せる技を使う。得意技は「天幻星・霧隠れ」。

テンマレンジャー(青)/"天重星"将児(ショウジ) - 演:羽村英/スーツアクター:蜂須賀昭二
世界チャンピオンを夢見る駆け出しのボクサー。19歳。ヤンキー風の外見に特攻服を持っているなど元暴走族らしいが、ボクシングと出会って更正した。一本気な性格。変身後の走力は4.0秒/100m、ジャンプ力は22m、パンチ力は5.8t/平方cm、キック力は9.7t/平方cm。ボクサーとしての腕前はまだまだだが、むしろ五人中最強であるキック力を生かし、キック技主体の天馬拳(基になった拳法は長拳)と、ボクサーらしい俊敏な動きを武器に、足技、天馬両節棍(天馬ヌンチャク)、重力を操る技を使って戦っている。得意技は「天重星・重力逆転波」(但し効かない事が多い)。

キリンレンジャー(黄)/"天時星"知(カズ) - 演:土屋圭輔/スーツアクター:石垣広文
20歳の天才美容師。キザを気取り、常におしゃれなスーツで決めている。たまに一人称がミーになることも。しかし家出同然で上京してきたときにお世話になったおばあちゃんのラーメン屋台を手伝ったりするなど、実は優しい男である。変身後の走力は3.8秒/100m、ジャンプ力は20m、パンチ力は6.0t/平方cm、キック力は9.0t/平方cm。と、麒麟なだけあって走るスピードに優れている。麒麟拳(その名乗りポーズから明らかだが、基になっているのは酔拳)を駆使した攻防一体の攻めを得意とする。麒麟九節鞭というムチ状の武器と時間を操る技を使う。得意技は「天時星・時間返し」(但し、時間を戻すと言う技であるが故、劇場版含め3回しか使われなかった)。

ホウオウレンジャー(桃)/"天風星"リン - 演:高橋夏樹/スーツアクター:村上利恵
中国から日本の大学に来ていた18歳の留学生で、ダイレンジャーの紅一点。道士嘉挧を時には「おじさま」と呼ぶように、彼の姪である。無理やり部屋に上がりこんできたコウを当初は拒絶していたが、考えを改め同居、その後は将児に「まるで母親」と言われるほど面倒を見ている。5人のなかで最も気力が強く、中盤までは彼女が唯一転身前でも気力を使うことができた。変身後の走力は5.2秒/100m、ジャンプ力は15m、パンチ力は4.3t/平方cm、キック力は7.2t/平方cm。身軽な動きで相手を翻弄する鳳凰拳(基になっているのは、おそらく鷹の爪を模した手の動きが特徴の鷹爪拳)を得意とし、中国風の槍鳳凰と嵐を巻き起こす気力技を使う。得意技は「天風星・一文字竜巻」。

キバレンジャー(白)/"吼新星"コウ - 演:酒井寿/スーツアクター:渡辺実
幼い頃にダイ族出身の母と生き別れになり、叔父夫婦に育てられた小学生。9歳(初登場時、途中から10歳)。その後リンと同居するようになる。白虎真剣の力で大人の体格(とは言うものの、かなり小柄である)を持つキバレンジャーに変身する、スーパー戦隊史上最年少の戦士。あらゆる音を操る能力を持ち、衝撃波を主な武器とする。得意技は「吼新星・乱れ山彦」。実は彼の父はゴーマ族のシャダム中佐。阿古丸とは双子の兄弟である。



変身アイテム
オーラチェンジャー
ダイレンジャーの5人が装備している変身用アイテム。「気力転身!オーラチェンジャー」(初変身時は一人ずつ「気」「力」「転」「身」「了」と発声した後に亮が「オーラチェンジャー」と発声、緊急時は「気力転身」のみ)の発声とともに、右手のオーラギャザーを胸にかざした左手のオーラスプレッダーと合体させ、変身する。通信機としても使用可能。
キバチェンジャー
キバレンジャーが装備している変身用アイテム。「気力転身!キバチェンジャー」の発声とともに右手に持ったキーパーツを胸にかざしたキバチェンジャーに挿し、変身する。

変身アイテムに関する余談
オーラチェンジャーとキバチェンジャーは、実際問題として変身するモーションの中で両手のパーツをうまく合体させるのはかなり難しいものであった(玩具も同様)。作品中でもダイレンジャーの変身シーンをよく注意して見てみると、俳優がうまく合体させられていない様子が一瞬であるが映っていることがある。


武器・装備・合体技
スターソード
標準装備。左腰にさしている長剣。気力により超振動する刃は、分厚い鉄鋼製の楯も貫く。ダイバスターの銃身となる。
スターカッター
標準装備。右腰にさしている短剣。ダイバスターの銃座となる。
ダイバスター
スターソードとスターカッターを合体させた銃。レーザーを放っているようにも見えるが、ダイレンジャーの気力を弾丸に変えて発射する構造。そのため撃ちすぎると使用者が弱ってしまう。厚さ5mの城壁を貫き、100人の人間を20m先へ弾き飛ばす威力。気伝獣に乗り込むための光のロープを放つこともできる。
ダイレンロッド
後述の老道士虞翻が開発した棍。先端にヤイバーと呼ばれる拡張アタッチメントをつなぐこともできる。ヤイバーの種類は5人それぞれ異なり、ヤイバーを装着したダイレンロッドはさらに個人武器に変形する。
天宝来来の玉
気伝獣のパワーを宿した宝珠。気伝獣を呼ぶときやスーパー気力バズーカを発射する際に用いる。光線を発射することも可能。
鏡閃光返し
5人が鏡を持ち、鏡化粧師の鏡妖力破を打ち返した。
気力ボンバー
初期の必殺技。5人で気光弾を一斉に放ち、それが一つに収束して敵を攻撃する。
大輪剣
13話から登場。老道士虞翻が開発した取っ手に円形の刃をつけた円形剣。直接斬りつけたり、ブーメランのように投擲して使用する。ヤイバーをつなぐこともできる。
大輪剣気力シュート
中期の必殺技。5人が大輪剣に気力を込め、一斉に飛ばす。単体で使用する事もある。
スーパー気力バズーカ
後期の必殺武器。龍の顔を形取った必殺バズーカ。老道士虞翻が開発した。ダイレンジャーの持つ天宝来来の玉とスターカッターを本体にセットし、エネルギー砲を発射する(初発射時はコウと亀夫の天宝来来の玉のパワーがなかったため不完全であったが、二人の玉のパワーを気力バズーカに与えることでスーパー気力バズーカとして完全な形となった)。厚さ10mの城壁を粉砕する。戦隊のバズーカは基本的にレッドが中央で支えるのであるが、スーパー気力バズーカは現在のところその唯一の例外である(亮はバズーカ左前の位置で膝をつきバズーカを肩にかついでいる。中央に位置しているのは将児)。

個人武器・技
リュウレンジャー

リュウレンジャーのヤイバー。大振りの青龍刀の形。鉄の鎧も切り裂く。
赤龍双龍剣
ダイレンロッドが変形したリュウレンジャーの個人武器となる中国風の諸刃剣。二本装備。山すら砕くという伝説の剣、破山剣に匹敵する切れ味。
天火星稲妻炎上破
炎や稲妻を操る亮の気力技。自分の武器を燃え上がらせて破壊力をアップさせることもできる。手のひらから炎を放つ「炎上破」という簡易バージョンもある。
天火星稲妻火炎破
2本のスターソードから炎を出す。稲妻炎上破の最大出力版かと思われる。劇中では将児の天重星最大重力波との同時攻撃で鳥カゴ風来坊を攻撃している。
気功弾
気力を光弾に変えて投げつける。
気力アタック
4人のダイレンロッドを踏み台にしてジャンプし、敵に必殺キックを決める。
気力遠隔斬り
精神を集中させ、気力で離れたところから剣を操って敵を攻撃する。
天火星秘技・流星閃光
激しい特訓の末に覚えた秘技で、超高速で無数の突きを一点に打ち込む。あらゆる衝撃を吸収する壷道人に使用、衝撃を吸収される前に次の打撃を連続で打ち込むことで吸収する間を与えずに倒した。
天火星・稲妻シュート
ゴーマ3ちゃんズとのサッカーで見せた技。右足に気力を集中してボールを蹴る必殺シュート。
天火星・稲妻斬り
ゴーマ3ちゃんズとの野球試合で見せた技。神風大将の魔球・ブーメランボールを打ち返した。
シシレンジャー

シシレンジャーのヤイバー。二又に分かれた部位で敵の攻撃を受け止め、さらに攻撃に転じる。200kgの巨漢を放り投げることができる。霧の中にある気をロッドに集めて投げる「天幻星ロッドアロー」という技がある。
獅子棍棒
ダイレンロッドが変形したシシレンジャーの個人武器となる棍。突きの一撃で鉄柱を曲げ、高速回転させて攻撃を防ぐことも可能。ダイレンロッドよりも軽い。
天幻星霧隠れ
手先から霧を吹き出して敵に幻影を見せるとともに幻で攻撃する大五の気力技。本編で使用された幻影は、幻戦闘機や幻戦車(敵を砲撃)、幻総武線や幻山手線(敵を轢く)、幻ドア(開くと爆発)、幻ゴール(ゴーマ3ちゃんズとのサッカーで使用)、幻クジャク(クジャクが自転車で敵を轢く)、幻鍵道化師(劇場版で再生鍵道化師に使用。鍵道化師がスクーターで敵に突撃する)。
獅子拳無明無心
心を無にして敵の攻撃をことごとくかわす大五の拳法技のひとつ。サクラ子爵の攻撃をかわした。
ダイレンロッド孔雀斬り
ダイレンロッドとスターソードに気力を集中して、敵を切り裂く。サクラ子爵に使用。
天幻星・二刀斬り
スターソードとスターカッターによる二刀流剣技。ハニワ腹話術師に使用。
天幻星・ゴーストランナー
自分の幻をたくさん作り出して敵をかく乱する。ゴーマ3ちゃんズとの野球試合で使用。
テンマレンジャー

テンマレンジャーのヤイバー。分厚い壁を一撃で削り取る。
天馬両節棍(ヌンチャク)
ダイレンロッドが変形したテンマレンジャーの個人武器となるヌンチャク。二本装備。
天重星重力逆転破
重力を操って相手を宙に浮かせたり、逆に押しつぶしたりする将児の気力技。
天重星・回転蹴り
目にも止まらぬ速さで回転蹴りを放ち、敵を攻撃する連続キック。
天馬回転蹴り
将児が得意とするきりもみ回転キック。3回連続で決める「天馬スーパー回転蹴り」、回転数をさらに高めて1秒間に10発のキックを浴びせる「天馬高速回転蹴り」もある。
天重星最大重力破
最大の重力で敵の動きを封じる。重力逆転破の最大出力版かと思われる。劇中では亮の天火星稲妻火炎破との同時攻撃で鳥カゴ風来坊を攻撃している。
ダンク返し
劇場版で再生ガマグチ法師が投げつけるガマダンクを、ダイレンロッドで打ち返した。
リニア拳・中央新幹線
磁石神父によって体に磁力を帯びた際、それを逆に利用して決めた技。体に帯びた磁力を強力な反発力として利用し、超高速で敵に突撃する。
キリンレンジャー

キリンレンジャーのヤイバー。鋭く尖った刃の一突きで、鋼鉄製の瓦50枚を貫く。これに気を集中して投げつける「麒麟拳ロッドアロー」は、コピー女帝のコピー機を破壊した。
麒麟九節鞭
ダイレンロッドが変形したキリンレンジャーの個人武器となる、9つのパーツからなる鞭状の武器。ひとなぎで壁に大穴を開ける。
天時星時間返し
時間を止めたり、やられる前まで時間を巻き戻して先に反撃したりする知の気力技。戻せるのは10〜20秒程度。
麒麟爆弾パンチ
他の4人が組んだダイレンロッドを踏み台にしてジャンプし、強烈な麒麟正拳突きを放つ。コピー女帝を撃退。
急性二日酔い頭痛拳
麒麟ひょうたんの中に入っている気力酒を敵に飲ませて悪酔いさせてから攻撃し、とどめとして気力を集中して巨大化させた両腕でパンチを放つ「天時星・頭痛正拳突き」を決める技。ひょうたん自体を投げて攻撃することも可能。豆腐仙人に使用。
頭突き落とし
ジャンプして、急降下で決める必殺頭突き。鏡化粧師の巨大な鏡を割った。
天時星・スロー映像
ゴーグルが黄色く光り、素早く動く物をスローで見る。ゴーマ3ちゃんズとの野球戦で使用。
ホウオウレンジャー

ホウオウレンジャーのヤイバー。一撃で巨岩を粉砕する。
槍鳳凰
ダイレンロッドが変形したホウオウレンジャーの個人武器となる中国風の槍。厚さ15cmの鉄板も貫く。高速回転させて突風を起こせる。
天風星一文字竜巻
嵐を巻き起こすリンの気力技。一度にたくさんの竜巻を起こせる。変身前でも使える。
大輪剣旋風斬り
大輪剣を高速回転させて何度も斬りつける。歌舞伎小僧に使用。
一文字プレス
ジャンプして敵の頭上に落下し、そのまま体を押しつぶす。
キバレンジャー
白虎真剣
老道士・虞翻が中国より持ってきた、キバレンジャーの証たる、心を持った喋る剣。切れ味はスターソードに匹敵。気力で空も飛べる。
キバテクター
キバレンジャーの体を覆う気伝剛金製のプロテクター。キバレンジャーはもともと少ない気力をほとんど攻撃力に向けているために防御力が弱く、それを補っている。胸のメダル部分で大自然から気力を採り入れる働きも持っている。
吼新星乱れやまびこ
あらゆる音を操り、増幅、反響させ、破壊音波で敵を倒すコウの気力技。ハードロックの音楽で苦しめる「やまびこバンド」や銃声で苦しめる「やまびこ警官隊」等がある。
吼新星・やまびこヒット
バントに見せかけて相手を油断させ、「カキーン!」という音の気力で特大ヒットにする。リュウレンジャーの代打に立ったときに使用した。
牙突進
敵のスキをつき、踊りかかっていく。相手を胸元に引き入れて倒す。
白虎一閃
白虎真剣の動きとキバレンジャーの動きを合わせ、猛スピードで敵に近づいて斬りつける。

マシン
キバーマシン
5人それぞれに配備されたバイク。どんな悪路でも時速300kmで走破し、20mの高さまでジャンプ可能。気功弾を発射する銃口を装備。変身前にも使用する。亮の物はレッドキバー1号、大五の物はグリーンキバー2号、将児の物はブルーキバー3号、知の物はイエローキバー4号、リンの物はピンクキバー5号という名前がある。

気伝獣
従来のスーパー戦隊作品での合体メカに相当する無機生命体。「気伝招来!」の合図と、「天宝来来の玉」と呼ばれる水晶球の力で召喚される。

龍星王(龍、人型)
リュウレンジャーの気伝獣。東洋の龍の形をしている。マッハ3で飛行し、火や雷を操り、口から高熱の「大火炎」を吹く。「武人変化!」の合図で龍型から人型の「気伝武人」に変形できる(人型のデザインは孫悟空がモチーフ)。気伝武人には飛龍棍という武器があり、飛龍棍を回転させて敵に突っ込み(飛龍棍大風車)、一気に斬る大風車斬りが必殺技。 第1話で紐男爵に襲われた亮を助けた。キック技も得意で、龍星キック、飛龍棍を軸にした回転蹴りの龍星風車蹴り、素早い飛び蹴りを連発する龍星蹴りが使える。連続チョップ技の流星手刀も使える。大連王のコアとなる顔・胴体・腕を構成する
星獅子(獅子)
シシレンジャーの気伝獣。敵に幻覚を見せる技「大蜃気楼」を使う(本編では幻シャダムに敵を攻撃させた)。最高速度マッハ0.87。大連王の胸・頭部・腕部分の鎧を構成する。牙大王の肩パット、背中のアーマーとなる。天空気殿の前部となる。
星天馬(天馬)
テンマレンジャーの気伝獣。重力を自在に操る技「大重力」を使う。最高速度マッハ0.9。大連王(牙大王)の右足になる。天空気殿の右横部となる。
星麒麟(麒麟)
キリンレンジャーの気伝獣。時間を自由に操る技「大時間」を使うだけでなく、気力を口から破壊エネルギーとして放つ。最高速度マッハ0.95。大連王(牙大王)の左足になる。天空気殿の左横部となる。
星鳳凰(鳳凰)
ホウオウレンジャーの気伝獣。空中をマッハ4で飛び、竜巻「大旋風」を起こして敵を攻撃する。大連王の腰アーマー部になる。牙大王の右手となる。天空気殿の後部となる。
大連王
龍星王・星獅子・星天馬・星麒麟・星鳳凰の気伝獣5体が「五星合体!」の合図で合体した巨大武人。全高54m。重量288t。出力は2500万馬力。巨大な片刃の剣大王剣と、飛龍棍に星鳳凰の尻尾を合体させた槍のダイジャベリン(劇場版で使用)を武器とする。大王剣は敵に奪われたり、掴まれたりしても「大放電」で剣から電撃を放つことで振りほどける。剣から竜巻を放つ「大連王一文字竜巻」、霧を放出してから幻山手線で攻撃する「大連王幻霧隠れ」、ダイジャベリンから突風を放って周囲の岩を飛ばす「大連王大旋風」も使える。必殺技は「大王剣・疾風怒濤」。なお、大連王は後のスーパー戦隊に引き継がれる戦隊の「○○戦隊」(本作では「五星」)の「○○」と「合体」(本作では「五星合体」)を組み合わせた合体コードを持つ、初の第1号ロボである。(逆を言えば、『ジュウレンジャー』以前のシリーズで見られた「合体、○○!」という合体コードはなくなった)
天空気殿
星獅子・星天馬・星麒麟・星鳳凰の気伝獣4体が「四星合体!」の合図で合体した飛行形態。龍星王を乗せてマッハ1.4で空を飛ぶ。気伝武人龍星王が天空気殿から飛び降りながら大風車斬りを決める「天空大風車」という必殺技がある。
ウォンタイガー(王大牙 白虎、人型)
21話で誕生した、キバレンジャーの気伝獣。時速185kmで走行する。龍星王同様に気伝武人への変形能力を持つ。「大咆吼」という衝撃波攻撃を使う。人型になると変形前の尻尾が変化した「黄金剣」を武器とする。曜日(日月火水木金土)にちなんだ七種類の技・虎の子大秘術 を使うことができる。ただし、劇中で明らかになっている技の名称は(火曜日にちなんだ)「火炎玉」のみである。 牙大王の顔、ボディとなる。
牙大王
ウォンタイガーに龍星王以外の4体の気伝獣が「新星合体!」の合図で合体した巨大武人。星鳳凰自体を武器(飛翔剣)とする斬新なデザイン。全高63m。重量336t。出力は2300万馬力。右腕の飛翔剣を敵に叩きつける「飛翔剣打ち」、左手に気力を集中させて正拳突きを放つ「大気力パンチ」といった技が使える。必殺技は星鳳凰を射出して敵を貫く「飛翔剣木端微塵」。ちなみに「牙大王」は、王大牙の逆さ読みである。
ダイムゲン(玄武、人型)
31話から登場。亀夫の正体。超金属のボディはどんな攻撃をもはね返すが、ひっくり返ると起き上がれないと弱点もある。時速80kmで走行する。「超武人変化!」の合図で人型の「超気伝武人」に変形でき、その際は龍星王とウォンタイガーに気力を補給することもできる。超気伝獣時は側面に備えつけられた大気力キャノンが、超気伝武人時は指先のムゲン砲が武器。
重甲気殿
「七星合体!」の合図でダイムゲンがウォンタイガーを格納し、その上に天空気殿が合体(と言うよりも乗った)、さらに上に気伝武人・龍星王が騎乗した要塞のような合体形態。全気伝獣の気力をまとめ、無限に近いパワーを引き出すことができる。またその重量を生かし、1000メートルの高さから落下して敵を押しつぶす「重甲気殿大圧殺」という、戦隊史上稀に見る、説得力のある豪快な必殺技を使う。その際には龍星王の持つ棒がローターの役割を果たして、この超重量を空の上へと運ぶ。

ダイレンジャーの協力者
道士・嘉挧(かく) - 演:中康治
ダイ族の生き残りで、ゴーマ族の復活に備え、気力の強い5人の若者をダイレンジャーとしてスカウトした大柄な男。リンのおじでもある。もともとはゴーマ族の王族に連なる家系の生まれで、ゴーマの参謀長であったが、彼は穏健派でダイ族に対する戦いに反対し、意見が容れられなかったことからゴーマに絶望してダイ族に身を投じた(後述のガラもそうだが、同じ文明の中で暮らしてきたゴーマ族とダイ族は、実はその程度の違いしかなかった)という過去があった。つまり6000年の昔から生きてきたということになる。戦いの激化によって発生したある出来事から、5人と決別して自分自身がゴーマの皇帝になり、ゴーマを正しき道へ導こうとするがシャダムに敗れ、心に秘めた意図は果たせないまま、5人とコウに後を託して死亡する。名前の由来は三国志に登場し、策士として知られる賈詡。
老道士・虞翻(ぐほん) - 演:桑原たけし
ダイ族の生き残り。リンは「おじいちゃん」と呼んでいたが、正確には大叔父(リンの祖母の弟)で、戦いに直接参加することは無かったが嘉挧ですら「先生」と呼ぶ存在でもあった。天才的な発明家(本人は「趣味」と言っている)で、ダイレンジャーの基本武器であるダイレンロッドの他に、後に使用された大輪剣や気力バズーカも全て彼の発明品であった。小喬という20歳のガールフレンド(演・宮瀬亜希)がいる。名前の由来は三国志に登場する呉の重臣・虞翻。
白虎真剣 - 声:阿部渡
虞翻が中国から持ってきた不思議な剣。キバレンジャーの証たる剣である。自分の意思を持っており、べらんめえ口調でしゃべるコウのアドバイス役でもある。性格は短気。キバレンジャー登場当初は正体は秘密にされており、変身後はこの白虎が喋っていた(この時点で彼の正体を気付いた上で知っていたのは嘉翔だけだった。)。
クジャク - 演:森下雅子
孔雀明王の化身。ゴーマ怪人・鏡化粧師の体内に6千年間閉じこめられていた。現世に蘇った当初はゴーマへの復讐心に満ちていたが、大五の愛で本来の優しさを取り戻した。しかし現代世界の汚れた環境は、次第に彼女の命を蝕んでいき、それを癒すただ一つの方法である聖なる孔雀の涙を見つけるが、ガラの目の傷を癒すため死んでしまった。その後天上界で本物のガラと出会い、ガラは既に死んでいることを知る。ガラとは幼馴染の間柄。
コウの母 - 演:三輝みきこ
ダイ族の女性。シャダムとの間にコウと阿古丸の双子の兄弟をもうけた。コウが4歳の時に虎の焼印を腕に押し、ゴーマの血を封印した。封印が解ける10歳の誕生日、再びゴーマの血からコウを解放するが……。
超気伝獣ダイムゲン・亀夫 - 演:今川杉作→成瀬富久
絵本作家を目指していた青年。ある出来事がきっかけでダイレンジャーに関わるようになるが、実は大自然の大いなる意志によって誕生した「超気伝獣」(当作品における巨大メカ)だった。6000年前の戦いでダイ族に味方するが戦いを嫌う性格のため、人間の姿になって暮らし、超気伝獣である事をすっかり忘れていた。超気伝獣として再び覚醒する前兆として、カメの姿に戻ってしまうこともあった。
※なお、俳優が今川から成瀬に交代したのは、今川が撮影中に体調を崩して降板したため。

ゴーマ族
六千年前、中国奥地で栄えたダオス帝国を形成する三つの部族の一つ(残り二つの部族はダイ族とシュラ族。シュラ族は現代の人類の祖先)。サイキックパワー『妖力』を使うことができる。強硬派の面々はその力で世界支配を目論んだが、ダイ族の妨害によってダオス帝国もろとも滅び去った。だが、ゴーマは現代に再び蘇った。中国奥地の森林の上空に浮かぶゴーマ宮を本拠地とし、次々と怪人を送り込む。

シャダム中佐 - 演:西凛太朗
ゴーマ強硬派3幹部のリーダー格である冷血な人物。皇帝の血を引くらしく皇位請求権を持っている。コウと阿古丸の父親でもあるがかなり仲が悪い(阿古丸には最終的に致命傷を負わせた程)。かつての大戦で死んだゴーマ十五世を泥人形として蘇らせ、忠誠を尽くすとみせかけ、機を見てゴーマ皇帝の証である「大地動転の玉」を奪い自分がゴーマ皇帝になろうと企んでいた。参謀長カクを皇位継承の闘儀で倒し、ゴーマ十六世となる資格を得るや、ゴーマ十五世を滅ぼし皇帝の地位を奪い取り亮、将児、知を圧倒する。だがその時にはすでにゴーマ帝国そのものが崩壊寸前であり、乱入してきた亮と戦う中致命傷を受け、自分自身も泥人形だという事を知り、泥人形となって死んだ(誰がシャダムの人形を作ったかは作中では明らかになっていない)。泥にまみれて目玉が残り、結構グロテスクな死に方であった。
なお、この時に使った武器はナイフと、姑息にも見える戦いだった。ちなみに、ゴーマ強硬派3幹部のモデルは黒い三連星ではないかという説がある。
ガラ中佐 - 演:天祭揚子
強硬派3幹部の一人。元々はダイ族でクジャクの幼なじみだったが、クジャクをかばって自らの顔が傷付く。その後、クジャクはガラの傷を治すために孔雀明王のところで修行に行ったが、その行為が突然姿を消した形になったために見捨てられたと誤解、頬の傷を消してもらえるならと自らゴーマへ魂を売った。その後クジャクの手に入れた聖なる孔雀の涙によって頬の傷は消えるも憎しみは消えず、ゴーマの戦士として戦い続ける。最終決戦前、そうしたクジャクの思いを踏みにじる行為に激怒した大五によって圧倒され倒されるが、止めを刺される寸前天上界より降臨したクジャクによって本物のガラはかつての大戦で戦死し、その魂は天上界でクジャクと和解しておりゴーマのガラはシャダムの作った泥人形であったことが暴露される。
最後はクジャクとともに降臨した輝けるガラによって術を解かれ、リンをも恐れさせる血を吐く呪詛を吐きつつ泥人形となり死亡した。その死に様は『戦隊史上最も恐ろしい死に方』とも評される。
ザイドス少佐 - 演:田村円
強硬派3幹部の一人。頭部に火山を持っている。パワー系の武闘派で知恵が足りない。しかし、ゴーマ3ちゃんズを捨て駒に使おうとしたり魔拳士ジンを誕生させるなど、一応悪役らしいところもある。実はシャダムの作った泥人形であり、重甲気殿大圧殺を受けて土の人形になって死亡した。出世を気にしており、泥人形となったときの断末魔も「俺の出世はどうなるんだ〜!」だった。
田豊将軍(でんぽう) - 演:上田忠好
ゴーマ十五世を補佐する元老院の重要人物で、阿古丸の後見人的存在。ゴーマ十五世が泥人形であることを見てしまったため、シャダムに斬り捨てられる。名前の由来は三国志の策士田豊。
阿古丸(あこまる) - 演:柴田翔平
17話で初登場。シャダムの息子。母はコウの母であり、つまりコウの双子の兄弟。ゴーマ十五世のお気に入り。両親の愛を受けずに育った為、非常にひねくれた性格に育った。コウを異常なまでに敵視している。ウォンタイガーの攻撃に巻き込まれ一度は絶命するも、ゴーマ十五世の手によって再び蘇った。後、母と再会するもその母とともに死んだ。
ゴーマ十五世 - 演:幸田宗丸
20話で初登場。6000年前からゴーマ族を統括する立場にある白塗りの顔をした皇帝。額に第3の目を持ち、それにより世界の全てを見ることが出来る。性格はいささか子供っぽい。ゴーマ皇帝の証である大地動転の玉を持っている。実はシャダムの作った泥人形であり、本物は既に死亡していた。シャダムが皇位継承資格を得たことにより用済みとなり術を解かれて泥人形となり消滅した。巨大な力を持つ皇帝の泥人形であるためか同じく泥人形であるガラ、ザイドスと異なり定期的にシャダムによる処置を受けないと存在を維持できなかったようであり、同時に操りのための術を施されてもいたようである(阿古丸追放の際の態度の豹変ぶりからそのことがうかがえる)。
ゴーマ怪人
ゴーマの破壊活動の尖兵となる、ゴーマ族の精鋭たち。拳法の使い手が多く、それぞれ人間態を持っている(但し、その姿は「長淵剛の『巡恋歌』を歌いながらヨーヨーをする眼鏡の少年」「ムヒョヒョヒョヒョ、と笑う紳士」などいかにも怪しい人であることが多い)。その風貌はユニークであるが悪役も演じてはいる。全てのゴーマ族の戦士に当てはまるが、携帯している巨大化爆弾を爆発させることで巨大化が可能(劇中では、ダイレンジャーに阻止されて爆弾を投げられなかった者もいる)。元老院のメンバーであるノコギリ大僧正(大僧正リジュ)のように、シャダムら幹部より上位の怪人もいる。また、幹部直属の部下でない限り、幹部ともタメ口で話すのも特徴的。
ゴーマ3ちゃんズ
15話で初登場。ゴーマ3バカとも、3バカトリオとも呼ばれる。ゴーマ怪人の落ちこぼれであり、ギャグキャラにしか見えない。神風大将(声:檜山修之/スーツアクター:宮崎剛)、墓石社長(声:神山卓三/スーツアクター:坂本隆)、電話先生(声:むたあきこ(高坂真琴説もあり)/スーツアクター:中川素州)がザイドスに組まされた。自分たちをバカにしたゴーマの連中を見返す為に真っ向勝負で勝ち目のないダイレンジャーにスポーツで勝負を挑む。当初はリュウレンジャーをターゲットにしていたが、やがてテンマレンジャーにライバル心を燃やすようになる。勝負を挑む中で次第にテンマレンジャーとの間に友情が芽生え、最後は彼をゴーマの攻撃からかばって行方不明となる。後に将児に電話を掛けてきているため、重傷を負いつつも生命に別状は無かったようである。
コットポトロ・声:檜山修之
ゴーマ怪人の命令で戦う戦闘兵。タキシードのような服を着ている。戦闘では細身の剣で戦う。スーパー戦隊シリーズの戦闘兵としては珍しく日本語を話せる者もいる(第2話)。

その他
魔拳士ジン・的場陣(まとば ジン) - 演:広瀬匠
26話で初登場。豹牙流拳法の使い手で、世界最強の拳士たるべく名のある拳法家を倒していた道場破り。亮とお互いをライバルと認め、一度は倒すも、二度目は破れ、ザイドスに与えられた黒水晶の力を得た敵となり何度となく戦う。
しかし、ゴーマには加わらず独自の路線を歩んだがゆえに、ゴーマからも追われる身となる。35話でザイドスに捕まり餓狼鬼の細胞を埋め込まれ、39話で脱走するも自我を持たない怪物となってしまう。ダイレンジャーの働きで餓狼鬼の呪縛から解かれるが、亮の前から自ら姿を消し、最後はとある砂漠でコットポトロの大群の襲撃を受けて生死不明となった。
大神龍
37話で初登場。宇宙の秩序を守る為に大宇宙が生み出した超宇宙生命体。争う者は正義も悪も関係なく、全てを無にするまで破壊の限りを尽くす。大気圏内ではマッハ30で、宇宙では光速で飛行する。宇宙を駆ける全長500mの昇竜モードから、2本足で大地に降り立つ竜神モードへ変形する。未知の金属メガトロニウムで覆われた身体はどんな攻撃でも傷一つ付かず、全身から放つプラズマ衝撃波は半径10kmを一瞬で焦土と化す。ダイレンジャーとゴーマの戦いを宇宙に飛び火させない為に地球へ飛来。この為にダイレンジャーとゴーマは一時、休戦を強いられた。また、催眠術で人々を操りビルの屋上から飛び降りさせた。
49話ではゴーマが協定を破ったため再び地球に来襲し、ゴーマ宮を破壊し始める。破壊し終わった後、また宇宙へ飛び去った。



スタッフ

原作:八手三郎
連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド
プロデューサー:鈴木武幸 白倉伸一郎(東映)梶淳(テレビ朝日)
脚本:杉村升 荒川稔久 高久進 藤井邦夫 井上敏樹
監督:小林義明 坂本太郎 小笠原猛 東條昭平 渡辺勝也
特撮監督:佛田洋
キャラクターデザイン:篠原保、マイケル原腸、岡本英郎
撮影:いのくままさお、松村文雄
助監督:渡辺勝也、竹本昇、田崎竜太
車輌協力:オートラマ
オートバイ協力:スズキ株式会社
アクション監督:竹田道弘
操演:尾上克郎
音楽:川村栄二
ナレーター:宮田浩徳
制作:テレビ朝日、東映、東映エージェンシー



主題歌

オープニングテーマ
『五星戦隊ダイレンジャー』
作詞:八手三郎 作曲:大野克夫 編曲:山本健司 歌:NewJACK拓郎
淡々としたマイナーコードの曲調にNewJack拓郎のハスキーなヴォーカル、男女混成コーラスを乗せた歴代戦隊主題歌でもひときわ異彩を放つ曲。
この独特のメロディーラインは作曲担当の大野克夫が、東映側プロデューサー・鈴木武幸の「中国らしく、中国らしくなく」という作曲注文に対するアンサーであったとの事。これを受けて、山本のアレンジもエレキベースの上に中国風(和風の物もあるが)の打楽器を乗せるといった工夫がされ、異色度を増している。

エンディングテーマ
『俺たち無敵さ!! ダイレンジャー』
作詞:八手三郎 作曲:大野克夫 編曲:山本健司 歌:NewJACK拓郎
こちらもまた「中国らしく、中国らしくなく」作られた曲で、エレキベースの上に中国風の音要素を加えて不思議な感覚を醸し出している。ハスキーなボーカルによって歌われる詞は、言葉の繰り返しで巧みに韻を踏み、独特のリズム感を出している。
映像は、メンバーがバイクでV字型に並んで走っているのを前から撮ったものであり、曲とも良くマッチしている。ちなみに、最初だけ東京駅が映るが、それ以外のバイクシーンは幕張新都心地区での撮影である。(特に幕張メッセ駐車場近くの豊砂交差点付近が多用されている)

なお最終回のエンディングでは『五星戦隊ダイレンジャー』(歌詞は2番)を使用した。


劇場版
五星戦隊ダイレンジャー(1993年4月17日公開)
監督:東條昭平 脚本:杉村升
登場怪人:トランプ公爵(演:石井愃一)、紐男爵、ガマグチ法師、鍵道化師、口紅歌姫、オジャル大王
東映スーパーヒーローフェアの一編として上映。


1993 - gosei sentai dairanger (五星戦隊ダイレンジャー) OP
http://www.youtube.com/watch?v=rra0COfA8x0

五星戦隊ダイレンジャー 名乗り
http://www.youtube.com/watch?v=8Fwva-1wqW0

五星戦隊ダイレンジャーED
http://www.youtube.com/watch?v=SSzf66hS_fg


「五星戦隊ダイレンジャー」

転身だアアッ!オゥオゥオゥオゥ
気力だアアッ!オゥオゥオゥオゥ
剣よ舞え! 拳ようなれ!
リュウレンジャー シシレンジャー
テンマ キリン ホウオウレンジャー

気力転身! 変幻自在
泣いてる君の 微笑み見たくて
気力転身! 変幻自在
燃やし尽くすぜ 真っ赤な炎
天に輝け! 五つ星
五星戦隊 五星戦隊 ダイレンジャー
ダイレンジャー

転身だアアッ!オゥオゥオゥオゥ
気力だアアッ!オゥオゥオゥオゥ
体よ跳べ 心よ叫べ!
リュウレンジャー シシレンジャー
テンマ キリン ホウオウレンジャー

気力転身! 問答無用
昨日のことは 振り向かないのさ
気力転身! 問答無用
守りとおすぜ 君の未来を
明日に輝け! 五つ星
五星戦隊 五星戦隊 ダイレンジャー
ダイレンジャー

気力転身! 変幻自在
泣いてる君の 微笑み見たくて
気力転身! 変幻自在
燃やし尽くすぜ 真っ赤な炎
天に輝け! 五つ星
五星戦隊 五星戦隊 ダイレンジャー
ダイレンジャー


(・∀・)一部では非国民レンジャーと言う人もいるそうな

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

懐かしい物ふぁんくらぶ♪ 更新情報

懐かしい物ふぁんくらぶ♪のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング