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懐かしい物ふぁんくらぶ♪コミュのザ☆ウルトラマン

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『ザ☆ウルトラマン』は、1979年(昭和54年)4月4日から1980年(昭和55年)3月26日に TBS 系で毎週水曜日19:00 - 19:30に全50話が放送されたテレビアニメ。制作:円谷プロダクション、TBS。アニメーション制作:日本サンライズ。

ウルトラシリーズ第8作目であり、第3期ウルトラシリーズの1作目にあたる。


概要 物語の骨子
科学警備隊のヒカリ超一郎は、宇宙ステーションから地球へ向かう途中、U40(ユーフォーティー)から来たウルトラマンジョーニアスと遭遇する。ジョーニアスは地球に怪獣などの怪異・超自然現象による脅威が迫っていることを察知した U40 が、それらの災害から地球を守るために派遣した使者であり、空に光るウルトラサインなどで人類に脅威の到来を警告した後、第3種接近遭遇としてヒカリ超一郎と一体化する。ウルトラマンジョーニアスと一体化したヒカリは、危機に陥るとウルトラマンに変身し、人類が遭遇するさまざまな怪獣や宇宙人と戦う。物語は中盤から従来のウルトラマンシリーズの枠組みを逸脱して、ジョーニアスの故郷 U40 を舞台として複数のウルトラマンが登場するスペースオペラ的な展開を見せる。


製作背景
『ウルトラマンレオ』以降ウルトラシリーズは長らく途絶えていたが、ウルトラマン関係の書籍やグッズは子供たちを中心に人気が続いていた。これは、旧シリーズの再放送が夕方や早朝に定期的に放映されていた点が非常に大きかったと言える。これらにより、ウルトラシリーズの新作への期待が醸成されていた。これに対し、円谷プロは新機軸でのウルトラマンの製作を検討したが、当時は『宇宙戦艦ヤマト』などのアニメブームの真っ最中であったことから、実写ではなくアニメーション作品として制作する事となった。同社はアニメ作品の製作技術を持っていなかったため、『恐竜探検隊ボーンフリー』などで繋がりがあった、日本サンライズに作品製作を委託した。

劇中で使われる用語には当時大ヒットした映画『未知との遭遇』からの影響(第1 - 3種接近遭遇など)が見られる。また、後半のスペースオペラ的な展開には同じく当時大ヒットした『スターウォーズ』の影響が認められる。また、アニメーションブームの影響は、ヒカリ超一郎とジョーニアスの声優として、当時アニメブームを引き起こした『宇宙戦艦ヤマト』のメインキャラクターと同じ声優が採用されていたり、U40 からの使者としてたびたび地球を訪れるアミアの顔立ちが、やはり『ヤマト』でイスカンダルからの使者として地球へ向かったサーシャと似ていることからも明瞭に見て取ることができる。

作品としては、タツノコプロ出身の鳥海永行や虫プロダクション出身の吉川惣司などベテランスタッフが製作にあたった(チーフ・ディレクターは前半期は鳥海、後半期のヘラー軍団編は神田武幸。完結編に当たる最終4話分では、後に『太陽の牙ダグラム』を神田とともに監督することになる高橋良輔や『機動戦士ガンダム』を監督していた富野由悠季(当時:富野喜幸)が変名で絵コンテを制作した。)為、起伏のあるドラマチックなストーリーが展開された。一例としては、「主人公がウルトラマンである故に肝心な時に姿を消す」という“暗黙の了解”がドラマ上の主題として正面から取り上げられ、主人公の葛藤や周囲の疑惑などを描かれたことが挙げられる。この主題は幾度かの変奏を経て、ウルトラマンの存在意義など作品全体を意味づける主題として昇華された。

ドラマ面では上述のように充実していた内容ではあったが、アニメーションでは実写特有の稠密な質感や重量感、ディテールや陰影を再現できなかったため、本作は青年層のファンからきわめて厳しい否定的な評価を受けた。これらの批判の中心となったのは、年を経て青年となっていた、初期のシリーズでの視聴者であった児童達である。青年年齢層に達した彼らは、大人の視点での子供向け特撮の批評などを主軸とした論評サークルなどを作り、既にコアなファン層を形成していた。

しかし、本来の視聴者である子供達からは、かえって実写では不可能な躍動的な動きや良い意味でのマンガ的表現(特に中盤の U40 編や終盤のヘラー編でのスペースオペラ的展開、艦隊戦に対して肉弾戦で挑むウルトラマンのダイナミックな描写など)が受け入れられ、好評を博した。以後もウルトラマンは実写がメインとなった為、後続作品がない事実が失敗と見られているが、実際には好評であったから次回作『ウルトラマン80』が製作されたのだといえる。

アニメーション作品として製作された本作であったが、ウルトラマンショーなどの都合上、放映当時から実写用のスーツも作られた。また放映開始から日が浅い1979年7月21日に公開された『ウルトラマン怪獣大決戦』では、各ウルトラ戦士の紹介場面にて極めて短時間だが新規に撮影された実写フィルムでの活躍を見ることが出来る。

名称
接頭語のザは母音の前ではジと発音するが、本作ではそうなっていない。英語のルールよりは語感の格好よさを重視したネーミングといえる。当時、本作の記事も掲載していたアニメ情報誌『ジ・アニメ』は英語のルールの方を取っている。


キャラクター
ウルトラマンジョーニアス
ウルトラの星U40からやってきた戦士。「ウルトラマンジョー」とも呼ばれる。科学警備隊のヒカリ超一郎と一体化しており、戦闘時はビームフラッシャーでウルトラマンに変身する。カラータイマーが、青→黄→赤(点滅)という道路信号パターンで変化するところが特徴。

出身:U40
身長:70メートル(最大120メートル、最小ミクロまで大きさ変化可能)
体重:5万t(最大8万5千トン、最小ゼロまで大きさ変化可能)
飛行速度:マッハ8
ジャンプ力:100メートル
活動時間:4分




プラニウム光線
両腕をL字型に組んで放つ必殺光線。組んで右腕にエネルギー光弾を作ってから敵に投げつけるAタイプと、組んですぐに光線を発射するBタイプがあり、威力はAタイプ、発射時間はBタイプが優れている。Aタイプには、両拳を合わせて発射する「ロッキングスパーク」と呼ばれる強化版があり、バゴンを倒している。Bタイプには、電撃状の光線を撃って敵を痺れさせるタイプや、両腕をクロスさせて撃つ変形タイプもあり、後者はアイランダを倒した。
アストロビーム
額のアストロスポットから放つ光線。顔の前で両腕を交差させてから放つ。スパイラルの心臓を貫き、ドラゴドスの翼を焼き切った。通常は破壊光線として使用するが、ザロームに吸収合体した魔術師を、細胞分解で救出した分解光線や、ファイヤバドンに使用した、L字型に組んだ腕に当てる事で、アストロエネルギーとプラニウムエネルギーを合成して発射するエネルギー合成光線に使い分けられる。
スタービーム
額のアストロスポットから放つ、星型光弾。威力は低いが、連射が可能。べドランに使用。
ブーメランギロチン
プラニウムエネルギーを三日月形に凝縮して放つ、光の刃。プラニウム光線の通じないレッドキングを倒した。
ウルトラレーザーショット
手裏剣のように連射する光弾。色々な形がある。コンピューゴンに使用。
リトル光線
怪獣を永久に小さくする光線。タフギラコ、キングモアを小さくした。
ウルトラスピニングフラッシュ
両腕を開いて体を回転させて、全身から連続発射する光弾。ガラドラスに使用。
ウルトラストッパー
エネルギーで敵を包み、一時的に活動を停止させる光線。エネルギーを著しく消耗する。スケルドンに使用。
ウルトラアイ
透視能力。ウルトラストッパーで停止させたスケルドンの体を透視、弱点を発見した。
ウルトラメディカルパワー
両手先からリング状の光線を照射し、ガラドラスの怪周波で石化した人々を元に戻した。
スーパーマグマ
第36話でユンク博士からジョーニアスに託されたスーパーマグマエネルギーカプセルを体内に吸収、プラニウムエネルギーと合わせて放つ光線。カプセルを太陽光線に当ててからでなければ使用できない。ダランチュラスを倒した。
ウルトラボディスクリュー
両拳を前に突き出して飛行し、高速スピンしながら突進して、ドリルのように敵を貫く。ザイクロンとザンバを貫いた。
ウルトラバリヤーケース
敵を光の膜で包んで動きを封じる。ザロームに使用。
バリヤーガス
気体になったレッドスモーギを、ガス状のバリヤーで包み込み、宇宙へ運んだ。
ディフェンスファープ
両腕から発生させる防御光。ガラドラスの怪周波を防いだ。
ウルトラバリヤー
光の壁を作り出し、敵の攻撃を防ぐ。第34話で使用したが、エネルギーを消耗していたために、グロテングの光線に破られた。
スペースミラーバリヤー
両手を交差させ、開くと発生する光の壁。スペーダーの光線を防いだ。
ウルトラ解凍
全身から熱を発し、シーグラの冷凍光線で凍りついた体を溶かした。
テレポーテーション
第29話で使用、大阪から東京へ瞬間移動した。大きくエネルギーを消耗する。
エネルギー注入
生命エネルギーを分け与え、重傷を負った者を回復させる。第31話で、ヒカリ隊員を通して使用、全身火傷を負った京子(この時、アミアが一体化していた)を回復させた。



科学警備隊
世界各地で発生した異常現象に対応するために地球防衛軍が世界各地に設置した、地球防衛軍の富士山麓の樹海に建造された、極東ゾーンの基地に持つ精鋭チーム。

隊員編成におけるキャラクター(隊長、ウルトラマンに変身するヒーロー、巨漢の男、科学者タイプ、紅一点)、及び、隊長を「キャップ」と呼ぶ点においては、『ウルトラマン』(初代)の科学特捜隊を意識したものと思われる。


主な隊員
アキヤマ徹男 隊長(1話 - 26話)
ゴンドウ大助 隊長(28話 - 最終話)
星川ムツミ 隊員
マルメ敬 隊員
トベ博明 隊員
ヒカリ超一郎 隊員


メカニック
スーパーマードック
全長:30メートル、重量:20トン、乗員:6名、飛行速度:マッハ5.5。トベ設計の空・海底・宇宙対応の大型攻撃機。バーディー、ベータミーの母機でもある。各種レーザー砲とミサイルが武器。また遠距離任務の移動本部としての機能を持つ。
バーディー
全長:7メートル、乗員:1名、飛行速度:マッハ5。カナード翼にレーザー砲を装備。軽快な運動性を誇る。また第47話で同型のスペースバーディが出撃し、同機2機でヘラー軍団地球方面軍の戦闘機隊を全滅させている。
ベータミー
全長:8メートル、乗員:2名、飛行速度:マッハ5。スーパーマードックに搭載している小型機で、偵察、攻撃機。両翼のノズルが180°可変し、垂直離着陸が可能。機体最後部に回転式連装レーザー砲を搭載。また第48話で同型のスペースベータミーが登場している。
パッセージャー
定員:4名、速度:時速700キロの水陸地中戦闘調査用ドリル戦車。ドリルを高速回転して、水陸地中を突き進む。ミサイルを装備。また、実戦テスト用のダブルドリルの2号機もある。
シューターASS
定員:2名、走行速度:時速850キロの科学警備隊の特殊車輌。6輪のタイヤを持ち、主にパトロールと、航空機では入れ込めない場所で活躍する。また分析やレーダー機能を搭載しており、小型研究室を持つ頑丈なスーパーカー。
ステーションホークN3
宇宙空間を飛ぶ戦闘用小型ロケット。防衛軍所有の宇宙ステーションであるEGG・3への移動手段として使われている。装備として、プラズマミサイルや光子レーザー砲がある。
巨大戦闘艦ウルトリア
U40から科学警備隊に授けられた宇宙戦闘艦。第37話で大破したスーパーマードックに代わり科学警備隊の主力兵器となる。大気圏内での高速移動・戦闘も可能。艦体の中央部と後部両翼部が分離しての連係行動も出来る。なお同艦の配備にあたり科学警備隊基地は大改築を施され、繋留中の威容はさながら基地構築物の一部である。第49話でヘラー軍団占領下のU40に突入、科学警備隊員が脱出した後に自爆した。




U40
U40人は、普段は地球人とよく似た姿をしているが、ジョーニアス同様ビームフラッシャーでウルトラマンに変身する。U40にて最高の戦士に与えられる勇者の証・スターシンボルを使用する事により、宇宙のどの星にも短時間で瞬間移動できる。

エレク
U40のウルトラ人の一人。腕を十字に組んで発射する、ジョーニアスのプラニウム光線Bと同等の威力があるエレクリウムビーム、半球形の防御幕エレクバリヤーが使える。
ロト
U40のウルトラ人の一人。腕を十字に組んで発射する、ジョーニアスのプラニウム光線Bと同等の威力があるロトラリア光線が使える。
アミア
ジョーニアスの妹。変身はできるが巨大化はできない。ヒカリ隊員に思いを寄せている。腕を十字に組んで発射するアミアッシャー、暗闇を見通すアミア・アイが使える。単席複座双胴の戦闘機を使用することもある。
大賢者
U40の最高指導者。
5人の戦士
U40のウルトラ人のうち、巨大化変身できる5人。ハンドビームを発射可能。ジョーニアス、エレク、ロトら8人の戦士の合体技として、8人同時に光線を発射するウルトラスーパーレーザー、8人のエネルギーで球状バリヤーを作り出すウルトラ戦士合同バリヤーがある。前者はバラドン星人の円盤を粉砕し、後者はバデル族に盗まれたウルトラマインドのパワーを封じた。


ヘラー軍団
ヘラー
ロイガー

スタッフ チーフディレクター:鳥海永行→神田武幸
作画監修、キャラクターデザイン:二宮常雄
メカニックデザイン:村上克司、大河原邦男→河森正治
美術:中村光毅、坂本伸人、宮川一男
音楽:宮内國郎、冬木透
脚本:若槻文三、荒木芳久、星山博之、吉川惣司、平野靖司、藤川桂介ほか
絵コンテ:鳥海永行、布川郁司、高橋資祐、石黒昇、白土武、山口和十八(高橋良輔)、斧谷稔(富野喜幸)ほか
演出:石田昌久、安濃高志、古川順康ほか
アニメーション制作:日本サンライズ
製作:円谷プロダクション、TBS


放映リスト ※各怪獣の詳細はザ☆ウルトラマンの登場怪獣を参照

新しいヒーローの誕生!! (1979年4月4日) シーグラ
光るペンダントの秘密 (4月11日) スパイラル
草笛が夕日に流れる時… (4月18日) ワニゴドン
謎の赤い雲を追え!! (4月25日) レッド・スモーギ
パッセンジャー号地底突破!! (5月2日) タフギラン、タフギラス、タフギラコ
燃える深海への挑戦 (5月9日) ファイヤバドン
攻撃指令! 目標はピグ!! (5月16日) コンピューゴン
ヒカリ隊員の秘密が盗まれた!? (5月23日) バルタン星人、ミコノス
目覚めた古代生物の恐怖!! (5月30日) ドルフィーゴ
見えたぞ!まぼろしの怪獣が… (6月6日) ザローム
科学警備隊へのチャレンジ!! (6月13日) ヘクトール、液体怪獣
怪獣とピグだけの不思議な会話 (6月20日) オプト
よみがえった湖の悲しい伝説 (6月27日) ガドラス
悪魔の星が来た!! (7月4日) ザイクロン
君がウルトラマンだ (7月11日) ゴグラン
生きていた幻の鳥 (7月18日) キングモア
ベータミーが消えた (7月25日) バダン、タフギラコ
謎のモンスター島 (8月1日) アイランダ
これがウルトラの星だ!! 第1部 (8月8日) ゲラド、ジャニール、ベドラン、精神寄生体
これがウルトラの星だ!! 第2部 (8月15日) バデル族
これがウルトラの星だ!! 第3部 (8月22日) バデル族、バゴン、ジャニール三世
南海の怪しい空間 (8月29日) ザーモス
超音速の対決 (9月5日) ザンバ
二人のムツミ隊員 (9月12日) ドラゴドス、アルファケンタウリ第1惑星人
悪魔の花園 (9月19日) デスバラン
地球最大の危機!! (9月26日) ギバルーガ
怪獣島浮上!! (10月3日) レッドキング、バラドン星人、アーストロン、ゴーストロン、ゴキネズラ、アボラス、バニラ
新キャップが来た!! (10月10日) ダバラン
悪魔のUFO大襲来 (10月17日) ジャダン星人、ジャゴン
動きだした巨大化石 (10月24日) スケルドン
ウルトラの女戦士 (10月31日) ガルバドス
宇宙からの物体X (11月7日) メガザウラ、バビラー星人
GO!! マグマの決死圏 (11月14日) ガミバ
盗まれた怪獣収容星(前編日)(11月28日) インベド人、ゴードリアン、ジナリオ、グロテング、ブラズーン、アグジョン
盗まれた怪獣収容星(後編日)(12月5日) インベド人、ゴードリアン、ジナリオ、グロテング、ブラズーン、アグジョン
宇宙から来た雪女 (12月12日) ダランチュウラス、白鳥座82番星人
ウルトラの星U40の危機ウルトリアの謎? (12月19日) グモンス
ウルトラ大戦争!! 巨大戦闘艦ウルトリア出撃 (12月26日) グモンス
ねらわれた巨大戦闘艦ウルトリア (1980年1月9日) ヘルキャット
怪獣を連れた少年 (1月16日) オロラーン、改造オロラーン、オペルニクス星人
激突!! ウルトラマン対ウルトラマン (1月23日) ギロス、にせウルトラマンジョーニアス、ギロ星人
ウルトラマン生けどり作戦 (1月30日) ハタリ
怪獣になったモンキ!? (2月6日) ネオドストニー
ウルトリアがふたつに割れた!? (2月13日) スペーダー、サイエン星人、カペラドン
爆弾を抱いたピグ (2月20日) ゴルディング、アンドロイド201部隊
よみがえれムツミ (2月27日) ゲドン
ウルトラの星へ!! 第1部 女戦士の情報 (3月5日)
ウルトラの星へ!! 第2部 前線基地撃滅 (3月12日) ヘラ・ウマーヤ
ウルトラの星へ!! 第3部 U艦隊大激戦 (3月19日)
ウルトラの星へ!! 完結編 平和への勝利 (3月26日) マクダター


声の出演 ヒカリ超一郎 隊員:富山敬
ウルトラマンジョーニアス:伊武雅之(現:伊武雅刀)
アキヤマ徹男 隊長:森川公也(1話 - 26話)
ゴンドウ大助 隊長:柴田秀勝(28話 - 最終話)
星川ムツミ 隊員:島本須美
マルメ敬 隊員:兼本新吾
トベ博明 隊員:二瓶正也
ピグ:滝口順平
モンキ:千葉繁
ニシキ教授:熊倉一雄
桜田長官:塩見竜介
宮井副官:上田敏也
エレク:池田勝
ロト:宮村義人
アミア:滝沢久美子
大賢者:宮内幸平
ウルック:野沢由香里
ヘラー:大木民夫
ロイガー:大友龍三郎
ナレーター:蟹江栄司



音楽 第1回録音分は、ウルトラシリーズとしては『ウルトラマン』以来、円谷プロ作品としても『トリプルファイター』以来の登板(『恐竜戦隊コセイドン』では主題歌作曲のみ担当)となった宮内國郎。実写ではなくアニメという、シリーズの新機軸を打ち出した作品ではあるが、音楽面では原点回帰を狙った格好となっている。

宮内による音楽は、ジャズのビッグ・バンドという、彼の十八番とする編成ながら、『ウルトラQ』や『ウルトラマン』よりも規模は大きい。しかも、全てロサンゼルスで録音され、シリーズ初の海外録音ともなった。主題歌のアレンジ、科学警備隊のテーマといった主要モティーフを中心に、Mナンバーにして60曲が用意された。なお、実際の音楽には弦楽器も含まれているが、これは日本に帰ってきてからオーバーダビングされたもの。これらの音楽はサントラ盤としてLP『組曲ザ☆ウルトラマン』(日本コロムビア)にまとめられている。

番組開始直後、早速追加録音されることになり、冬木透が新たに登板。録音は国内において、管弦楽の編成で行われることとなった。冬木による音楽はLP『交響詩ザ☆ウルトラマン』としてリリースすることを前提に、宮内作曲の主題歌アレンジ曲、挿入歌メロディ入りカラオケ(通称メロオケ)、冬木版ウルトラマンのテーマ & 科学警備隊のテーマなど、Mナンバーにして57曲が録音され、番組でも第10話から、宮内の音楽と併用されるようになった。しかしながら、この冬木による追加録音楽曲は『交響詩〜』として発売されることは無いままに終わってしまった。

劇中音楽の追加録音と並行して、「ウルトラマン賛歌」・「怪獣レクイエム」などの挿入歌も、計8曲が新規に録音されている。作曲は冬木透を中心に、円谷プロ社長(当時)だった円谷皐も<谷のぼる>名義で行っている。こうした挿入歌は主題歌2曲とともにLP『ザ☆ウルトラマン ヒット曲集』として発売された。

このように本作は、結果的に宮内國郎と冬木透という、ウルトラシリーズの音楽の二大巨匠が顔合わせをし、また、シリーズ初の海外録音、ヒット曲集の発売という、音楽面で、話題性のみならず、質的にも最高最良のものが提供されるという、類を見ないものとなった。

ザ・ウルトラマン OP
http://www.youtube.com/watch?v=IzmaFOa82GI&search=%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%B3%EF%BC%A1



主題歌 オープニングテーマ:「ザ・ウルトラマン」
作詞:阿久悠/作曲:宮内國郎/歌:ささきいさお、コロムビアゆりかご会
エンディングテーマ:「愛の勇者たち」
作詞:阿久悠/作曲:宮内國郎/歌:ささきいさお
劇中の音楽担当者が主題歌作曲も担当するのは、ウルトラシリーズとしては『ウルトラセブン』以来のことであり、テレビシリーズでは2006年4月現在これが最後となっている。作詞は、シリーズでは『ウルトラマンタロウ』や『ウルトラマンレオ』にも関わった阿久悠。『実相寺昭雄監督作品ウルトラマン』で「ウルトラマンの歌」をカヴァーし、『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』では主題歌「ぼくらのウルトラマン」を歌ったささきいさおによる歌唱。2曲ともカラオケは劇中音楽と同様、ロスで録音されている。




コメント(2)

「ヒカリ超一郎がウルトラマンである可能性、99.9%」
ショーゲキ的でした。
もっとも、この時点ではジョーニアスは超一郎から離れてたんだけどね。

蟹江さんのナレーションが素敵でしたるんるん
(ノ∀`)アニメ版好きだったけど今見るとちょっと・・・・w

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