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ハヤカワ文庫FTコミュの『影のオンブリア』はいかがですか?

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読み逃げもナニなんで(笑)

近刊なので、何人様お読みになっておられるか、ちょっと腰退けながらなんですがっっ。
マキリップ著、久々邦訳、しかも FT文庫、とのことで、ネットで話題になっていたようなので、遅ればせながら少し前に読んだ作品です。

まず、西洋の城砦都市……と、いうか、城砦=都市なところで、その、都市そのもののファンタジー性を描いた部分に魅了されました。
もう、西洋幻想小説ヲタのツボにはまりまくりっっ!!
だって、街そのものが仕込み「あり」なんですよおっ! そして、街そのものがお城の魔法なんですよぉっっ!!
ここいらあたり『ゴーメンガースト』(三部作。マーヴィン・ピーク著・浅羽 莢子訳 創元推理文庫)のお城のめくるめく重厚さより以上に、ゆらめくお城の神秘を感じさせてもらっちゃってっ! さすがマキリップだ、と、うるうるしたのでありました(笑)

未読の向きおられましたらモロ、ネタばれになってしまうので、控えますが(汗 隠れキャラクター入りファンタジー、しかもそれが裏の主人公=街、しかもけなげ てな感じのあくまで清廉なお話なのでした。

表の主人公たちにも触れておかないと怒られそうだなっっ(汗
リディアが、大公の愛妾ということで。お姫様でないところが、リアリティ醸し出してて、○です。
城下の平民出なわけですから、「姫君」とは呼べない存在で、「奥方」さまになるわけですよね。ある意味大公家/お城の中の人にはなり得ないところで、自分なりのストレートな感情で、あのどろどろ中世西洋お城な人間関係に、挑むともなしに挑んでいくところが、美しい。
いやー、酒場の娘の毅然たること。その動機が100%人間的な素直にあったかい心なのだから、いっそ潔いです。
迷えるデュコンくん、メロメロ(笑)

個人的には、都市の地下に潜んでいる魔女フェイがかわいらしくて好きなのですが。
フェイ(と、見習娘人形のマグ)のモチーフが、わからないっっっ!
これ、マキリップのことですし、どうにもどこか脳みその隅にひっかかってくるものがあるのですけれども……何か原典・オリジナルなだけでないイメージ元がありそうですよね。
不勉強にて、わたしの既存知識では発見できませんでした。
どなたかおわかりになった方おられましたら、ご教授願いますです。

欲を言えば、もうちょっとパパに出張って欲しかったかな?
それにつけても映画のフロドといい(笑)、昨今のファンタジーの主人公たちの間では、噛み爪が流行。
あれって現代ストレス病的症状のように思っていたのですけれども、中世西欧的社会背景のような世界でも、あの癖ってポピュラーなものだったのでしょうかね。

コメント(11)

うんうんっ! ぜひぜひじっくりゆっくりお読みになってくださいっ!>くりおねさま

別トピックにてふれさせていただきました事情で、個人的に、トピックのスピード、いま、あまり速くならないほうが、嬉しいです(汗

FT文庫、ここのところまた盛り返してきて、いいところ出してくれるのが、嬉しいですっ!
が。
人気どころは、すぐ店頭からなくなっちゃうんですよねーっっ(^_^; 
『影に歌えば』が、もう訳者の井辻氏の手許にもひとつしかなくって、オークションで凄い値段で取引になっているとか(^_^; 

……このあたり、復刊ドットコムに期待しているのですが。

『影のオンブリア』は、まだ新しいから、いまならまだいろいろ手続き踏んだりしなくても買えると思われますです。

ちょっと、『オペラ座の怪人』なんかも思い出すような、西欧の古い大きな建物の重層感! ぜひ、読んでっ! 読んでっ! 読んでっ!
でもって、語り合いましょーっっ!!!
表紙絵綺麗ですよねー。
確か日系の人じゃなかったっけ???(トピ立てておきながら、いま本仕舞い込んじゃってて手許にないのがバレてしまった(^_^; )

冒頭とラスト鑑みるにつけ、一応ヒーロー=デュコン、ヒロイン=リディアでよいのだと思います。

背後のほうから「ふぁんだじいっっ!」が、ずどどどどどどおおおおおーーーっっっ! と、せり出してくるけれども、基本はお家騒動話だし。

ストーリーを複雑にしているのは、裏の主役のフェイと「オンブリア」ですよね。
フェイが、実は人間ではない「何物か」なのに、人間の形して描かれているぶん、おぎなうようにマグがいるから、ここいらあたりが人間相関図難しくしている点だと思うのですが。

フェイと人形と街、これねぇー、繰り返しになりますが、何か神話だか民間伝承だかにモチーフあると思うんですよ。
マキリップは、そのあたり消化し尽くしきって書く人だから、かなり見つけ辛い(^_^; 

自分でも時間みて文献あたってみます。
Amazonで検索してみましたが、本当に表紙綺麗ですね。
マキリップ様でしかも訳が井辻様と来た日には読まねばなるますまい><
・・・だがしかし、ザンスの未読本と氷の城の乙女も読まなければならないのですorz
時間がほしいw
わはは、ゆっくりいきましょう>ぼにさま

マキリップは、清濁併せ呑んでなお美しい、人間の営みの描き方が魅力ですよね。
ホント、普通ならどろどろしちゃうような設定やストーリー展開が、醜くならないんだもんっ!

ご多分に漏れず、わたしもどうも積読になりがちなのですが(汗
哀しいことにタイミング逃すと入手し難い FT文庫は、どうしても
「いま読めなくても、買うだけでも買っておこー」
なんてことしちゃいます。
ひょええええええ、もうありませんでしたかあ。
やはり、翻訳ファンタジー読みの味方は、Amazon てことになっちゃうのかな……。

昨今、大手書店さんでは、店頭に検索用端末が置かれているところもありますよね。

わたしは本探しのときには

書店の棚
↓
端末
↓
店員
↓
ネットで出版社検索
↓
Amazon
↓
ぐぐって、ファンサイト等で情報捜索
↓
復刊ドットコムで復刊待ち

……てな感じになります。
中古市場では、なんだかもう、FT文庫のものは、人気作家さんだとプレミアついてあたりまえ、みたいになっちゃってる様子なので、自分ではあまり探しにいったりしていません。
>欲しいものは今欲しい

真理です。

いまって、電算系の技術発達してきてるぶん、逆に、1回あたりの発行部数、昔に比べて減ってるとかいうお話はないのでしょうか? などと疑ってしまうくらい、とっとと店頭から消えていってしまいますよね……。
本探しのトピのほうにも書きましたが、恵比寿の有隣堂アトレ店にて店頭売り発見いたしました。

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