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感動する話。コミュの「見てくれているかな。精いっぱい頑張るよ」

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 13日の第90回全国高校野球選手権山形大会1回戦で、県立金山高の高橋裕二主将(17)は、岩手・宮城内陸地震で行方不明になった父伸好さん(56歳)と母美也子さん(51歳)を思い浮かべ、マウンドに登った。試合は0−19の五回コールド負け。こらえきれずに涙があふれた。17歳には、あまりに過酷な1カ月だった。
 高橋さん夫婦は毎年、栗駒山方面にタケノコや山菜採りに行き、近所の人に「タケノコを採ってきた。食わねか」とおすそ分けしていた。今年も夫婦2人で山に出かけ、秋田県で消息を絶った。
 裕二さんは現在、4月に就職した1歳上の兄と祖母の3人で暮らす。「家にいても何もできない。警察からの連絡が来るのを待つだけ。つらい」。重苦しい気持ちを振り払おうと、地震後は練習を数日休んだだけで再開した。野球を始めたのは巨人ファンの伸好さんの影響だった。野球だけが辛い気持ちを忘れさせてくれた。
 昨夏の県大会後に部員が4人に減り、今大会は他の運動部に助っ人を頼んで出場にこぎ着けた。裕二さんがマウンドにあがったのはリードを許した五回表。両親を思い、帽子を脱いで目を閉じた。気持ちを集中させて1失点で切り抜け、その裏の攻撃では左前安打を放った。
 「行方が分からないのは嫌だ。顔を見たい」。試合後、冷静になると、いくつもの思いがこみ上げた。だけど、両親は県外の練習試合にも応援に来てくれた。「(きょうも)きっと応援してくれたと思う。ありがとう」。裕二さんはまっ赤に目を腫らしながら、そう感謝した

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