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「タイ語一語一会」コミュの<15>「サービス(する)」

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{บริการ}
<ボリカーン>


☆この<ボリカーン>という言い回しも、
我々が、普通にイメージする、
「サービス」としての概念で認識されてます。

タイが経済的に発展してくるにつれ、
ごく一般的な言葉として、定着してきました。

ただ、独自の長い伝統と文化を誇るこのタイランドに、
元来、この言葉は存在しませんでした。

西洋化の波に晒され、自国の発展が急務とされた、
ラーマ6世時代の造語であるとされてます。

<ボリカーン>自体も、ラーマ6世が、
英語の「service」の訳語として流布させました。

ですから、我々にとっても実に馴染みのある、
イメージとしてこの言葉を捉えることができます。



☆前置きが、少々長くなりましたが、、、
今日の本題に入ります。

<ボリカーン>の
<ボリ>は、元々、「世間一般に、広く」という意を含んでいます。
そして、<カーン>は「行う」ということですから、

<ボリ>+<カーン>
→「広く一般に、行う」→「サービス(する)」となり、
実に見事な訳語になります。


注意して頂きたいのは、
この<ボリカーン>一語で、、、

「サービス」という名詞と、「サービスする」という動詞が、
使い分けられるということです。

元々、存在しなかった言葉を広めていく過程で、
柔軟な使われ方をしたためでしょう。

観光産業、飲食業、さらにはエンターテインメントに至るまで、
現代の日常生活に非常に密着した言葉の一つです。


☆ 発音のポイントは、、、

これも音の高低による声調の影響はなく、
口をはっきりと動かし、、、

<ボリカーン>と、
平坦にそして明確に声を発するのが基本です。


☆ シチュエーション的には、、、

ありとあらゆるサービス業界全体で使えます。

また、家庭内や一般社会でも、
何かいわゆる「サービス」を、
施したり受けたりする場面でも当然頻繁に用いられます。



☆使い方としましては、、、

よく使われる言い回しを、2、3挙げますと、


<ボリカーン・ディー>
→「サービスがいい」

反対に、、

<ボリカーン・マイ・ディー>ですと、
→「サービスが悪い」
となります。

また、「サービスを提供する」場合は、
「与える」の意などの<ハイ>を使って、

→<ハイ・ボリカーン>

逆に、「サービスを受ける」場合には、
「使う、利用する」の意などの<チャイ>を使って、

→<チャイ・ボリカーン>

となります。


先述のように<ボリカーン>一語で、
動詞の意味を内包してますので、、、

場合によっては、サービスを提供する側も受ける側も
<ボリカーン>一語で事足ります。



*参照までに、、、

馴染みある<ボリ・ヂャー(ク)>という言葉も、
同じようにラーマ6世の造語とされておりますが、、、

<ボリ>は、同じく「世間一般に、広く」で、
<ヂャー(ク)>は、「お布施する、犠牲にする」の意で、

<ボリ>+<ヂャー(ク)>は、
「広く一般に、お布施する」→「寄付する、義援する」

と英語の「donate」の訳語として、
今では完全に日常生活に定着して、
広く一般的に使われていますよね。


☆ 最後に、一言、、、

<ボリカーン>というサービスの概念が西洋から導入され、
元々そういった習慣のなかったこのタイでも、
「チップ」という副二次的な要素も同時に入ってきました。

ただ、今も昔も、
ここタイにおいての本来の最高のサービスの一つは、
「微笑」であると信じています。

「微笑みの国、タイランド」の言葉通り、

自然で奥ゆかしいとびきりの「笑顔」を受け、、

それに対しては、自然な「微笑み返し」、、、、

これが、タイの伝統的なサービスの一環であり、
意志伝達(コミュニケーション)の、
最初のきっかけになるのではないでしょうか!

コメント(9)

ただ今、いつものタイレストランで食事中です!
ラーン ニー ボリガーン ディー クラップ

徹夜仕事明けですが、私にとって特別なメニュー、パットガパオを食べて元気モリモリ、これからタイ語教室です(^0^)/
カワイイ女子大生の先生を見て目も覚めることでしょう(@_@)
会社のボリサッ(ト)の”ボリ”も同じ”ボリ”ですか?
ボリサットのボリもタイ語のスペルは同じ?なので、
同じ意味だと思いますが???
ボリの付く単語はかなりありますよね?
ボリハーンもあったと思いますが?
>ロソ 殿

「このお店は、サービスがいい!」、、、

いいですね、、、

スカモ、カワイイ女子大生の先生なんて、、、、

<イッチャー・チャン・ルーイ!!>
「羨ましいったりゃ、ありゃしない!」


>トン☆ロー 様、 >団長 殿

実に鋭い着眼点です!

ちょっと専門的なことになりますが、、、

<ボリ>{บริ}は、元々、タイ語の親筋にあたる、
サンスクリット語やバーリ語の<ポリ>{ปริ}から派生しており、
前述のように、「広く、一般的に、周囲、あまねく、、、」
などの意味を潜在的に有しています。

ですから、<ボリ>を接頭語においた単語は、、、

例えば、

<ボリウェーン>→「地域、周囲、付近、、、」
<ボリブーン>→「豊富な、完全な、、、」
<ボリポー(ク)>→「(文語で)食べる、、、」
<ボリスッ(ト)>→「純粋な、処女の、、、」

そして、トン☆ロー 様ご指摘の

<ボリサッ(ト)>→「会社、、、」

団長の例示されました、

<ボリハーン>→「管理する、、、」

などは、すべて、
「ボリ」を頭に起き、そのニュアンスを含んだ、
兄弟姉妹の単語ばかりです。

さらに云えば、、、

<パリ>が<ボリ>の親筋なら、

それから派生した<バン>{บรร}で始まる単語なども、
同じような意味を有する接頭辞で、
多くの兄弟姉妹従兄弟的単語が膨大に連なります。

例えば、

<パリンヤー>→「博学、、、」
<パリンヤー・トリー>→「学士号」
<パリンヤー・トー>→「修士号」
<パリンヤー・エー(ク)>→「博士号」
<パリマーン>→「量、、、」

<バンヤーイ>→「講義する、説明する、、、」
<バンハーン>→「解説する、、、」

などなど、、、


この辺は、今、手元にタイ語の辞書がないので、
どのぐらいの単語数が該当するのか、その詳細を省きますが、

もし、ご興味がありましたら、
タイ語の辞書でいろいろ、
イメージを膨らませて見られて下さい。

タイ語のボキャが有機的に繋がり、
各段に増加すること間違いなしです。
タイフリーク様
とても勉強になりました。普段何気なく使っている単語も
分解してみれば語源の意味が分かって面白いですね。
タイ語は、サンスクリット語から来ているので、
タイ語が分かれば、関連他言語の意味も何となく分かる事
あると思います。
勉強になりますねぇー^^

私はこの間”ジャイディー”

ジャイ=心
ディー=良い
ジャイディー=親切

という事を習ったばかりです。このときも、”なるほど!!”と思いました。
これからも、がんばるぞ〜〜〜!!
>団長殿

今では、日本人も古語については、
だいぶん馴染みがなくなっておりますね。

同様に、こうしたタイ語の昔の潮流である、
サンスクリット語やバーリ語は、
一般タイ人もほとんど馴染みがないですよね。

自分もできれば、こうした言語を、
じっくりやってみたいと考えてます。


>トン☆ロー 様

嬉しいですね、、、!

一応、ご存じかもしれませんが、
<ジャイ・ディー >の反対語は???

答えは、
<ジャイ・ダム>で、

→「黒い・心」→「邪悪な心」が転じて、
「利己的な、残忍な、不親切な」になります。
実に言い得て妙ですよね。

<ジャイ>を前後に使った慣用句は、、、
ドドドーっとありますから、
整理して覚えられますと、
タイ語のボキャも増えますし、
本当にタイ語も楽しくなりますよね。
タイフリーク様
本当に、タイ語を極めようとすると、最終的には
サンスクリット語に行き着くと思います。
>アッサニー殿

サンスクリット語は、
やはり独学では、無理でしょうから、
もう一度、学校へ入り直しますか、、、?!

生活に余裕があれば、
向学心は、今、そこそこ芽生えているんですけどねー、

いわゆる、大学のタイ語学科(国文学科)、、、
に入学という手も、、、

金と時間と忍耐と、、、
まさに、いろいろなものが必要になってきますよね、、、

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