サイエントロジーと精神医学は、サイエントロジー創立の1952年以来対立して来ました。サイエントロジーは公に、そしてしばしば猛烈に精神医学と心理学の両方に反対をしています。サイエントロジー信者は精神医学を野蛮で堕落した職業とみなし、スピリチュアルヒーリングに基づいた代替医療を薦めています。サイエントロジー教会によれば、精神医学は不適切かつ虐待的ケアの長い歴史を持つものである。教会のこうした見解には医学者や科学者たちの間で議論、批判、非難があり、公の論争の種となっています。 余談ですが、トム・クルーズは同教会の熱心な信者として有名です。 また、サイエントロジー教会の下部組織である「市民の人権擁護の会」(CCHR)があります。 市民の人権擁護の会とは、精神医学における人権侵害を調査・摘発し、精神治療の分野を正常化することを目的として、サイエントロジー教会によって1969年に設立された団体です。英語の正式名称は、Citizens Commission on Human Rights (略表記:CCHR)。現在、世界31ヶ国に130以上の支部を持ち、活動を続けています。国際本部はアメリカ合衆国のロサンゼルスにあります。 更に、反精神医学連合(ANTIPSYCHIATRY COALITION)というNPOがあり、「精神医学によって害されたと感じる人々とそのサポーターからなる非営利ボランティアーグループです。我々は精神医学的治療を受けた人々に日常的に押しつけられる危害を警告するため、またアメリカ、カナダ、そして他の推定される民主主義国家において見捨てられた、全ての法律を遵守する人々のための自由で民主的な理想を促進するためこのウェブサイト」を作って、活動をしているようですが、日本にはまだ支部はないようです。