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ペドロ・パラモ/ルルフォコミュのルルフォの映画

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 はじめまして。どうぞよろしくお願いします。

 さて、「ペドロ・パラモ」は二度、映画化されています。はじめは1968年、つぎは1976年。後者ではサブタイトルが「半月の男」と名づけられています。

 初めの作品では脚本にカルロス・フエンテスも加わっています。そんなに出来の悪い作品ではないといわれています。
 でも次の二点が不評になってます。監督がスペイン人(ハリスコ州のことなんてメキシコ人だってよくは知らない。ちょうどフエンテスの「老いぼれグリンゴ」映画版の監督をアルゼンチン人が受け持ったのとおなじくらいアナクロニコ)。
 ペドロ・パラモ役がハリウッドの俳優であるのはともかく(笑)、このひと後に駐メキシコ米国大使になって評判悪かっただけに、この映画化、嫌われてます。

 二度目の映画化のほうがマシだと言われてます。でもどっちみち、ルルフォの世界がまともに描けるわけはないので、やっぱり映画なんかにはしないほうがいいんじゃないの?という声が多かったとか。でも例によって完成作は三時間モノだったのに商業的理由で半分に削られたのだとか。

 ちなみに、わたしも両方を見ましたが、ずっと前だったし、なんか眠かったという印象しか残ってないようです(スイマセン)。

コメント(4)

確か最初の方の映画には、脚本に
ガルシア=マルケスも参加していたような気がします。
考えてみればすごく豪華なメンバーですよね。
一度観てみたいものですが………。

いっそ、「燃える平原」を
オムニバスで撮った方が面白いかな、という気もしています。
 冬原さん>
 ご存知のようにガルシア=マルケスはさまざまな映画活動を行ってきています。すぐには網羅的なことはいいにくいのですね。たしか「ガルシア=マルケスと映画」という冊子を持っていたはずなのですが、すぐには出てきません(というか、見つけるのがタイヘン)。
 ということで68年版のほう、三冊の資料をめくってみましたが、脚本については前述のように監督にフエンテス、それにメキシコの有名な映画プロデューサーのManuel Barbachanoの三人の手になるもののようです。

 百年の孤独、が67年、映画が68年、脚本はその前に時間をかけていなければならないはずで、やっぱりこの作品、ガルシア=マルケスが関わっているとは思えないようですね。

 ちなみにこの映画にも出ているフリッサという女優、フエンテスの前妻リタ・マセドの娘なんですね。やはり色恋沙汰で浮名を流したクチなんですが、このあいだインタビューを読んでテたら、今までの恋人の数よりもセラピスト(精神カウンセラー)の数のほうが多いんだとか言ってました。芸能界ってどこでもおんなじですね。

 ちなみにガルシア=マルケスが関わった映画のなかでもっともわたしが気に入ってるのは"Maria de mi corazon"です。ベティーブルーのような感じの作品です。ただすごく低予算で撮られ、16mmnなのです。

 (もう一回)ちなみに「燃える平原」のほうもいくつかの作品は映画化されてます。またそのうち、触れてみることにします。
>さぼはしさん
ご丁寧なご教示ありがとうございます。
たしか岩波文庫版の「ペドロ・パラモ」あとがきで
杉山晃さんが書いていたような気がしたのですが、勘違いだったようです。
うろ覚えで書いてはいけませんでしたね。

ラテンアメリカの文学者は映画や政治にも積極的に関わる人が多く、本邦と比べて興味深いところです。
映画の観点からラテンアメリカ文学を論じる本も
あったような気がします。

>ただすごく低予算で撮られ、16mmnなのです。
こういうところはいいなあ(笑)
天下のガルシア=マルケスが関わってもちょっと脇の甘いあたり。
 >冬原さん
 ガルシア=マルケスの脚本ウンヌン、今日、捜していたわけではないのに岩波文庫版「ペドロ・パラモ」が出てきて、その杉山さんの解説をぺらぺらめくってました。
 するとルルフォの”El gallo de oro"('64)こそがフエンテスとガルシア=マルケスとの手になるものなのですね。おそらく百年の孤独はまだ下書き段階にあったのでしょう。
(これでお互いに安心して寝られますね(笑))

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