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漢方スクール・松波クラス生徒会コミュの白朮と蒼朮

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かたつむりこんにちは。中級養生講座を受講していました、nanaと申します。

今日は、当帰芍薬散のなかの生薬、”白朮”と”蒼朮”についてクエスチョンです。

以前、松波先生が、ツムラの当帰芍薬散は白朮を使用していないから、その他クラシエなどの当帰芍薬散のほうがいいとおっしゃっていました。
見てみると、確かにツムラのものは蒼朮を、クラシエ(漢方セラピーと書いてあるものは除く)のそれは白朮を使っているようです。
教科書に載っている薬性を見ますと、
白朮→温・補・燥
蒼朮→温・瀉・燥 
と、あります。
これらの違いは、具体的に当帰芍薬散として機能する時に、どのように現れてくるのでしょうか。
白朮のほうは補気作用があるので、当帰芍薬散を使う(虚していて婦人科系疾患等をお持ちの)方には必要な調合なのでしょうか。

ご存知の方、アドバイスいただけますか、よろしくお願い致します。

コメント(3)

nanaさん、こんばんは、ピースです。

上記の当帰芍薬散料の質問ですが、一緒に考えていきましょう。


白朮→温・補・燥
蒼朮→温・瀉・燥

と教科書に載っていますね。

更に勉強していくと神農本草経という中国の3大古典の本があるのですが、それでは、「朮」は白朮、蒼朮の区別はしていません。今日では、区別していますが。


白朮は補気、止汗、安胎に働き
蒼朮は燥湿の効能が強く散邪発汗に働くとされています。

五苓散料という利水剤があるのですが、こちらも
白朮とあるが、ツムラは蒼朮を使っています。

臨床クラスの時に個人的に呉先生に質問した内容は、やはり同じく
ツムラの本には、蒼朮と書かれているのですが違いは何ですか?でした。
それに関しては、日本薬局方で白朮として表記されているので、教科書も
白朮との事でした。

製造の過程でメーカーによっては違いがあるとのことでした。


松波先生はnanaさんの体質から判断して、クラシエを勧めたのかもしれません。
虚証であれば補気が必要ですね。
一般的には婦人薬といわれているので、私も、白朮を選ぶと思います。


湿を自分の体に呼びこんでしまう人には、蒼朮が効果ありです。


まだ未熟者ですので、このくらいしかわかりません。ごめんなさい。







こんにちは。いくけろです。

私もnanaさんと同じ授業を聞いていて、娘がちょうど当帰芍薬散(ツムラでないもの)を飲んでいたため、とても疑問に思いました。

以前もニキビのため皮膚科を受診し、ツムラの当帰芍薬散を飲ませていましたがあまり効果がなく、違う病状でご相談した漢方薬局で、違うメーカーの当帰を処方されたので、薬剤師の方にこの件をお聞きしました。

蒼朮と白朮は、どちらも燥湿、利水、健脾の作用は共通ですが、蒼朮は主に燥湿と散寒解表に働き、白朮は主に補気、健脾益気、固表止汗に働きます。
蒼朮は実証向き、白朮は虚証向きです。

ということでした。
ピースさんの解説通りですよね。さすが!わーい(嬉しい顔)
ピースさん、いくけろさん、レスありがとうございました。

そうか、神農本草経では白朮も蒼朮も分けないで、「朮」として載っているのですね。
おもしろいです。

そしてそれぞれの違いも、今スッと分かった気がします。
今度機会があれば、燥湿を強調したい時に、蒼朮が調合されている当帰芍薬散を飲んでみて、白朮のものとの違いを感じてみます。

勉強になります、ありがとうございました。

nanaかたつむり

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