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詩人の森コミュの壊れた巣箱

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そら目 空耳 勘違い。
ねじ曲げた幸せな記憶…。
つまり 理解されないあれこれ。

コメント(26)


暖まり切れない朝陽を浴びて
草臥れた猫車の窓が開く。

おっかなびっくり
うー太が今朝も
私の顔色を伺っている。

バレちゃいないさって
タカくくってるんだろーが
マヌケに見えるぞ
興味100パーの その横顔。


わざとゆっくり振り向くから
その間にお逃げ。


猫車は今朝も
県道24号を西に向かって
ぶっとばして行った。



素直もいいけど。



たまには理解れよ
女心を。


夢の隠れ家の天窓から
ふたりで眺める
赤い星


夜明け前には帰ろう
それぞれの部屋に


大丈夫

星のかけら
手放さなければ

誰にも見せなければ

いつでも此処で
抱きしめあえる


この夢はいつまでも
現実と同じ手触り…。


ひとりの時間が長すぎる。
ひとりの時間が長すぎる。


体を縛りつけるもの
心を抑えつけるもの

すべて

足もとに置き去りにして
あなたのところへ
走っていきたい。


ずっといる。


あなたのぬくもりのある場所に。
あなたの息づかいの聞こえる場所に。


ずっといる。


どこにも帰らない。
夢から醒めても。



小さな花を
ふたりで育てていこう。

硬く小さく 難しい蕾を
あきらめずに
ひとつずつ咲かせていこう。

散るまでずっと笑い続ける
小さな花に
励まされて歩いて行こう。

夏の陽射しも
冬の木枯らしも
ふたりで受け止め
小さな花を守りながら
穏やかに生きていこう。

歩きつづけた道のおわりに
何が見えても
花に教えられた笑顔で受け止めよう。



歩きつづけよう。



ふたり仲良く
同じ風に吹かれて散る
その日まで。





幸せはつかめた?

幸せは 育っている?

相変わらず 愛わからずにいる私は あなたの幸せを祈れずにいます。


あの絵本

聖夜の静けさを
暖かさを
美しさを

あなたに語りかけた
あの絵本を

あなたはもう
捨ててしまったかしら?


「少年は帰って来た」


その一文だけを忘れず

一日たりとも忘れず
信じて

私は今日も

枯百合だらけの荒れ庭の

丸椅子に腰下ろし
懐かしい足音を待ち続けているの。



一番大事な 私の仕事。

どれほどの重さで
私は
あなたの心に在りますか?

あなたにとっての
私は
数多い
趣味のひとつでしかないって

ほんとは
よくわかってるの


でも私には
あなたが全部

最初から
あなたが全部


寂しくて
悲しくて
悔しいけど

これがほんとう…


見える?

あの曲がり角
外灯の下の子供と同じくらい

大きな声で泣きたいよ



花なんて 咲かなかった


あなたの隣で見る
最後の夢の中

ふくらんだ紅い蕾が
ぽろぽろと
零れ落ちていったよ

明日には咲き誇るだけの
真っ直ぐな力を持ったまま


止めようもなかった


泣きながら見ていたよ


声もなく
言葉もなく
ただ泣きながら見ていたよ


古ぼけた毛布を広げて
その毛玉の ひとつ ひとつに
「あなたがいた」幸せを温もりを
思い出している

もう 捨ててしまうけど

もう 泣くこともないけど…


幻想を、現実に引き寄せたい衝動。

どれだけ痛い目を見ても、直らない性根。

自分で自分に麻酔をかけたんだ。
一生醒めない夢を見るって。


誰か、私からライフルを取り上げて。

もう誰も撃たないように。



夢を見続けるにも
体力が必要だ…と気付いた。

醒めない夢がないってことにも。

どういうことかって
ひとことで説明すると

年を取りました
ってこと。

麻酔の効かない現実に
コテンパンに可愛がられて

ふっと思い出した
此処。

腰まで伸びた
銀鼠の髪
後ろでいっこに結い上げて

また
何事かぶつぶつと
綴っていこうかね…。


この先の私に
嘘つき通せるのかい?
しんどいんじゃないの?
降参して生きたらいいって
自分が一番わかってんでしょ?
相変わらず往生際が悪いね…。
自分に正直になったら
連れ合いの酒量が増えた増えた。
知らん。
私は私を生きたいだけ。
人生の荷物が重すぎて
ぎっくり腰になりました。


わけもわからず始まり
問答無用に
巻き込まれ翻弄されて
疲れた目をして背中を丸めて
此処に座って居る。

あらゆる感情や立場や経緯
一切を無視して
長い長い夢から解き放たれる日は来るのか…

誰も知らない、私も知らない。
その目覚めを覆せる叡智は
何処を探しても、まだ無い。
この結婚が失敗だったなんて
思わない。
今の生活がなかったら
あなたと出逢えなかったから。

漕ぎ出した船が
何度難破しようと
その度、私は耳を澄ませ
あなたの声する岸に向かい
船を出し続ける。

(2002.06.14)
あなたを思う私の熱で
あなたが暖を取り続けてくれたなら
たとえ私が先に死んでも
何処に迷うこともなく
あなたの守護霊になるでしょう
嬉々として。

(2002.06.25)
探して
探し歩いて
探し続けて
辿り着いた、あなたの毛布。

いろいろなことを
諦め、手放してきたけど
もう放さない、何があっても。
守るべき、最後の宝
暖かな毛布。
あなたと分け合う、心の凪。

(2002.07.03)
わりきれないわりざんがあること

なんでなんで
わたしのわりざんは
わりきれないの?

重たい余りが胃にもたれてる。

事実は事実って
認めて降参できたなら
どんなにか
自由になれるだろう。

あっけらかんと前に進みたいのに
まだまだ自分に
言い訳ばかりだよ。

(2003.01.18)
もう、いいだろう。

全てから逃げたい
自分だけを守りたい。

目の前にある命

物に見える。

もはや
修正の好機なしだ。

ずれた重心のままで終焉へ。

掛け違ったボタンも
神経痛の両手では
外して直してもう一度
そんな几帳面
湧いてきようもなし。

仏の顔も鬼嫁も
ほんとの私じゃありません

せめて
毒づくくらいが関の山。
もう、いいよ
元気でいてくれたら
それでいいから。

自由になろ…。

ありがとね。
捻れ歪んだ
冷たい背中から
つきまくってきた嘘の
答えがぽろぽろ
零れ始めた
還暦の夏
実に50年ぶりに
小さな花を愛でる

わたしとの結婚より重かったであろう人生の決断を静かに下し
全うした、あなたのおかげ
唐突に与えられた
膨大な自由の真ん中で
舵も取れず ただ
くるくると回り続けている

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