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2024年04月16日20:38

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「山河あり」

 …正午まで、アルバイト。
 一旦帰宅して、昼食をすませ京橋に向かう。

 午後3時、国立映画アーカイブで松山善三監督の「山河あり」を観てまいりました。



 ☆「山河あり」(1962)監督 松山善三 出演 高峰秀子、田村高廣、早川保、ミッキー・カーチス、加藤嘉、三井弘次、清水将夫、河野秋武、小林桂樹、久我美子、石濱朗、桑野みゆき、千之赫子、桂小金治、露口茂、本間文子

 大正時代。ハワイの土を踏んだ日本人の移民の家族たち。彼らは帰国することもできず、黙々と畑の耕作に明け暮れる日々が続いていた。そんな日系人の中に井上義雄ときしの夫婦や少女ふみがいた。
 月日が流れて十年、井上は日本語教師に、妻きしのは食料品店の店主に。すみは郷田と結婚し、クリーニング店を営むまでになっていた。
 一方で、祖国日本は満州事変、日中戦争へと突き進んでゆく。そんな祖国の状況は、日系人の彼らにも暗い影を落とすことに……。


 大正時代、国策によって日本からハワイへと移住した多くの日本人たちが日米の戦争に巻き込まれ、過酷な運命に翻弄される姿を描いた “ 反戦映画 ” です!

 「国破れて山河あり」の「山河あり」です。…杜甫の漢詩「春望」の冒頭の一節ですね。

  いかにもヒューマニストの松山善三らしい作品ではあるのですが、少々、教科書的かなぁ。

 しかし、高峰秀子演じるきしのを襲う不幸の連鎖には、まっこと気の毒で仕方ありませんでした。
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