…休日。
朝6時過ぎに起床して、いつものように洗濯をする。
今日はDVDで、マリオ・モニチェリ監督、フェデリコ・フェリーニ監督、ルキノ・ヴィスコンティ監督、ヴィットリオ・デ・シーカ監督の中篇4本からなるオムニバスのイタリア・フランス合作映画「ボッカチオ ‘70」を観たわけですが、なにしろ204分、3時間24分の長尺映画。
午前中に、一話、二話。そして昼から三話、四話と一日がかりで見終わりました!
夕方、ひさびさにカレーを作りました。
☆「ボッカチオ ‘70」(1962)
第1話「レンツォとルチアーナ」監督 マリオ・モニチェリ 出演 マリサ・ソリナス、ジェルマーノ・ジリオーリ
同じ会社で働くレンツォとルチアーナは会社に内緒で結婚するものの、お金がないのでルチアーナの家でしばらく生活することになる。
ところが彼女の家は狭く両親、姉妹がいるため、新婚でありながら2人は夜の甘い生活ができない……。
第2話「アントニオ博士の誘惑」監督 フェデリコ・フェリーニ 出演 アニタ・エクバーグ、ペッピーノ・デ・フィリッポ
禁欲主義で通っているアントニオ博士のアパートの前に、ある日、巨大な看板が立てられた。身の丈十八メートルもあるブロンド美人が寝そべっている絵がが描かれていて、それが艶然と微笑みかけている。
それが気に障った博士は、友だちの助けを借りて看板の女を覆い隠したが、嵐のおかげで覆いが流れ去った。すると、奇妙なことが起こった。雲つく美女が看板から抜け出てきた。
博士は夜通し彼女と遊び回ったあげく、彼女を殺してしまうことに……。
第3話「仕事中」監督 ルキノ・ヴィスコンティ 出演 ロミー・シュナイダー、トーマス・ミリアン、パオロ・ストッパ
若くハンサムなミラノの伯爵がフランスで遊び回ったことがバレてしまった。
帰国した彼がいちばん気にしたのは、妻のプーペだった。夫人は大して気にしていない様子だったが、これを機会に夫の浮気を封じるとともに自活しようと考える……。
第4話「くじ引き」監督 ヴィットリオ・デ・シーカ 出演 ソフィア・ローレン、ルイジ・ジュリアーニ
移動見世物の一団に属する射的小屋で働くゾーエは、土曜の夜の秘密のクジ引きの “ 景品娘 ” として客を集めていた。
共に働く仲間は妊娠し、そのための費用稼ぎの窮余の一策だったが、それが大評判になり大騒ぎだ。
ある日、ゾーエは村の若者と恋に落ち、初めて自分が景品になったことを残念に思った。問題の夜、クジに当ったのは村の教会の童貞牧師だった……。
いやはや、やっぱり3時間半という尺の長さもさることながら、このメンツの監督さんたちによる、当時ピッチピチの若く美しい盛りの女優さんたちによるコメディ3本を続けて見るって、けっこうエネルギーが要りました!(笑)
ほんと、めっちゃ見応えはありました。
どれも監督さんの個性がうまく出ていて面白かったけれども、個人的には第4話のデ・シーカ監督ソフィア・ローレンの「くじ引き」が好きでした。
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