「ススキーノと共に」第８７３回のゲストはピアニストとして クラシックからジャズ、ポピュラー音楽まで演奏をする傍ら、音楽イベント企画、コンサートプロデュースなど、多方面にわたり活動している加賀谷恵子さんでした。
小樽市生まれ。
４歳からピアノを習い、高校ではブラスバンドでホルンを担当。大学に入学して、イギリスに留学した後、河合楽器の「カワイ音楽教室」に就職してピアノ講師となりました。
「多い時は１５０人もの生徒さんを担当していたので、発表会が近ずくと、１日中レッスンが続きました」。
さらに、自身のソロやユニットの演奏会を重ねていく中で マルチアーチストと言われる青島広志さんとの出会いがありました。
作曲家、編曲家、指揮者、司会者、イラストレーターなど多彩に活躍する青島さんと共演したり、青島さんの友人のグループと一緒に海外旅行するほどになりました。
一方で音楽イベント企画や演奏者の派遣、オーケストラ編成などをする��KKミュージックの代表取締役として多忙な毎日です。
特に来年２０回目を迎えるクリスマスデイナーコンサートは札幌の一流奏者２０人で編成されて人気となっています。
この日の放送では２００８年にkitara小ホールで恵子さんが青島オーケストラと共に流麗なピアノを演奏したグリークの名曲「ピアノ協奏曲」を聴かせてくれたほか、敬愛するアシュケナージのショパンの「バラード第一番」、カラヤン指揮のベルリンフィルによるラベルの「ボレロ」、そして、ソウル、R＆Bのピーボブライソンの「 Can you stop The Rain 」、来日公演でも熱狂したステイングの「Englishman In New York」まで実に多様な選曲でした。
恵子さんは「音楽に人生のすべてを捧げてきました。苦難の時には助けてくれました。これからも聴いてくれる人が幸せになれる音楽を目指します」と爽やかな笑顔でした。
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