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2021年09月12日13:42

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古代世界の超技術  <読書メモ>

志村 史夫著  ブルーバックス 2013年
現代のハイテクを知り尽くす半導体研究者が、大型建機やコンピュータがない古代にあった「すごい技術」を紹介している。世界遺産の見方が変わる!?

○最先端の結晶工学と驚くべき共通点をもっていた「ピラミッドの構造」
○100万分の1以下の密着精度の「パルテノン神殿の石柱」
○古代のコンピュータ?「アンティキティラ島の機械」
○鉄筋コンクリートをはるかに上回るの強度の「ローマン・コンクリート」により作られた「ローマの水道」「パンテオン」
○カミソリの刃さえ通さない、「インカの石組み術」
○最新の計測装置と0.0002日の誤差しかない、超精密な「マヤの天文学」

古代にあった素晴らしい技術を熱く紹介している。ピラミッドの建設機械のように実在を証明するものがないと書きながらその存在を確実視するなどやや実証的な面で難があるが、優れた古代技術に対する畏敬の念は伝わってくる。コンクリートで作られた現代の建築物に寿命があるのに比べ古代の建築物が現在まで残っていることを見ると確かに古代の技術に学ぶことも多いのかもしれない。

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