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4月27日火曜日は13時に藤沢を訪問する仕事が入ったので、昼飯は藤沢で食べることにした。
湘南・藤沢と言えば、自分の大好物の生しらすが名産で、3月中旬から漁期に入っているので、生しらすを食べようと思う。
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ところが、前日から晴れていたものの風が強い日だったからか、この日は生しらすの水揚げがなかったそうで、生しらすのメニューは提供されていなかった。
それなら、生しらすは扱っていないが、これまでに何度か訪問している魚屋「藤保水産」がやっている「ふじやす食堂」へ行ってみたのだが満席で行列しており、並んでいたら仕事に間に合いそうにない。
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ほかに藤沢で知っている店はなく、今からインターネットで調べる時間もないので行き当たりばったり適当に食べることにして、「藤保水産」の脇の路地を入ったところにふじやす水産「魚とカレーのお店」を見つけた(写真1)。
藤保水産はこんな店もやっているのか。
お店の前に「本日のお魚フライカレーは本牧産黒ダイ」などと案内されている。
魚のフライをカレーまみれにしてしまうなんて少々もったいないような気もするが、ほかに食べに行きたい店のアテもなく、とりあえずその「魚とカレーの店」に入り、「お魚のフライカレー(税別880円)」を注文。
まずは魚のフライには手を付けずカレーだけで食べてみると普通においしいカレーである。
次に「お魚のフライ」と言いつつ、パン粉をまぶして揚げたフライではなく、衣を付けて揚げたフリッターで、こんなのが7個も盛られている。
この日の魚は本牧産黒ダイとのことで、食べ慣れたタラやフィレオフィッシュのホキとか白身フライのイトヨリダイのように淡白でクセがないわけではなく、しっかりクロダイ特有のクセがあり、もっとしっとりした食感でちゃんと魚の味が分かり旨い。
次にカレーがべっとり掛かっている部分の魚も食べてみる。
カレーまみれになってもクロダイがカレーに負けておらず、ちゃんとクロダイの味わいが分かり、カレーと共に食べてもおいしい。
クロダイなんて刺身でしか食べたことがないと思うが、揚げても旨いんだな。
もちろん、カレーが掛かっていない部分はカレーを付けずにご飯と共にそのまま食べても非常においしい。
カレーを付けずに食べたり、カレーと一緒に食べたり楽しみながら食べ進み、残り1口になった。
そして完食。
魚屋・ふじやす水産がやっている「魚とカレーのお店」、たかが魚フライと言えども使っている魚の味わいをしっかり楽しめるカレーになっており、予想以上においしかったのである。
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