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2021年04月29日09:36

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ランス美術館コレクション  風景画のはじまり コローから印象派へ・・・名古屋市美術館

4月28日

東京などで緊急事態宣言が出て、そうなると、美術館も閉まってしまうことになるので、そうなる前に 名古屋市美術館と 徳川美術館に行っておくことにした。

まだ、愛知県は緊急事態宣言は出ていない。それでも、不要不急の外出は控えるように言われている。でも、私にとって 美術館に行く事は、自分の精神衛生を保つ上で、欠かせないことであるから、不要不急ではない。

フランス北東部の古都、ランス。歴代国王の戴冠式が行われた歴史とともに、シャンパンの産地としても有名です。ランス市と名古屋市は2017年に姉妹都市提携を結び、当館とも縁の深い藤田嗣治などの名品をご紹介する「ランス美術館展」を開催しました。本展覧会では、再び同館の名画が来日。ランス市が誇る至高の風景画コレクションを中心にご紹介します。

戸外制作を行ったバルビゾン派の画家たちや、“空の王者”と賞賛されたウジェーヌ・ブーダン、そしてモネ、ルノワール、ピサロら印象派の選び抜かれた作品が来日します。なかでも注目は、木立や水辺を繊細かつ詩情豊かに描き出した作品で現在も高い人気を誇る、カミーユ・コロー。今回はコローの油彩画の傑作16点をまとめてご覧いただける、名古屋では初めてのたいへん貴重な機会です。アトリエを飛び出し自然の光や大気の変化を捉えようとした画家たちによる、19世紀フランス風景画の展開をご堪能ください。

この展覧会を観て、これまで知らなかった画家の作品を知った。

アシル・エトナ・ミシャロンやジャン・ヴィクトール・ベルタン、ジョルジュ・ミシェルというバルビゾン派よりも前の画家の絵を観て、この人たちがいたからこそ、バルビゾン派の活躍があったのだと思った。
こういう人たちの絵は、これまで観たことがなかった。
今回の展覧会では、コローの絵をたくさん観ることができた。
ランス美術館には、コローの絵が 27点も所蔵されているというが、それはルーヴル美術館に匹敵することらしい。

私は ランス美術館に行ったことがあるが、こじんまりした美術館で、そんなに絵がたくさん観れなかった。
ランス美術館は、拡張工事中で、4年くらいの歳月がかかって、新たな美術館になるらしい。ランスか。新しい美術館に行くことができるだろうか?

ランスには行ったが、シャンパンを飲んでないのも残念だった。

ただ、フジタチャペルには行っておいたので、それだけは 良かった。
フジタチャペルはランス駅から遠くて、歩いて行くのに 随分かかったから、もう2度と行くことはできないだろう。

上野の国立西洋美術館に コローの絵があったが、それに似た作品があって、「イタリアのダンス」や「湖畔の木々の下のふたりの姉妹」という作品である。
「突風」という作品は、木が風でしなっていたのが印象に残った。

バルビゾン派では、テオドール・ルソーやアンリ・ジョセフ・アルビニー、コンスタン・トロワイヨンといったお馴染みの画家の絵が展示されていた。

この展覧会では、ウジェーヌ・ブーダンの作品が7点もあって、これまでさんざん展覧会を観てきたが、ブーダンの作品は 1点くらいしか展示してなかったので、嬉しかった。
確か、上野の国立西洋美術館では、「トルーヴィルの浜辺」という作品があったと思うが、それと似た作品もあったり、もっと大きな「ベルク、出航」や「ベルク、船の帰還」もあったりして、見応えがあった。「水飲み場の牛の群れ」という作品では、ブーダンにこういう作品があるとは知らなかった。
ブーダンの作品は、大抵 海辺だったりするので、こういう作品もあるんだと認識を新たにした。空の表情を描くのが上手いなあ。と、思った。
海の波の感じも良かった。

最後に 印象派の作品として、ルノワールの「ノルマンディーの海景」と「風景」という作品があったが、ルノワールは 女性の絵の方が良いな。一応、有名な画家の絵も入れておいたという感じかな。と、思った。シスレー、ピサロ、モネの作品も1点ずつあった。
そんな中で、マクシム・モーフラという画家は、印象派の画家でもなくて、どこにも属してない画家なのだが、ここに紹介されていたのには、驚いた。
マクシム・モーフラという画家の絵は、初めて観た。
「日没の岩礁」と「モルビアン、キプロスのしけ」という作品で、印象派には属してない画家であるが、印象派のような絵を描いていて、とても良かった。

新たな発見があった展覧会だった。



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