美しい紅葉の写真は一週間前、ここ数日の冷え込みで、散りもみじも風流かと野火止の平林寺に出かけました。
武蔵野の紅葉は懐が深い。
赤、黄、緑、美しい木々の雑木林が広がっています。
紅葉はまだまだ楽しめます。
野火止上水 JR新座駅から歩くと散策できます
(写真ネット借用)
平林寺は武蔵野に開かれた古刹です。 南北朝時代、 武蔵国岩槻に創建されました。現在の地(埼玉県新座市野火止)には、川越藩主松平伊豆守信綱により寛文3年(1663)に移転されました。信綱は家光の懐刀、知恵伊豆呼ばれた普代大名です。
伝松平伊豆守信綱座像 平林寺
(写真ネット借用 未公開)
平林寺の特色は、平坦な武蔵野の原生林に開かれたことにあると思います。
平林寺のHPにも、『寺号は、寺の伽藍が平坦な林野に見え隠れする様子から「平林寺」とされました。』とあります。
総門
総門裏
山門
仏殿
山の谷間に造営された鎌倉の建長寺、円覚寺は総門・三門から一直線に並ぶ禅宗様伽藍の奥には山がそびえています。平坦で広大な林野にある平林寺には軽井沢の別荘のような趣があります。
本殿への道
本殿の簡素な庭 樹の間に見えるのが本殿で、禅の専門道場になっており、丁度般若心経の読経が聞こえました
放生池
上皇陛下の御言葉
紅葉のメインは、境内林散策路です。東京ドーム9個分の広さです。
松平信綱一族の墓 整然として美しい
庭園の紅葉ではない自然の山野のもみじ
業平塚
松林
野火止塚 地名の元になった野火(山焼き)を監視する為の小山
光線によって紅葉の表情も変わる
拝観客の会話によると、雑木林の紅葉はまだ一週間はだいじょうぶだそうです。
拝観は16:00迄(入場締切15:30)
総門を出ると陽が少し傾いてきました。
道の向に「睡足軒の森」があります。平林寺境内林の一部ですが、昭和13年に、近代三茶人の松永耳庵が土地を購入して草庵を建てました。現在は新座市な公園として公開しています。
睡足軒
遅い昼食は近くのうどん屋「たけ山」さんへ
当地で創業54年
深谷ネギの鴨南蛮をいただきました
悲しいお知らせ
コロナの影響により、今月で営業終了閉店
七世紀の歴史、めぐる紅葉。
しかし今年の紅葉は昨年の紅葉はありません。
歩く人が替わり、周りの景色も変わるでしょう。
般若心経を唱える力強い声。
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