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2020年07月11日10:16

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ソシャゲと規制と:機械屋さんはかく語る その44

俺、アズールレーンってソーシャルゲームやってるの。
軍用艦をモチーフにした美少女キャラを使ったシューティングゲームなんだけど。
これ始める時、アプリの安全性を可能な限り調べたってことがあったんだ。サーバーはどこかや日本国内での管理元はどこになるのかとか。
と言うのもね。
これ、中国の会社のゲームなんだよ。

中国政府によるインターネット上の情報統制や検閲は有名な話で、中国の法にある「国が必要を感じた時は企業は持っている政府に提供しなければならない」というものが危険すぎると騒がれているのも周知の事実だ。
冒頭に話したアズールレーンというゲーム内にやれるチャットがあるのだが、規制がかかるワードの中には中国に向いた政治的なものも含まれているとかいないとか。
自分が知る限りでは天安門など比較的中国国内で規制しているのが知られているワードは確かにブロックされていた。
それでも中国本土よりはだいぶ緩いのだろう。

なぜこんな話をしだしたか。
きっかけは今回香港国安法が施行されたことで更に危険性が跳ねあがった。
今回の話に関わる部分だけ抜き出して書くとこんな感じ。

中国政府にたてつこうとする者は逮捕するけどそのものさしは中国政府が決めるよ。
それとこいつは過去にも遡って適用されるから、施行前に香港独立を訴えてたとしても逮捕するよ。
後この法律は中国人以外にも適用するし、発言者が外国人でありその国向けで発言したものであったとしても逮捕する事があるからね。

ただでさえ従来の国安法の絡みでファーウェイにインフラを握られるのを危険視ているのだ。今や生活に直結してると言ってもいい携帯のアプリから情報を抜かれる可能性は大いにある。
現に中国製アプリの使用を禁止する動きがアメリカやインドを中心に起こっている訳。
そのいい例がtik tokなのだが、日本国内ではまだあまりその動き自体も認知されていないようだ。

さて、アズールレーンというゲームの話に戻るが、日本の艦これやニコニコ動画に影響を受けた中国人が作ったゲームだというのは初期からやっている人は知っていたりする。
そんなせいなのか分からないが、結構中国政府に目を付けられる側のようでもある。なんせ「奴らはどんなものでも二次元美少女にしてしまう」と海外から恐れられている(?)文化にどっぷりつかってしまっているのだ。中国国内はさぞ息苦しかろう。
また、中国の企業と言うのは利益が出ると分かるや否や国が一切合切取り上げてしまうという風土がある。最近は週刊少年ジャンプに広告を出せるくらい収益が出る様になったのだ。そのリスクは頭にはあるだろう。

そういう意味で言えば、中国企業がこれからの政界情勢の変化にどう合わせていくのか注目するのも重要なのかもしれない。
なにせグローバルに展開している物が多いからね。



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