福井（駅前）Ｂ級グルメ、スパゲティ＆ピラフ専門店「イタリア」再訪、老舗の店「イタリア」ではいちばん新しいメニューの「ナポリタン」（6/20）

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福井駅前にあるユアーズホテルフクイの地下にあるスパゲティ＆ピラフ専門店「イタリア」。

創業昭和４６年（１９７１年）の福井では老舗のスパゲティ・ピラフ専門店で、今年の８月１５日には創業50年目に突入する。

ところが、ユアーズホテルを含む福井駅前Ａ街区は、２０２３年春の北陸新幹線敦賀延伸開業に向けた再開発事業の対象になっており、今年の夏頃には取り壊しになることが決まっている。

ユアーズホテルはすでに５月一杯で営業を終了することになっており、「イタリア」が創業50年目を迎える８月１５日までこのまま営業できるか心配していた。

前回ゴールデンウィークに訪問した際、今のユアーズホテルの地下で８月末まで営業し、その後市内に移転することが決まったとの話を聞き、とりあえず創業50年目は昭和の時代の雰囲気のままの現在の店で迎えることができることが分かり安心した。
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土曜の休みで特に用事もなかった６月２０日、昼飯はクルマで県境を越えて滋賀県の店へ野菜山盛りの名物料理を食べに行ってきた。
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16時前には福井に帰ってきており、夕飯は何を食べようか考えた。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、人との接触を避けるため福井駅前に出向くことが激減しており、福井駅前の「イタリア」へも１ヵ月以上ごぶさたしてしまっていることは認識していたので、この日は昼飯で十分に野菜を食べたから、夕飯は野菜を摂取することを考えずジャンキーなものでもいいだろうと久しぶりに「イタリア」へ。

これまでに「イタリア」では「トマトソース」のメニューから始めて「ミートソース」→「イタリアンソース」のメニューは食べたから、今回は普通の「ナポリタン（950円）」を食べておこうと注文。

調理が簡単な「ナポリタン」は開業当初からあったいちばん古いメニューかと思ったていたが、「なつかしい味 新しい味の発見 昔なつかしい………ナポリタン始めました!!」などと掲示されており、「イタリア」ではいちばん新しいメニューのようだ。

とは言っても、価格改訂して新しい値段を上から貼り付けてあったりして、聞けばナポリタンブームが再燃した頃に始めたとのことなので、少なくとも５年以上前には提供されているのは間違いないと思われる。

ともかく食べると、作るところを横から見える席に座っていたのだが、あらかじめ茹でてある麺を熱した鉄板で焼きそばみたいにバター炒めにして、それからトマトケチャップを足して炒めていただけだったのに、イメージしていたほどケチャップ臭くなく、塩気も効いており、水分も上手に飛ばしておりベタッとしてもおらずおいしい。

「昔なつかしい」感じの「喫茶店のナポリタン」とは全然異なり、「専門店がしっかりナポリタンを作ったらこうなった」とでも言えばいいだろうか、全然ケチャップ臭くなくてサラッとしておりさすがだ。

具なんか少量のたまねぎとマッシュルームしか確認できなかったが、非常においしく、あっという間に最後の１口になった。

ボリュームは少ないので完食してもお腹一杯にはならないが、昼飯に山盛りの野菜を食べているこの日は夜はこのくらいで十分である。

びっくりするほど旨い「ナポリタン」だった。