『新しい生活様式』
新しい生活様式、
というものが、今月初めに、
厚生労働省から公表されました。
感染予防のために、
食事の時は横並びで、
極力会話をしないで、とか、
人間らしさから離れた、
とても寂しい生活スタイルを、
その通達によって求められている、
という印象を受けました。
新しい生活様式、というのを読んで、
私には否定的な気持ちしかありませんでした。
しかし、ある日のニュースで、
この新しい生活様式を踏まえた上での、
ある居酒屋の実験的取り組みが紹介されました。
入り口から、テレビの画面越しに注文を取り、
席に座るまで誰とも接触せず、
テーブルにはiPadのようなものと、
自分の顔をはっきり写すための照明が用意され、
オンライン飲み会ができる準備がされている、
というものでした。
その取り組みを紹介した居酒屋のオーナーは、
お客様と直に接触できない分、
画面越しでも、今までの三倍の笑顔でもてなしたい、
という話をしていました。
何かができない、という事は、
できない分だけ、
今できる事でそれを埋め合わせたい、
という思いを発動させる機会が作られている、
という事です。
そういう意味で、新しい生活様式も、
否定的にばかり捉えなくてもいいのかもしれません。
2年前の胆振東部地震の際、
北海道中が停電となり、
灯りのない夜を過ごしました。
その時何より印象的だったのは、
星空がとても美しかったという事です。
何かが一時的にでも失われた際に、
初めて気がつかされることがあります。
社会が非常時の中にあっても、
新しい視点や考え方を身に着ける余地があって、
とても元気になれないと思えたとしても、
そこに、恵みを見出すことが出来ます。
そして、その恵みを誰かと共有できるのなら、
苦しみの中にあっても、
喜びと感謝を見出すことが出来ます。
神様が与えて下さっているものは素晴らしい!!
是非最寄りのキリスト教会に連絡してみてください。
何らかの新しい出会いがあります。
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