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2020年05月28日19:35

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茜屋時間 令和2年 令月その360回

 朝から忙しい あれやこれや 卵が三週連続で来た 代わりにレタスやフキを持っていく 今日はウドの新芽を持っていった 先週天ぷらにするとおいしいよ と渡したので 今回も天ぷらにすると云ふので スイカの新芽も三つ摘んであげた スイカは摘芯して他を伸ばす栽培なので つまんでも構わぬが 二度目の定植のは摘芯せずに栽培予定 その後柿の消毒へ 湿度が低いので意外に汗もかかず仕事ができた

 今宵の音楽は ワーグナー:『ニーベルングの指環』第3夜
 神々の黄昏
 『ニーベルングの指環』の最後の作品である『神々の黄昏』 この大河オペラの最後にふさわしく壮大なオペラだ 『ワルキューレ』ではブリュンヒルデというヒロインが 『ジークフリート』ではタイトルロールが活躍 この『神々の黄昏』のキープレイヤーはというと…  悪役のハーゲンでいいかな 

 【序幕】  昨日時間があったので除幕はすでに聞いて 第一幕から聞き始めすでに二枚目に入っている
時は神話の時代、舞台はワルキューレの岩山。3人のノルンたちがこれまでの経緯を話しています。ジークフリートとブリュンヒルデは幸せに暮らしていましたが、ジークフリートは武勲を求めて旅立つことになり、彼は妻に指環を残し、ブリュンヒルデの愛馬に乗って旅立ちました。
 
【第1幕】 ライン川近くのギービヒ家の長男グンターは 異父弟ハーゲンに一家が栄える知恵を問う ハーゲン グンターにブリュンヒルデを妻とするようにと 何も知らずにギービヒ家にやってきたジークフリートは薬を飲まされ グンターの妹グートルーネに求婚 そこでグンターは ブリュンヒルデを自分の嫁にという条件を云ふ ジークフリートは「隠れ頭巾」を使ってグンターに変装し ブリュンヒルデのもとへ そして彼女の指環をも奪う

  さて業平忌
 平安時代初期の歌人・在原業平の880(元慶4)年の忌日 平城天皇の子の阿保親王の第5子で 在原姓を賜って臣籍に下る 六歌仙・三十六歌仙の一人で 容姿端麗で情熱的な和歌の名手だったため『伊勢物語』の主人公と噂される 枕を共にした女性は若い娘から上は99歳まで その数は3733人と伝えられて 才女の小野小町の名も・・・

 しかし今宵は堀辰雄の「風立ちぬ」を読む予定 今日は堀辰雄の亡くなった日でもある 二年くらい前に 旧軽井沢にある茜屋珈琲店に何十年ぶりかで再訪 あれこんなに遠かったっけ そんな感じ 先代がいた頃の茜屋とはすっかりその雰囲気が違っていたように思う 何が違っているか指摘はできないが 昔日の印象がつよい所為か 付会すればそれで思い出になるだろうが 昨日読んだ むかしも今も ではなく むかしは今は そんな感じである
 飲んだコーヒーも今思い返せば味気ない 茜屋で飲んだのに茜屋ではないような感じ 軽井沢が変わったから茜屋も時代に合わせて自然に変換して来たのか その辺りの事情は長く軽井沢の茜屋に出向かなかったので良くはわからない 何しろ四十年ぶりの再訪であったゆゑ あったのは軽井沢ホテルに 奥のつるや旅館は確認しなかったが 万平ホテルにテニスコートは昔のままであった 不思議にまたの再訪の気配が自身にない しかし信濃追分方面には行ってみたい気はする 昔の記憶に この辺りを旅した記憶の断片が残るが そこがどこであった不明 現実の出来事であったのか 夢の記憶がまだ 四半世紀の時を経ても残るのか 自明ではない 胡蝶の夢か 薔薇を吐いた詩人 と堀辰雄を評したのは友人であった それゆゑに 

 「彼は麦わら帽子をかぶると大きな少女(おとめ)のように」

 見えたと云ふ
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