スパゲティには、缶詰やレトルトのソースを使うという人も多いと思います。何しろ簡単ですから。しかし、いずれの製品にも、L−グルタミン酸Naをメインにした調味料が使われています。一度食べただけで、脳に記憶されるような濃い味を出せるからでしょう。
L−グルタミン酸Naはあまりにもたくさんの食品に使われていて、知らず知らずにその味にならされてしまって、それが添加されていないと「物足りない」と感じてしまう人も少なくないようです。これはあまり好ましいことではないでしょう。
また、カラメル色素が添加された製品も少なくありません。カラメル色素は4種類あり、そのうちの2種類には、発がん性のある4・メチルイミダゾールという化学物質が含まれています。ただし、他の2種類は安全性にそれほど問題がないため、すべてが「食べてはいけない」とは言えない状況です。
マヨネーズは、卵と酢でできていると思っている人が多いと思いますが、そのほかに調味料や増粘多糖類が使われた製品もあります。調味料は、「味の素」の主成分であるL−グルタミン酸Naをメインにしたものです。
L−グルタミン酸Naは、もともと昆布に含まれるうまみ成分ですが、人工的に合成されたものを一度に大量にとると、人によっては顔から腕にかけて熱くなったり、しびれを感じることがあります。また、高血圧の原因となるナトリウムをとることになります。
増粘多糖類は粘りを持たせるもので、問題のあるものもありますが、何が使われているのか不明です。ほかに、「たん白加水分解物」が使われることもあります。これは、大豆や肉のたんぱく質を塩酸などで分解してアミノ酸にしたもので、添加物ではなく食品に分類されています。
ログインしてコメントを確認・投稿する