mixiユーザー(id:9389954)

2020年03月01日22:06

113 view

無観客でも、やらないよりはずっと良い。

■大相撲春場所、戦後初の無観客開催へ 新型コロナ対策
(朝日新聞デジタル - 03月01日 17:32)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5992649
来週の日曜日(3月8日)から15日間に亘って開催される大相撲三月場所について、日本相撲協会は無観客での開催を発表した、ですか。大阪市内で行われた臨時理事会の席上決まったようですが、先月26日に安倍晋三首相が新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、多数の観客が集まるスポーツ・文化イベントの主催者に対して今後2週間は中止や延期、規模縮小などの対応をとるように要請する方針を明らかにしたことに呼応し、通常の形態での開催、無観客開催、中止の3項目から選択としていましたが、昨日、一昨日あたりから協会No.2の立場にあるとされる事業部長を務める尾車親方(元大関琴風、協会理事)が「状況は厳しくなっている。(観客を入れる)通常開催はありえないと思う。中止か無観客になると思う。協会員、お客さんの安全を考える」とコメントしており、事実上、通常開催の可能性はなくなったと考えました。
年6場所行われる本場所の一つである三月場所(大阪場所、春場所)は大阪での開催であることに加えて、学校の卒業と合わせての入門の多いその時期から「出世場所」とも呼ばれ、新序出世も前相撲の成績から一番出世、二番出世、(年により)三番出世と何度かに分けて行われることがあって注目度が高い場所でもありますね。
その三月場所は、年6場所制になって以降平成23年に開催をキャンセルしたことがあり、前年から角界を震撼させていた賭博スキャンダルでの捜査の過程で警視庁が押収した力士の携帯電話中のデータを調べていた際に発覚した八百長スキャンダルにより力士の出場停止や引退勧告などの処分が大挙発生、本場所の開催が容認される社会情勢ではないとし、一月場所後の2月初旬に行われた協会の理事会で開催中止を決定した経緯があります。開催予定だった3月13日の前々日の金曜日には東日本大震災が発生しましたが、大相撲としては本場所取り止めによる活動自粛の最中であり、被災地、被災者へのお見舞いや犠牲者への弔いなどへは実質的に"蚊帳の外"とならざるを得なかった出来事でもありました。
平成23年の場合は協会内部の不祥事が原因でしたが、今回は外的要因であり状況が異なることもあり、開催中止を避けたいとの意向から無観客開催が選択されたと思います。NHKやAbemaTVによる中継は従前通り行われるようですが、記事では「場所中に力士が感染した場合は中止にする」としており、チケットの払い戻しなどについては公式サイトで伝える方針とのこととか。
桟敷席などからの観客の拍手も声援も野次も座布団の土俵への投下もない無観客での本場所であり、特に多くの観客の前での土俵に慣れている幕内力士としては前相撲や序ノ口、序二段あたりの番付の取組のように閑散とした土俵で本場所が繰り広げられるわけであり、その環境が特に上位力士の取組にどんな影響が起きるのかは何とも予測できないのがこの三月場所となるでしょう。とは言っても、"テレビ桟敷"の視聴者がメディアを通して観戦する中での場所であり、いつも通りに熱戦が展開されることを期待したいと思いますが……。
1 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年03月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031