正月の集中的ルームチューンの仕上げはEscort社のVentoの導入でした。
原理はQRDなどと同じですね。
アトランダムに高さが違うのはQRDと同じですが、微妙に角度も変えられています。
また裏面が硬質フェルトになっていて、一定の吸音性能もあります。
設置はスピーカー裏のフロント壁の拡散材がない部分に2枚。
取り付けは軽いので簡単です。
虫ピンより太めのもので壁に4箇所留めるだけです。
取説ではコインを使って虫ピンで壁にとありますが、うちのようなブナの合板壁では無理です。毎回ハンマーは必須です。
理想的な設置方法はこのようです。
うちの場合、横壁の一次反射部分はASKA社の韻での吸音。
後ろ壁は6度傾斜を付けた短冊板壁で乱反射させて前後のフラッターエコーを阻止しているので後ろにはこういう拡散材は不要です。
効果はとにかく自然な深い音場に尽きます。
適切なルームトリートメントは、目をつむると壁の存在がわからなくなりますね。
おかげで音場がスポイルされる前への指向性中心なホーンスピーカーからも奥行きが出ています。
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