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2019年10月30日21:48

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「それはいくらなんでも、いくらなんでも」

 もう忘れた人も多いかも知れませんが、森友公文書改ざん指示事件で、財務省の太田充理財局長が苦悶しながら答えた言葉だ。
 和田政宗という容姿が見苦しい自民党ネトウヨ議員から、「安倍政権をおとしめるために、意図的に変な答弁をしているんじゃないですか」ととんちんかんな質問をされた返答。
 エリート中のエリート太田氏はつづけて、「私は、公務員として、お仕えした方に一生懸命お仕えするのが仕事なんで」と語気を強めたが、公務員がお仕えするのは、一部の政治家大臣ではなく、国民ではないのだろうか。

 このところ、気象災害、相変わらずの政治腐敗、教育現場の荒廃と嫌なニュースばかりつづく。令和はそういう時代なのか。
 そこで、お気楽な明るい話題を。
 先日、ユーチューブ映像を見て、驚いた。
 クラシックの世界でも、女性指揮者は増えてきた。しかし、今回見た女性指揮者は、パーティードレスで登壇、指揮をしている。それはいくらなんでも、いくらなんでも。
https://www.youtube.com/watch?v=q0ly4puCnmQ
 後で確認したら、足下はハイヒール。指揮の途中で、転んだり足をくじいたりする心配はないのだろうか。
 これまでの女性指揮者の服装は、男性同様、黒のスーツに黒いズボン。女性らしさを消すかのように、ひたすら地味。スカートでは、ひらひらしすぎるし、舞台下の聴衆もまっすぐ見上げてよいものか目線が気になる。

 この指揮者は、ベアトリーチェ・ヴェネツィさん(Beartrice Venezi)というそうで、1990年生まれの29歳のイタリア人。日本のオケへの客演経験もあるそうだ。
 肝心の腕前はというと、なかなかのものらしい。プッチーニの管弦楽曲を集めたデビューCDが出たところ。
 彼女とすれば、好きなきれいな服を着て晴れ舞台に上がって、何が悪いのよというところだろうか。VIVAイターリア!
 固定観念を打ち破る人というのは、その行動だけですごいと思う。
 来年は、日本への客演もあるらしい。服装だけでなく、演奏でも高く評価されるといいなと思う。
 彼女のホームページでも勇敢な指揮姿を見ることができる。遠くない将来、指揮者の服装は、これが普通になるかもしれない。
https://www.beatricevenezi.com/
 その他ネット上の写真をいくつか。
 森友国会を乗り切った太田充氏は、財務省主計局長という国の予算を編成する筆頭ポストに出世している。こちらの方も、それはいくらなんでも、だ。
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