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2019年10月13日23:00

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【映画感想】はいからさんが通る ('87)

大和和紀の漫画が原作の映画『はいからさんが通る ('87)』を観ました。左藤雅道監督、南野陽子が主演の映画です。

先日観た、2017年と2018年に前後編で公開された劇場アニメが原作準拠だったので、ついでに原作も読み返したのです。その流れで、そう言えば南野陽子が初主演、阿部寛が初出演した実写映画もあったな…と思っていたのが、ちょうどアマプラで配信されていたのです。

約90分と言う長さは、私としては好きな映画の長さなのですが、この作品に関してはあまりにも尺が短すぎて、物語になっていないのが非常に気になりました。こういうの珍しくないですけどね。長編小説や漫画をたった一本の映画に詰め込んでしまうので何が何だか分からないことになっているの。

この映画も、一応原作にあった出来事は網羅しようという気持ちは伝わってきましたが、あまりにもひとつひとつのエピソードがおざなりすぎて、何の作品を観ていたのか分からなくなりそうでした。

でも、いわゆる南野陽子のアイドル映画だと思えば、まあこんなモンかな〜ってところですね。原作レイプと言うほどのこともなく、良心的だと言ってもよいくらいかもしれません。南野陽子と阿部寛の演技がアレすぎるのは、映画としては罪ですが、漫画原作の映像化と言う点では罪ではないと思っていますので。制約の多い中で、少しでも原作を再現しようという気持ちは感じられましたから。

でも、主人公紅緒の若い頃を再現するのに、南野陽子に無理矢理おぼこな化粧をさせて、なんだかフザケているように見えてしまうのは残念でした。戦地で行方不明になった少尉を思い、髪を切ってからは可愛らしくなっただけに余計にね。ラストのエピソードでウェディングドレス姿になった南野陽子は可憐でした!そのウェディングドレス以外も、とにかく南野陽子がいろんな衣装に着替えて出てくるのが、いかにもアイドル映画で良かったですねw

初めて観た時は大和和紀の原作との乖離ばかりを気にして楽しめませんでしたが、今観ると、これはこれで、こういう映画だったな〜と楽しめる、そんな映画でした。
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