mixiユーザー(id:14378644)

2019年09月11日20:35

136 view

【第44期 囲碁 名人戦七番勝負第2局】

■芝野八段が1勝1敗に=囲碁・名人戦
(時事通信社 - 09月11日 19:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5784819

張栩名人に芝野虎丸八段が挑戦する第44期名人戦七番勝負(朝日新聞社主催)第2局が、9月10日、11日の両日にわたって台湾台北市「シャングリ・ラ ファーイースタン プラザホテル台北」で行われた。
結果は、芝野八段が195手まで黒番中押し勝ちを収め、挑戦手合初白星を飾り、シリーズスコアを1勝1敗のタイとした。
消費時間は黒7時間21分、白7時間46分だった。
第3局は、9月17、18日に岐阜県岐阜市「岐阜グランドホテル」で行われる。

● 張名人、ホームで取れず ○
https://www.asahi.com/articles/ASM987WSTM98UCVL00D.html?iref=comtop_8_08

前半戦のヤマ場である本局、黒番の芝野八段が星と小目に対して白番の張名人が2連星でスタート。
黒は右下を二間に締り、白は右上へケイマに掛かり、黒は反対側へケイマに受けた。
白が左上をケイマに締り、黒は左下の三々へ侵入した。
黒の実利、白の厚みに分かれた後に黒は左辺を割り打ちして白は上側から詰めて黒は二間ではなくケイマに打った。
黒は上辺へ一間に挟んで白を攻めていく。
白は捌きに出て隅の実利を獲得して黒は右辺の模様を拡大させた。
続いて白は左辺の黒の攻撃を開始して左上の実利がジワジワと拡大した。
黒は切られたので、二つの大石を凌ぐ展開になっていく。
黒は先ず上辺側の大石を凌いだ。
白は黒にモタレながら、相手の模様を削って白地を拡大させていく。
封じ手の局面では白が黒を上手く攻めてやれる展開かという状況になった。
右辺へのモタレが左辺の黒への攻めにもなっている。
黒は眼の無い大石を中央へ進出させて凌ぎを目指していく。
白は当然ながら連絡を遮断しての攻撃を開始した。
そして、左下へコウ材を作っていく。
しかしながら、ここからの黒の粘りが凄かった。
白を切って攻め合いに持ち込んで行った。
右下の黒のタネ石2子を捕獲して大石も連絡を成就させて局面は完全に紛れてしまった。
対して白の代償が下辺の黒3子では割が合わなかった。
続いて黒は左辺から左上と上辺でヨセて勝ちを確定させた。

これで、芝野八段は初勝利。
負けて2連敗では大きく後れを取って劣勢になるところだったので大きな1勝である。
対して張名人は地元のアドバンテージを活かせなかった。
これで、前半戦は五分の分かれで中盤戦への突入となった。

1 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2019年09月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930