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2019年06月22日01:52

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「真昼の不思議な物体」「天使への手紙」上映会

昨日、国際交流基金アジアセンターの主催で、アテネ・フランセ文化センターで開催された、「インドネシア&タイ 映画におけるフォークロアとファンタジー」に行った。
タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の長編デビュー作である「真夏の不思議な物体」(83分、2000年)と、インドネシアのガリン・ヌグロホ監督の初期作品「天使への手紙」(118分、1993年)の2本が上映され、終了後、映像作家である金子遊さんと、音楽家の森永泰弘さんのトークショーも・・という、4時間半もの、長時間イベント。入場は無料だが、ただし、定員130人・先着順とのことで、少し早めに、アテネ・フランセに行ったが、最後まで、会場が満席になることはなく、全然、楽勝だった。
アピチャッポン・ウィーラセタクンの「真夏の不思議な物体」は、足の悪い少年と家庭教師の話を、タイ北部からバンコクまで、各地で出会った巷の人々に、自由に創作してもらって、なおかつ、それを演じてもらうという手法でつくられたドキュメンタリー。いかにも、アピチャッポンらしい作品だが、まぁ、いつものことながら、ほとんど何の説明もなく物語が進行するので、難解といえば難解。私の両隣の人は、上映中、完全に、寝ていた(笑)。出だしから、いささか、ハードルが高かったのか、2本目との休憩時間に、帰られる人もかなりいて、「天使への手紙」と、上映順序を逆にした方がよかったかも???・・とも。
初めて観た、ガリン・ヌグロホの「天使への手紙」は、インドネシアのスンバ島に住む少年ルワを主人公に、ボスによる殺人やレイプといった村の恐怖支配や、他の村との血で血を洗う抗争等を、様々な村の儀式を交えて描く作品で、運命に翻弄され、ルワは最後には殺人者として、矯正所に収容されてしまうので、まったく救いのない物語だが、少なくとも、難解ではなかった。
そのガリン・ヌグロホの新作「サタンジャワ」はサイレント映画で、日本では、森永泰弘さんやコムアイ(水曜日のカンパネラ)、インドネシアの演奏家による生演奏とのコラボで、7月2日の1日限り、有楽町の朝日ホールで、立体音響コンサートとして、上映されることになっている(14時と19時の2回)。最後のトークショーは、いわば、その宣伝。
「サタンジャワ」にも、まだ、チケットが取れるのであれば、行くことにした(来て下さいを連発していたので、多分、取れると思う)。
イベント終了後、あまり味が好きではないが、開いていた駅前の「ゴーゴーカレー」で、カレーを食べてから、帰宅。カウンター越しに、レトルトパックのカレーを、お皿に盛ったご飯にかけているのを、目撃してしまう。



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