トランプ政権は２期目の政権維持の為に対中国覇権抑え込み政策で国論の一本化を図り、協和・民主の支持を獲得しつつある。既に習近平は「中国製造２０２５」の修正に追い込まれてはいるが（９０日間の猶予期間中にアメリカの要求に譲歩せざるを得ない程、中国の財政の悪化が加速している証拠）、世界第二位の経済大国の中国の実力は侮りがたいものがある。
つまり世界第二位の軍事力を持たんとする中国の抑え込みには、地政学的に裏側にあるロシアの利用が効果的になる。国力は日本の１/3,中国の１/8ではあるが、北極海という大資源地滞に位置して、中国の進出に危惧している。今回のプーチンのいきなりの北方領土発言は、潜在的な中国の侵略があって、日本の援助を取り付ける作戦である。つまりトランプの中国抑え込みに協力せねばならない日本に、ロシアにも協力を要請したいがための、カードが北方領土なのだ。日本がトランプに中国押さえ込みの協力として、米軍基地の北方領土展開を抑えてくれれば、ロシアは返還が可能になり、日本との平和条約で、北極海の覇権とシベリア開発の援助並びに中国の抑え込みと、トリプルメリットが可能になる戦略が考えられる。
２島返還を思わせぶりに装いながら、三下官僚が諸条件で難癖をつけているのは、少しでも多額の援助を引き出すための、ロシア得意のせこい演技で、トランプの爪の垢を貰って、安倍首相は北方領土返還総理大臣としての栄誉を獲得するチャンスだ（笑）
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