無言歌は続く

　いまいち柿が熟さないので　今日はお休み　母が小鹿野のダイアが見たいと言っていたのでそこにドライブ　ヤクルト屋さんが9時にきて早速お出かけ　途中龍勢会館といふ道の駅に寄り昼を食べようと思ったら　食事処だけ定休日であった　しかし　ピンポン球くらいのおにぎりが五つ入った　しかも五つとも違った味のミニおにぎり　これで昼にしよう　といふことで二つ購入　それにパイナップルジュースを二つ　おにぎりはいろんな味が楽しめて面白い　しかし一つずつ残る

　今宵の音楽は　Disc38-39
● ヴェルディ：歌劇『ファルスタッフ』全曲

　ディートリヒ・フィッシャー＝ディースカウ（ファルスタッフ）
　ローランド・パネライ（フォード）
　グラツィエッラ・シュッティ（ナンネッタ）
　イルヴァ・リガブーエ（フォード夫人）
　ヒルデ・レッセル＝マイダン（メグ）
　レジーナ・レズニック（クイックリー夫人）
　フアン・オンシーナ（フェントン）
　マレイ・ディッキー（バルドルフォ）
　ゲルハルト・シュトルツェ（カイウス医師）
　エーリヒ・クンツ（ピストーラ）　他
　ウィーン国立歌劇場合唱団
　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
　レナード・バーンスタイン（指揮）

　録音：1966年　ウィーン　太った騎士ファルスタッフは　2人の女性に”同じ文章のラブレター”を送り　金の無心をしようと画策　しかし二股がバレて　そのやり方に女性たちは怒り　「ファルスタッフへの肥やし目工作」を画策　二人の女性が　「ファルスタッフの誘いに乗るふり」をすると　ファルスタッフは見事に懲らしめられ　懲らしめられたファルスタッフが「すべてこの世は冗談」と歌うのに皆も続いて　オペラも終わる　読書好きならこのオペラが　シェークスピアの
　ヘンリ−４世
　ウィンザーの陽気な女房達　　　に登場するキャラクターで　太った体で　大食いで　ずるくて　お調子者の性格を見いだすことができるだろう

　ダリア園でのダリアは　想像以上の規模とその花の美しさに圧倒された　ダリアはあんなに種類があるとは思っても見なかったし　かつまたあれほど大きな立ち姿になるとは想像だにしていなかった　http://www.ryokami.ogano.saitama.jp で概要はわかる　想像以上の花であった　二時間ちょっとのドライブ旅　道の駅でコーヒー豆と硬い豆腐を購入　たまには違ったところで購入したコーヒー豆を楽しむのも悪くない　早速明日の朝　食後のコーヒー　ドリップで淹れて何十年　左右でコーヒーが入れられるし　コーヒー屋顔負けだな

　蕪村の句に

　　　去年より又寂しひぞ秋の暮れ　　　

　といふのが突然口をついて出てきた　芭蕉じゃないよな　記憶が判然としなひが　間違っちゃいないだろう

　「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」

　と言って断頭台の露と消えた人がいた　“上から目線”のマリー・アントワネット　といふ風説が今も残る　実際は彼女が言った言葉ではないようだ　しかし　日本で織田信長が　通り一遍の残虐無道な魔王として描かれるのと似ている　そういえば今　津本陽氏の　下天は夢か（一） (講談社文庫)を読んでいるが　3/4ほど読んだところで又最初から読んでいる　珍しいことがあるもので　しばらく離れて話の筋がおぼつかなくて最初から　ではなく　なんとなく最初に戻って読み始めた　当然内容は読んだばかりなのでよくわかる　哲学者の密室　と云ふのも　読み返すかな　しかし本棚にあるこの単行本　いやに分厚いね