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2018年07月25日20:17

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男女雇用均等にしたなら、扶養は段階的に廃止しないと非婚化する

税制や福祉で被扶養の補助・控除枠があれば、それを使いたくなるのが人情というもので、疲労とストレスにまみれてフルタイム労働続けるよりは、できれば被扶養になりたい女性(男性)は一定数出てくる。

補助を拡充しろという声が大きければそれにつられて同調する人も出てくるので、男女雇用均等になっても昔の主婦前提の被扶養枠がなんとなく残ってしまい、主婦が有利な制度が残っていれば主婦願望も消えない。

収入が男女同等なのに、男性側に扶養義務の空気感が残っていると、限られたハイスペック男性やそもそも責任を取る気がない衝動的な男以外は、結婚のコストに耐えられなくて結婚とその前段階の査定である恋愛から退場する。普通レベルの男性は既にかなり多くの数が退場済みだと思う。

ネット上には給与上げれば良いという意見が多いが、男性の給与を上げたら女性の給与も上がるので、女性視点で見ると、自分を扶養し得るだけの収入がある男性の条件も上にスライドするから意味がない。
もちろん男性の給与だけ上げて女性は据え置きだったら差別になる。旦那の給料上げろ論も同じことで、男女雇用均等の現代では無意味な要求。

男性側に扶養の義務感があり、女性側に出来れば扶養されたい願望があるうちは、結婚のターゲットに成り得る男性は、収入が女性の1.5倍が目安という空気感はなくならないだろう。男女雇用均等の社会でそれだけの収入条件を満たす男性は僅かしかいない。



未だに扶養義務の感覚が残ったままなので、男性側からすると結婚はものすごくプレッシャーになる。その前段階の恋愛も同じ。非正規雇用だとまず自信を持てないし、正規雇用でもリストラされたり会社そのものが傾く時代だから、参加資格のハードルを越えられないと思っている男性は多い。

女性側は気に入らなかったら結婚でも交際でも、いつでもキャンセルして良い空気感がある。
扶養を保証できない男性は給与を十分に払わない雇用者と同じような扱いで、止めて何が悪いのですか? という空気感がある。

いつでもキャンセルされ得るリスクがあると投資が無駄になってしまうので、男性は責任感がある真面目な人ほど結婚を躊躇う。セクハラリスクへの恐怖感もある。

非婚化が進むにつれ、恋愛に結婚前査定の空気感が強くなってきた印象があり、恋愛と結婚は別だから恋愛は気軽にやったら良いではないかとは言えなくなってきた。恋愛と結婚ではなく、恋愛結婚でワンセットなのだと思える。



というように普通レベルの一般人同士だと収入は男女同等で、男性に義務が多い分、男性不利で女性の選択権が圧倒的に強いが、興味深いことにDQN男性ほどモテていて婚姻率が高い現象も見えている。

ハイスペック男性がモテるのは分かり易い。モテて当然だ。

ハイスペック限定婚活パーティは、男女比が1:5ぐらいになるそうだ。体感的な全体の空気感もそのくらいの比率だと思う。
(ただし適齢期女性の全てが恋愛・結婚市場に参加しているわけではない)

ハイスペック男性から見れば、普通レベル男性が競争に参加せずに最初から降りてしまっている場は、女性を選びたい放題なので好き勝手に出来る。若くてルックスが良い女性を次々に乗り換える時間差一夫多妻も可能だろう。
また、事実婚がブームとして煽られている感触なので、ハイスペック男性としては法的な拘束が緩くなってより都合良く時間差一夫多妻出来る空気感になった。

衝動的で無責任な男性にとっても普通レベル男性が競争から降りた状況は有利で、気の向くままに声をかければフリーの女性に当たる確率が以前より高くなった。
また、浮気な男性にとっても事実婚が主流になれば得する(損しない)ことが増える。



対普通レベル男性であれば女性有利だが、対ハイスぺ男性・対無責任男性だと女性不利になったと言える。

女性視点で見ると、ボリュームゾーンの普通レベル男性の多くが恋愛・結婚市場に不参加なので妥当なパートナーを見つけられる確率が低く、声を掛けてくるハイスぺ男性や無責任男性と交際すると、浮気・不倫・DV・モラハラ・ストーキング・リベンジポルノ・ヒモになって働かないなどで損する局面が増えた。

女性から見ても恋愛・結婚にネガティブな事象が増えてきたので、普通レベル女性も相当数が恋愛・結婚市場に不参加になってきたと思える。



扶養・被扶養の概念は子供にだけ適用にして、配偶者間は廃止にして行かないと、たぶんずっぽり非婚化・非恋愛化してしまうだろう。扶養の義務感は普通レベル男性を結婚から遠ざけるバイアスがかかるので。

結婚は女性だけでは出来ないので(同性愛者は除く)、ボリュームゾーンの普通レベル男性を市場から排除して行けば、女性も多くが非婚化する。結婚出来ないのはもはやモテない男だけではない。

非婚化した場合、収入の高低がそのまま生活レベルになる率が高くなるので、主婦型結婚文化時代に学齢期を過ごした女性は稼げる職能が身についている人が少ないから格差の下に入り易くなる。

非婚化して介護担当者としての嫁が減少すると、親は息子よりは娘に介護して欲しがるので、女性の介護負担は嫁時代よりもむしろ重くなる。義父母は捨てられても実父母は捨てられないし、結婚していなかったら夫の経済力抜きで介護負担が掛かってくるから。

扶養の廃止が遅れれば遅れるほど、結婚も雇用も福祉もミスマッチが増えて、下にはみ出す人が増える。
下にはみ出した人を補助するために税を消費するので、全体では増税傾向になる。
増税すれば、働けども働けども楽にならざるになる。
理論的にはそれが見えていても、気持ち的に扶養はなかなか廃止出来ないだろう。


■20〜30代未婚者の4割超「結婚願望なし」 理由は「恋愛・結婚自体が面倒」「人付き合いが苦手」「趣味に力を入れたい」
(キャリコネ - 07月25日 07:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5214710
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