外資企業がプラスチック製ストローを廃止する理由として、アメリカはプラスチックごみを埋めて処理しているから、海辺の処理場から風で飛ぶような細かいプラスチックごみが流れることが多いのだそうだ。
欧米にはそんなにストローのポイ捨てが多いのか? と思ったら、個人のポイ捨てが川や海に流れるのではなく、事業者ゴミから大量に流出していたということだった。
日本の焼却場は高温燃焼でダイオキシン発生を抑止するので、プラスチックも燃やしている。むしろプラスチックごみが燃料になっている。
アメリカはなまじ土地が広くて埋める場所に困らないから、コストをかけて性能が高い焼却場を作るよりは埋める方が手っ取り早いからそうしてきたのだろう。目先のコスト優先でそうやってきたら、細かいプラごみが海に流れて海洋汚染する結果になったわけで、それを後付け対策でエコをアピールするのは馬鹿馬鹿しいと思える。
ストローメーカーの試算によると、紙製ストローはプラ製の4〜10倍のコストだそうで、かつ30分ぐらいでふやけて使えなくなるので、長居するなら複数本のストローを使わないといけない。その分のコストはたぶん飲食料金に転嫁されるだろう。
まぁスタバでストロー付きのドリンク飲む層は、エコのために一杯の値段が10円かそこら上っても気にしない層だとは思うが。
割り箸は他国では贅沢品だが、日本では間伐材を使っているからむしろ低コストだった。他国と日本では前提となる環境が異なるので、なんでも欧米追従すれば良いというものではない。
しかしスタバやマックがやるなら、それが正しくて意識が高いということにはなるだろう。
■米スタバ、使い捨てストロー廃止へ=20年までに全世界で
(時事通信社 - 07月10日 09:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5193397
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